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ボルネオ島キナバル山に登ってみた5〜下山〜

頂上からラバンラタへ

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登頂成功の歓喜?
そんなもの上げる気力も体力もなく、
10分ほどの頂上タイムで下山を始めます。

早く登れば頂上を満喫できるのですけどね。

なぜかというと、今日中に下まで降りて、家に帰るのですよ。

来た道をひたすら下り、ラバンラタに到着しました。

ラバンラタで再び食事。

何を食べたか記憶もないほど疲労困憊。しかし、10時までにはチェックアウトしなくてはなりません。

「ここでもう一泊したいなぁ」

実は、料金は跳ね上がりますが、ベッドが抑えられれば可能なようですよ。

ティンポンゲートを目指して

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10時少し前、荷物をまとめて下山開始です。

相変わらず1番後ろを歩いている私ですが、再び歩けなくなって来ました。
足の指が痛い!!
頂上に着く前から違和感はあったのですが、今は足を着くと激痛が走ります。

半分くらいまで来ると、前を歩いていた友人たちも見えなくなり、後ろからどんどん抜かれていきます。

下山してからわかったのですが、足の指の爪が死んでました。
両足親指、右足薬指、左足中指の4本です。

感覚的には、指に大きな血豆が出来て、きっと破けているんだろうな、と言った感じ。
靴を脱いだら血まみれだろうと思いながら、トボトボ下山。

休憩場所に案内掲示がこまめにあって、自分の位置が分かるのがありがたかったのですが、次第にそれを見て落胆もしました。
歩いても歩いても先が長いのです。

ガイドに
「あと何キロ?」
と聞くこともやめ、目の前の道をひたすら歩くことに。

「なんで登ろうと思っちゃったんだろう」
と悔やんだのですが、登山はやめられるけど、下山はやめられない。
ゲートが閉まる前にティンポゲートに到達しなくてはなりません。

追い討ちに雨が降ってきました。
ラッキーなことに、天候に恵まれて、これまで1滴の雨もなかったのですが、、、
ここにきて雨です。

小ぶりだったので濡れたい気分でしたが、
ガイドが着ろというので、レインコートを出すことにしました。

そこから約1時間、やっとティンポンゲートに到着です。

こんなペースで付き合ってくれたガイドに大感謝!
さぞ歩きにくかっただろうな。

送迎のミニバンに乗り込み、公園入り口に戻りました。

最後の食事

下山が終わると、公園入り口にあるレストランで食事が出来ます。
が、私が下山した4時半は片付けられていました。

まだレストランで休んでいた友人が、ブュッフェを持ち帰りにしておいてくれました。
感謝!!
実際、食べる気力もなかったのですが。

ミニバンに乗り込み、コタキナバルへ。
私の下山が遅かったため、ミニバンは貸切で、横になって寝て帰ってきました。
途中テリポック辺りで目が覚めましたが、次の景色は見慣れたリカス海岸でした。

夕方の渋滞に巻き込まれ、午後7時にコタキナバル観光案内所に到着。

キナバル登山4回目というローカルの友達は
「まだダンスができるわ」
と言っていたそうです。
すごいな、、、

登頂証明とネームカード

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登山前にもらうネームカードです。
裏にはナンバリングと名前が入ってるんですよ。

無事、下山すると登頂証明がもらえます。
これを玄関の棚の上に飾ってみました。
脳の働きが悪かったからか、キナバル山登ったことが夢みたいです。

記憶にございません、ってな状態。

この証明を見てると、あとからじわじわくるんですよ。

ネームタグと登頂証明は、コタキナバル生活の証です。

ちなみに、死んだ足の親指の爪は、完全に再生するまで1年かかりました。

もう一度登りたいかって?

登山はいいけど、下山がいや。
ヘリコプターで迎えがくれば登ってもいいかなぁ。
なんて言ってましたが、
機会があったらもう一度登ってもいいかな。
次は、キナバル山の自然を楽しみながら登ってみたいですね。



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