マレーシアでポリスレポートをとって州間移動
COVID19の影響で州間移動が禁止されている状況下、パスポートの更新でペナンに行かねばならなくなりました。
公の理由がある場合、ポリスに申請をして「ポリスレポート」なるものを書いてもらう必要があります。
申請に必要なものは?
⚫︎ID(パスポート)
⚫︎パスポートのコピー2枚
コピーは自分が所有するレポートと警察側が保管するレポートにそれぞれ付けるため必ず2部コピーを取っておきましょう。
同行する人の分も必要です。
申請方法は?
最寄りのポリスへ行きます。
ローカルの人が申請に行ったところ、移動日の前日でないとダメ、とか、短パンで行ったところムスリムフォーマルでないとダメだ、など結構厳しい話を聞きました。
一回では済まないと思い余裕を持って数日前に用紙を貰いにいってみました。
密を避けるため、駐車場にはられたテントで申請書が欲しい旨を伝えてみたところ、、、
「代わりに書いてあげるよ。マレー語だから無理でしょう。」
とポリスのお兄さんが代筆してくれました。
その上、
「いつ行きたいの?」
「何日行きたいの?」
えっ!何日も行っていいんですか?
以前パスポートの更新でポリスレポートを申請した人は、バスを利用したため日帰りでは物理的に無理で、頼み込んで1泊できるようにしてもらったと。
コロナの関係でバスも電車もフェリーも数が減っているんです。
そんな訳で用紙をもらうだけのはずがトントンと事が進んでしまいました。
途中、空いているパイプ椅子にどっかり腰掛けたインド系のおじさん。
ポリスはその人に
「大使館ってなんで略すんだっけ?」なんてタメ口で確認し、書類作成が完了。
インド系おじさんに
「はい。これでいいでしょ」と渡すと
なんと!
インド系おじさんがスタンプを!
そうこの方がボスだったということです。
拍子抜けでしたがあっさりポリスレポートをゲットできました。
何を書くの?
とは言え、どこのポリスでもこんな風にやってくれるとは限りません。
田舎町でヒマ(失礼な)なんでしょう。
大きな都市の混み合ってる警察署では自力でやらないとならないですよね。
何を書くのかというと、、、
名前
ID
電話番号
住所(所在地)
行き先
行く日付
理由※
※の理由は文書で書きます。
私はパスポートの更新をするため、ペナン日本領事館に行く、といったような内容
マレー語で書くのが好ましいのでしょうが、英語で書いていってダメならポリスに訂正してもらうのが確実かも知れませんね。
ペナン州に入る
さて、行ってきました。
ペナン島。
高速を走り2時間ほどでペナン大橋手前、インターを降ります。
4レーンほど検問所が作られて、1台ずつチェックしていきます。
ポリスレポートを取り出してスタンバイok!
ところが、私の並んだレーンの軍人さんはちらっと見て手で「行け」と合図してます。
隣のポリスは細かそうにチェックしてるのに?
せっかくもらったポリスレポート、ここしか使わないのに!と窓を開けて見せるもチラッと見てok
えーーー?
拍子抜けでした。
ペナンではショッピングモールで買い物をし、日本食を食べ、
マッサージまで行ってきました。
もちろん、パスポートの申請は初めに行きましたよ。
ペラ在住者は朝のうちに行けばその日の夕方にパスポートを発行してもらえるので、待ち時間がたくさんあるんです。
ペラに戻る
なくても良かったんじゃないか、というポリスレポート。
日もどっぷり暮れた10pm、最寄りのゴペンインターを降りると、、、
なんと料金所にポリスが数名。
チラッとこちらを見て料金の確認をしてます。
金額で州を超えてるのは一目瞭然。
「家に帰る」と言って検問を抜けようと思ってましたが、きちんと話すことにしました。
⚫︎ポリスレポートを見せる。
⚫︎ペナンの日本領事館に行ったことを説明
⚫︎息子の更新したパスポートと古いパスポートを提示
⚫︎私のパスポートも提示
⚫︎運転免許証の提示
日付やら名前やらチェックして
「今からどこに行くの?」
「家へ帰る」
「ok」
10分弱、事細かにチェックされました。
ポリスレポートはいつどこで使うか分かりませんね、、、
ちなみに、ポリスレポートにはPKP(RMCO)あてとPKPB(CMCO)あてがありました。
行き先の州の状況におうじるようです。
私の書類はPKPの後にポリスが手書きでBを付け足してました。
州越え、お気をつけて。