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マレーシア最大のマングローブ「Mantang Mangrove Forest Resorve」

マングローブって知ってますか?

マングローブ林という言葉は聞いたことがある人もいるでしょう。
これは木の種類ではなく、熱帯地域や亜熱帯地域の河口に生える植物のことを指すんですよ。
湿地帯なのでwet landと呼ぶこともあります。

日本にも奄美大島や沖縄などの亜熱帯地域に見られます。

マレーシアにはたくさんのマングローブがありますが、中でも1番大きくて、ユネスコ認定されているものがペラ州のタイピン近くにあるのです。

どこにあるの?

ペラ州タイピンからおよそ30km、ペナンからも車で2時間弱で到着します。
町の名はkuala sepetang(クアラ•セペタン)です。

行き方は?

KLやイポーなどの大都市からツアーが出ているようです。

タイピンからもツアーもあると思うので、探してみてください。

バスやタクシーが走っている町ではないので、個人で行く場合は、タクシー車で行くのが良いでしょう。
帰りのタクシーは拾えないと思うので、行きのドライバーに事前交渉しておくのがおすすめです。

10kmほど離れた場所にsinpang(シンパン)という町がありますが、私の予想よりも大きな町でした。
kuara sepetangは村ですがsinpangは町です。

KFCがあるとかMacがある、というレベルですが、ここならばgrab taxiが拾えそうです。

時間があればsinpangまでバスで行き、そこから先の方法を考えてもいいかもしれませんね。

エコパーク

入場料 大人RM5/子どもRM1

Mantang Mangrove Forest Resorve

add:20, Kuala Sepetang Police Station34000 Taipin Perak
tel:+60 12-514 5023
HP:http://www.kualasepetang.com

上記はローカル価格です。
外国人料金の設定があるかどうかは分かりませんが、パンフレットに特に記載はありませんでした。
ゲートを入ると左手に小屋があり、ここで支払いです。

マングローブへの入り口は数カ所あります。
ゲートを入ってすぐ右手に曲がったところがメインの入り口のようです。

マングローブに入ってすぐにGAZEBO(展示室)がありました。

マレー語のみですが、おじさんが説明してくれます。

マングローブの木を木炭にする窯の模型などがあり、輸出される木炭やその説明が展示されています。

マングローブで暮らす動物や昆虫なども展示されていました。

ルートはきちんと舗装されていて、どんな人でも歩きやすくなっています。
気の間から湿地帯が見えるような道も楽しいのですけどね。
お年寄りやや小さい子どもでも歩けるようになっていますよ。

マングローブの木にも針葉樹と広葉樹がありますが、広葉樹が多い印象です。

マングローブはサバ州で何か所か行きましたが、どこもうっそうとした森でした。光を求めて木々が上へ上へのび、根を這わせています。

しかしここのマングローブは陽の光がさんさんと照っているんです。

マングローブの木は1種類ではないと書きましたが、それぞれに適した場所に根をはるのだそうです。

こちらがマングローブの種です。

この棒のような物が木から落ち、湿地に刺さって新しい木ができるんです。

実のような物がついてる方が下になります。
1枚目の種と2枚目の種、種類の違いは分かりませんが、明らかに大きさが違いますよね。

川よりも内陸に入るこの辺りは、陸地に近く川沿いの木々とは違いました。

途中、植林されたばかりのマングローブを発見しました。

ところどころに苗くらいの木が見られます。

この理由はその後判明しました。

先に進むと川に近づき、林の様子や木が少し違うのが分かると思います。

川沿いにはヴィラが5軒ほど建っていました。

入口の反対側はマングローブリバーです。夜中にくる野生動物や早朝のバードウォッチングが部屋からできそうです。

※2020年8月現在、リノベーション中のため宿泊不可。来年できるといわれましたが、正確なことは工事が終わらないと分からないでしょうね・・・

湿地に住むカニや鳥、トビハゼを見たり、種を拾って湿地に植える(投げる)などしながら、のんびり歩いておよそ1時間程度。

入口から5分位歩いた別のゲートにでます。

マングローブボートツアー

船着き場があり、ここからマングローブリバーに出ることができます。

閉まっているオフィスを覗き、のぼりに書かれていた電話番号に電話をしてみました。

ボスは仕事でイポーにいましたが、今からボートを出してくれないかと打診したところ、友人を紹介してくれることになりました。

現在Mangrove Forestのボート乗り場は閉まっている(covid19の影響で観光客が減ったからか、リノベーション中だからかは分かりません)そうで、街中のボート乗り場から船に乗ることになりました。

本当は手漕ぎボートでマングローブの奥に入りたかったんですけどね。

ボートは村からMangrove Forestに向かいます。

川沿いのマングローブはサバでみたマングローブと同じでした。

この町ならではの景色といえば、川沿いに暮らす人々の暮らし。

カンポンアイル(水の村)です。

入口は道路に面しているのですが、リビングに続くテラスは川の上。

壁があるのかないのか家の中が丸見えで、家の中で家事をしていたり涼んでいたりする様子が見られます。

町中にあった謎の橋。

よく見かけるのは、線路を超えるために作られたバイクも通れる陸橋なのですが、この町には電車は通りません。

マングローブリバーを挟んだ2つの集落を結ぶ橋で、この橋が出来るまでは町の行き来は船で行っていたそうです。

1回20senだったそうですよ。

橋ができたため船での行き来はなくなりましたが、桟橋は今でも残っています。

ここのマングローブは30年経つと伐採されてしまうそうです。

切られた木は木炭となり、輸出されます。その70%が日本へ行くのだそうです。

炭火焼は確かに美味しいですが、貴重な自然を使っていたんですね。

伐採した後は植林されます。しかし、マングローブの苗が成長するには20年はかかります。

マングローブで生活する動物の住処が減っているのは知っていました。

この問題はボルネオ島でも深刻ですが、こんなにも日本人に近い問題だとは思わなかったのです。

BBQの時に使った木炭は、もしかしたらKuala Sepatangのマングローブツリーかも知れませんよ。

帰りにフィッシュファームに立ち寄ります。
ここはツアーお決まりのようですが、特に何かを買うわけでもなく、魚の餌やりをさせてくれました。
人数がたくさんいたら有料なのかもしれませんね。

こちらは生きたカブトガニです。

帰りには鷹の群れが見られます。
このタカは海にまいたエサ(魚)を採りにくるんですよ。

なぜここだけに集まるのか聞いたところ、エサをまくポイントは決まっていて、ボートの汽笛をならすと集まってくるそうなんです。

間近で見られるタカに大興奮です。タカと言えばランカウイ島ですが、この辺りでも見ることが出来るんですね。

水に浮かぶ魚を足でさっと採り、器用に体を曲げて食べるんです。

マングローブをツアーで訪れるならば、植林体験が含まれてるものがおすすめです。

どろだらけになりますが、自分たちが消費しているかもしれないマングローブツリーを自分の手で植えてみたいですね。

夜はマングローブのホタルツアーもあります。
日本のホタルよりも小さく、木々に止まって光る姿はクリスマスツリーのようですよ。
この時はお客さんが海外から来ない時期だったため、ホタルツアーはありませんでした。
ホタルは他でも見られる場所がたくさんあるので、一度は見てみてください。

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