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化学変化 その1
こんにちは、石嶌之広です。
さぼりさぼり通っている陶芸教室。
県工芸展に出品する作品に少しずつ取り組みしています。いつもより大きい作品を作っていますが、出品作品の中ではとっても小さい大きさ。
小さくても「いい感じ」の作品にしたいと思っています。
今回は、化学変化です。
ずいぶん前に、「いつやるの・・・でしょ」という言葉がはやっていました。
とってもはやっていて、学生の多くがこの言葉を知っていたと思います。
影響を受けて実際に、なにかしらの「行動」が起きた人がいたのではと思られるのですが
それは「極わずか」またはやってみたけど「すぐに元に」ではないかと思います。
何故ならば面白いだけの言葉だったからです。
言葉だけでは、「やる」という自律的行動は起きにくいものです。
もう少し言えば、呼びかけに「今すぐ」という言葉があったとすれば、それは先延ばしの言葉であってもうすでに遅い。
「いつやるの・・・でしょ」
もし・・・のところに「昨日から」という言葉が来たならば、もしかしたら「この人やるなあ」と私も思ったかもしれません。
そろそろ本題に入ります。
じゃあ、どうしたら「やる」という自らの意思によるものが起きるのでしょう。
その思考の中のひとつに「化学変化」というのがあると考えています。
いままでやる気がなく「行動しない人」という状況だった。
しかし「行動している人」という状況にかわっていく。
それは、化学変化によって別人になるというようなことです。
誰かの呼びかけだけでは、それは起きない。
その言葉を自分に置き換えただけでは、それは起きない。
変化させる一つの方法は、外部から熱を加えること。
もしくは、熱のある物質の中に投じること。
それによって、原子の結合が組変わり別の物質になっていく。
勉強に熱心な学生が集まる塾に行くこと。
「熱心な学生のもつ熱」が化学変化を生じさせるかもしれない。
いままで学校テストしか知らない子が模擬試験を受験。
まったく歯が立たなかったという経験と、後日の勉強でそこにあった難解な問題が理解できたという経験。
そこで「生じた自らの心の熱」が、次への行動につなげることになるかもしれない。
いずれも場合も「体験」が化学変化をもたらす熱に関わっています。
体験のためには、行動が必要。
化学変化のためには、行動があるということです。
その行動は「今すぐ」という一瞬でも先延ばしにするようなことではなく「すでに」ということです。
そのあとに「やる」という自らの意志による変化が起き「すでにやっている人」という別人になりうる可能性がでてくる。
行動によって、熱が生じる機会がある。
行動している、熱を生じる機会があるとき「反応する機会」を意図的に作るのが、保護者であり、私たちの役目です。
すでに「行動」があるときには、変化し得る反応を言葉で後押しすることができるかもしれません。
今回は、以上です。