![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85860717/rectangle_large_type_2_1b96de1e4c153eaf1ffd9cdbb5f6de8b.png?width=1200)
Vol.4 DRIVEの中身はどうやってできたの?! SAPPORO Incubation Hub DRIVEの魅力とは【後編】
「DRIVEってかっこいいですね…!」
これは、訪れた方が一度はつぶやく言葉かもしれません。(ありがたいです…!)
このかっこよさの裏側には、驚きのこだわりが詰め込まれていました。
そして、ただかっこいいわけではなく、たくさんの人や歴史のあたたかみを感じられる場所なのだとか。。。その秘密を一緒に探っていきましょう!
(執筆:インターン山口りほ)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85786283/picture_pc_475b1a2bea55099ac808a51810b56b9e.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85786298/picture_pc_c0f2d9ce992b7401beb75748f7502e18.jpg?width=1200)
銀色に輝く入り口がかっこいい…!さあ入っていきましょう!
CO-WORKING SPACE / コワーキングスペース
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85786327/picture_pc_eb0bf09614fe2a927daefab95093489c.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85786328/picture_pc_75e170c9c3e19bbf2165b56212ce383e.jpg?width=1200)
中には、このように洗練された空間が広がっています。この空間を考えたのは、中央図書館のリノベーションにも関わった設計士の福井さん、大工の中原さん、(株)大人の五十嵐さんの3人。ケンカするほど(?!)互いのこだわりをぶつけ合った結果、こんなすてきな、カオスな場所が出来上がりました。例えば、照明の色一つにおいても、かなり話し合われていたのだとか。。。
DRIVEといえば、丸見えの天井と銀色の床。以前あった天井を思い切って壊してみたらかっこよくて、カーペットも剥がしてみたらこんなかっこいい床が現れて、それらを生かしたい!という考えは、全員一致でデザインされました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661913102436-MzOtqQksre.jpg?width=1200)
基調となっているシルバーの壁。よくよく見ると普通の銀の板ではないような。。。そうです、これは「サッパン(刷版)」といって、北海道新聞社さんが新聞を刷る際に使われていたものです。このピカピカのアルミの裏にも右側のような原稿が隠れていて、これを裏にしたり表にしたりして壁が作られています。北海道新聞社さんが作られた場であることを象徴していますね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85786606/picture_pc_5c0d7a4ea7cb2da31d591b7d02e3ae95.png?width=1200)
このシルバー色で囲まれた空間の中に、ちらほらと木材も目に入ります。カウンターやeスポーツブース、受付など、人の会話が生まれる場所に使われ、その場をあたたかい空気で包み込んでくれています。
この木材、実は胆振東部地震で解体してしまった厚真町の納屋の床に使われていた被災木なんです。昭和45年に建てられた納屋でした。さらに、歴史を辿ると、明治時代に建てられた専厚寺のために製材された木材でした。つまりこの木たちは、お寺→納屋→DRIVEという3度目の人生を過ごしている最中なんですね。DRIVEは北海道の最先端を走り続けようと奮闘していますが、これは今までの北海道での長い歴史の上に成り立っているということを再確認させてくれます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85786637/picture_pc_a6edee6dff24ddce79623f4d2f6432a1.jpg?width=1200)
また、堂々と異彩を放っているのが、大きな生花。これは「世界一花を愛せる国を作る」を理念とするGANONさんに毎週お願いしています。GANONさんとは、フラワーロスキャンペーンで出会いました。コロナでお花が売れなくなったときに行われたプロジェクトにDRIVEが参加。1年間の契約をGANONさんと結んだことにより、GANONさんにも喜んでいただき、DRIVEはお花の華やかさや彩りがもたらされるようになったという、心温まるストーリーがあるんです。
毎週、一つ一つのお花の名前を丁寧に教えていただけるのだとか。毎週のお花は、DRIVEのInstagram、Facebookのストーリーで確認できるので、ぜひご覧になって、お花たちに会いに来てください!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85786810/picture_pc_708b312f7e04331fab977082d8c8a9c7.png?width=1200)
さあ、ではコワーキングの外へ行ってみましょう!
あ、ちなみに、このハンドルにもこだわってます。DRIVEという名前なら、ドアノブはハンドルでしょ。ということで、実は高級ハンドルメーカーNARDIのもの。。。わかる人にはわかる代物です。
EVENT SPACE / イベントスペース
![](https://assets.st-note.com/img/1661831930123-sTi4b5hF2i.png?width=1200)
なんの変哲もないように見える廊下ですが、よく見るとカラフルな色で囲まれています。以前入居していただいていた函館島さんのご協力の下、運営やスタッフとともに塗った思い入れのある壁なんです。またこの色は、北海道を想像させる名前がついていて、塗料としても環境にも優しい函館島さんこだわりのものです。道民としては、懐かしさ、安心感をどこか感じさせてくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661832338755-7MdOtnVOeT.jpg?width=1200)
イベントスペースにも、サッパンを使った扉!そこを開けると真っ白な空間が広がっているんです!
MEETING ROOM & SHARE OFFICE / 会議室&シェアオフィス
![](https://assets.st-note.com/img/1661832459339-drQThITblQ.png?width=1200)
もう一つのハコは、会議室とシェアオフィス。
目の前には、ドーンと壁画が迎え入れてくれます。留萌にある中学校の美術の先生でありつつ、個人としてアーティスト活動をされている米澤さんが書いてくださいました。DRIVEが見たことのない景色が見れる場所になるように、いろんな場所からいろんな人が集まってなにか生まれる場所になってほしい、そんな思いが込められているそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1661843825873-wvY9nyHOoy.jpg?width=1200)
また、壁画はここだけではありません。会議室は、デザイナーのnatteさん(三木 奈津美さん)に描いていただいています。会議室は2つありますが、どちらもDRIVEが終わるときに完成する「変化し続ける会議室」というコンセプト。時々描きにDRIVEにいらっしゃいます。
ちょうど先日、会議室2の壁画が更新されました。制作過程はnatteさんのツイートからご覧いただけます。この壁画が、今後のDRIVEに来てくださる方々の頑張りをそっと後押ししてくれるように感じます。このぬくもりを感じに、来ていただくのももちろん大歓迎です!
おおきな馬と「don't be in hurry.(焦らないで)」の文字の意味▼
馬はほんの100年前まで車や重機の役割。世界は大きく変わって課題もりもりだとしても、生活はたのしくあれる。
"ゆっくり歩くと必ずたどり着くから、きっと大丈夫"
古今東西、変わらぬ願いを描きたいと思いながら制作しました。
以上、DRIVE探検記でした!
でも、これはDRIVEのほんの一部分。まだまだDRIVEの秘密はありそうですし、今後もアップデートされていくのだとか。。。
しかけが多く、日々進化を続けるDRIVEを、
これからもよろしくお願いします!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(株)大人社について
株式会社大人は、「北海道から世界をちょっぴり面白く、クリエイティブに」を掲げ、さまざまなことを企んでます。企みの様子は、こちらから!?
HP:http://otona.be/
Facebook:https://www.facebook.com/sutekinaotona/
Twitter:https://twitter.com/StudioOtona
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー