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漫画『マナビヤ。』イメージ 2000
✏️玉川重機(旧ブログより転載 2008年7〜8月の記事です)
須賀 あやの
過疎の村の廃校を定時制高校にするという漫画を描いたのは2000年頃になるのでしょうか。
題名は『マナビヤ。』
その定時制高校の若き教師・須賀あやのの設定画です。
この漫画は連載ネーム2本きりましたが、編集長の了解が出ませんでした。
玉川のハヤ子のファンでいてくれた編集さんの落胆ぶりに、自分の漫画描きとしての力のなさに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
この漫画を描くために山奥の廃校に取材に行ったのも、懐かしく、いい思い出です。
↑雪山の廃校と玉川
過疎の定時制高校の教師となる須賀あやのは、一度教師をやめたという設定になっています。
傷つきやすいけれど、それでも無理矢理前へ行こうとして、壊れてしまった人。
廃校が学校に再生する姿とあやのがまた教師として人として立ち上がって行く姿を描いて行こうと思っていた漫画でした。
『マナビヤ。』の過疎村の定時制高校の教師、「須賀あやの」の設定画が
まだありました。
本当に、この漫画を描きたかったんだなぁ。
吉川校長
『マナビヤ。』にでてくる廃校の元校長だった吉川のおじいちゃん。
廃校が定時制高校になった時ふたたび校長になります。
キレ者で、人生の重みを自らの経験から語る賢者的な所がありながら、なかなかのスケベ。
自分で驚いたんですが、久しぶりに『マナビヤ。』のネーム読み返したら、おもしろかった。
「あれ?おもろい」と思った。
ただ、漫画を美味しく食べたいと思ってる読者(編集含む)と、当時、壊れかけてた玉川の間にずれがあると思った。
その「ずれ」を直して、なんか、原稿にしたいと思いました。
読んでいただく人に美味しく漫画を食べてもらいたいと今、心から思う。
これを、創作意欲というのでしょうかっ。
土建業の娘
『マナビヤ。』に登場させるつもりでいた土建業の子。
昼は土建、夜は定時制高校で学ぶ子。
山奥で土建をしながら、山の恵みに感謝している。
元レディース副長。
元ヤンキーの知り合いに設定を教えずこの絵を見せたら食いつき方がハンパなかったです。
やはり読み手はキャラの匂いを敏感に感じるのだなぁと思いました。
五十を越えても
『マナビヤ。』に出てくる、50代で過疎村の定時制高校に通う事をきめる2人です。
女性の方は、過疎村のコンビ二代わりの商店のおばさん。
男性の方は、山を離れない、山を愛する土建業の男。
玉川の父は高知の深い深い山奥で、土木をやってます。
山の楽しさと美味しさと素晴らしさを知ってて、「こじゃんち、まっこと、山から離れとうないきに。(物凄く、本当に山から離れたくない。)」と、60後半になって言います。
この土建業のキャラはヒゲを剃った父に似てるかもしれません。
↑玉父・ノリタカさん。
ペンを入れてみた
『マナビヤ。』のキャラ達にペン入れしてみた絵です。
教師・須賀あやのの全身絵、少しだけトーン使ってます。
2000年頃昔の絵です。
©️玉川重機/スタジオたとる 2000
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