氷上の合唱団

画像1 釧路あたりの人たちが「ジリ」と呼ぶ深い海霧が湖を包み込んだ朝。結氷した湖面で微睡むオオハクチョウを撮影していたら、突然5羽のオオハクチョウが立ち上がり、同じ方向を向いて大きな声で鳴き始めた。コォーッコォーッと独特の甲高い鳴き声が集まると、まるで歌を歌っているようにも聞こえる。これから先もまだまだ続く長旅に思いを馳せ、自分たちを勇気づける歌なのか、それとも霧よ晴れろ〜と歌っているのか。数分に渡って続いた合唱はなんとも賑やかな歌声で、歌っているオオハクチョウたちもなんだか楽しそうに見えた。

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