社交ダンスは社交しなければいけないの?
こんにちは。
今日はなんだか逆説的なタイトルです。
ふと思うところあってこんな記事を書いてみようと思いました。
わざわざトップ画像まで作って・・・(笑)
「社交ダンス」
なんだかとっても社交的で人と人とのかかわりがたくさんあって、パーティでみんなわいわいして・・・
といったイメージがありますよね
果たして実際は?
実は社交ダンスを習いに来る方の目的はさまざまです。
こんなにいろんな目的が存在するダンスは他にないんじゃないかと思うくらいさまざまです。
競技会に出たい、
パーティで踊りたい、
デモをしたい、
健康のために、
姿勢直したい、
いろいろありますね
この○○したいという目的の部分を逆から見ると、同じ社交ダンスでも特別興味がわかない、という部分も人によってありますね。
つまり競技は興味ないとか、パーティはいいから夫婦だけで踊りたいとか、人に見せるつもりで踊りたいわけじゃない、まじめに基礎練習とかまでは・・、みたいな感じです。
全員同じ目的や同じ希望があるわけではないんですね
だから、タイトルにあるように
「社交ダンスは社交しなければならないのか」というと、そんなことはないです。
1人で個人レッスンだけ受けて、競技にもパーティにも出ず、自分の自己満足だけで踊り、自分の体が変わることだけを楽しむとかも全然アリなわけです。
私が昔(小学生の頃)エレクトーンを習っていたときがまさにそうで、先生に何度も発表会に出ようと言われたけど、恥ずかしさもあって出たくない、と断っていました。
一人で家で弾くだけで十分楽しかったんです。
こどものころはそんな感じだった私も、だんだん大人になるにつれて、人前で何かすることも抵抗はなくなってきて、今があります(;^ω^)
人って変わりますね(笑)
この記事で言いたかったことは、ダンスの楽しみ方はいろいろあるよ、ってことがメインなんですけど、どうしても社交ダンスという名称についてまわるイメージが、何か縛りを感じるのかもしれない?(´・ω・`)という気が最近していました。
かつて私がダンスを始めた頃、一番興味があったのは「競技」でした。
社交ダンスに興味を持った理由が「ウリナリ芸能人社交ダンス部」だったからです。
テレビの企画は芸能人が競技ダンスに挑戦するものでしたので。
でも競技って特定のパートナーと組んで練習して、競技会に出るだけだとたいして社交ではないかもですね。
事実、かつてのダンス知人にも「パーティは興味ないからあまり行ったことない」と言っていた競技ダンサーがいました。
逆にパーティが好きな人の中には「競技は興味ないからああいう踊り方は別に求めてない」
という人も多いです。
また、競技にも出られそうな踊り方を練習してレッスンも受けているけど競技に出たいわけではなく自分が上手になりたいだけという人もたくさんいます。
私の知人にもいましたし、うちの生徒さんにも、競技にもパーティにも発表することも興味はなく、ただ自分の練習、自分のダンスが上手になるためだけにレッスンに通いたいという方はおられます。
と、このように同じ「社交ダンス」という名前でくくっても、いろんな志向があるものです。
そんな感じで
社交ダンスだから〇〇しなきゃいけないとか、○○が当たり前ってことはなくて、どのように関わるか、どのような関わり方があるか、いろいろです。
前々からそう思ってはいましたが、ダンスを教えるようになって、いろいろな生徒さんと出会って、みなさんがどんなつもりでダンスをやりたいのか、そんな話を聞いていたら、ことさらそれを感じるようになりました。
だから、教室を探しているという人は、教室の特徴もそれぞれありますので、それを考えながら探すといいでしょう。
もしまだ自分の志向がわからないという人はとりあえず通ってみて、わかってきてからでもいいと思います。
もし、あなたが社交ダンスは興味があるけど、いろんな人と組むことに抵抗がある、という場合(という方はわりと多いです)、そういうことが強制的に起きるわけではないから安心してください。
最後に私がみなさんに提供しているダンスライフについて。
私が現在教えているスタイルとしては
テクニック的には競技に出る出ないは関係なく、競技にも出られるようなスタイルのダンスを教えています。
競技に出なくても教えるポイントは大きく変わりませんヨ。
一緒に踊る相手に対するリードの仕方、フォローの仕方
そのリード&フォローやステップをうまく踏めるようになるために必要な姿勢の取り方、体の使い方があります。
競技に出ることになると、そこにスピード感や魅せ方、大きく踊るために筋肉の使い方、手足の使い方がもう少し大きく深くなるだけで基礎でやっていることは同じです。
「ダンスは楽しいもの」なのはもちろんなんだけど、
美しく踊るってことを目指すと、楽しいばかりじゃなくなってくる。
真剣に自分の体を変えること、自分の動きを変えること、それを楽しめる人に、私の教えていることはようやく届くんじゃないかなと思っています。
もう一つ信念としては、こういう美しく踊る、よい姿勢を作るっていうことは「健康を向上させること」と同義なんです。
膝が痛いから、腰が痛いから、ダンスを辞める、ダンスを休む
そういう方を何人も見てきました。
何事も無理はよくないです。
痛いのを押してまでヤレとは言いません。
でも、気づいてほしい。その痛みはなぜ起きたのか?
もし、あなたの姿勢が歪んでいたせいならば、ダンスを通じて、姿勢を治すことはその悩みを解決するかもしれない。
筋肉の使い方がよくなれば、無理な力が減って、痛みが起きる原因も減っていきます。
私は姿勢が悪いままなんでもかんでもやらせるのは好きじゃないんです。
難しいステップをやりたい方も多いですが、そういう方にはまず姿勢に無理がないかを見ています。
姿勢が治ったら難しいステップも簡単にできるようになったりするので姿勢を治すのが先決だと思っています。筋肉の使い方がよくなれば変な疲れ方もしません。
ヘンな姿勢、ヘンな動きのままやみくもに練習するくらいなら先に姿勢直しましょう。急がば回れです。
これは私が姿勢について勉強する中でピラティスの知識も勉強し、身につけてきた考えです。
ダンスは楽しいだけではなく、姿勢をよくしてくれるから、健康にも寄与する。そうすれば、あなたの人生が向上する
これが私の信念なのです。だから、私は姿勢を治してもらうこと、動きが美しくなることはしっかり指導しようと努めるし、そこに力は抜かないつもりなのです。
いま、スタジオに来てくださっている生徒さんは私のこの信念を理解し、そこに賛同してくれた方が来てくれていると感じています。
うちはパーティやってもあんまり集まらないようなスタジオなんですけど、それは私がパーティダンスでみんなで楽しもう!みたいなことをやっていないからだと思います。
正直な話、先日も生徒さんと話していましたが
私は大勢でワーーーっと集まるのがそんなに得意なわけじゃないんですよ
なのでうちに来てくれてる生徒さんたちも、どちらかというとそういうタイプの方が多いみたい。
ただ、パーティは踊れるようになるための経験値を上げるための場として提供しています。人数も少なめで15名くらいでやろうっていうのがコンセプトだから、そんなに気負わず踊れる練習がしたい人はぜひ参加してほしいですね。
社交する必要はないよと冒頭で言いましたけど、私自身は生徒さんたちといろいろ楽しみたいことはたくさんあります。
まだまだできていないことも多いんだけど、生徒さんとみんなでカラオケ行ったり、ダンスホールで一緒に楽しんだり、ダンスじゃないイベントでみんなでビーチパーティしたり飲み会したりとかもしたいですよね。
なかなかそれができていないのですが、やりたい気持ちはあるんですよ
みんなでYouTube撮影してみたりとかね。
競技会も、積極的に出たい生徒さんでチームを作って出場する機会を作れたらいいなと思ったりしています。
引っ込み思案な人もいますけど、みんなでワー――っとやるイベントもたまにはやりたいんですよね。
そうなれるように今後もがんばりたいと思っています。
だいぶ話が展開しちゃいましたが
社交ダンス、あなたにあった教室を見つけましょう
私が提供できるものが合いそうでしたらどうぞお越しくださいネ。