見出し画像

フランス お友達の誕生日パーティー

息子の同級生からお誕生日パーティーの招待をいただきました!喜んで伺います〜、とお返事したはいいけど、よく考えると日本では家族以外のお誕生日パーティーに招かれることは滅多になかった…。何かしきたりのようなものはあるんだろうか、プレゼントはどうしよう?

献金システム "cagnotte"

プレゼントは何がいいんだろう。全然わからないなーと思っていた矢先、当人のお母様から「Cagnotteはこちらからどうぞ〜。」みたいなメッセージが届きました。”cagnotte"(キャニョット)って?辞書で調べると、「賭け金」「積立金」と出てきました。なるほど、お金を集めるのですね。冠婚葬祭みたいに!

いや、確かにお誕生会主催するのにもお金がかかりますよね。お料理やケーキを用意したり、今回の場合は「レーザーゲーム」ができる施設を予約したり。親としてはお金でいただいた方が嬉しいかも!プレゼントも嬉しいですけどね。

最初は”Tricount"という割り勘アプリを通した入金の案内でした。グループで飲食をしたり旅行をするときに発生する経費などをスマホできっちり割り勘が簡単にできるという優れたアプリです。はあー、色んな便利機能があるものですね。

しかし、私にはその参加の仕方がよくわからず、教えて欲しいと訴えたところ、「こっちの方が簡単かも」と"Lydia"というシステムのリンクを送ってくれました。これは支払い方法や入力も劇的に簡単で一目瞭然!さすがITコンサルのお仕事をしているお母様。尊敬!!

初めてのトラム

まずはみんなで待ち合わせて「レーザーワールド」というレーザーゲーム(サバイバルゲームのレーザー版のようなもの)施設で遊びました。交通機関はパリに来て初めて「トラム」を利用しました。トラムとは路面電車のことです。

改札口などはなく、直接乗り場から自分で扉を開けて乗り込みます。メトロで利用しているパスがそのまま使えるので、乗り込んでから”ピッ”と読み込ませるか、切符を利用する人は機械に差し込みます。

トラム車両内部


私が見る限りみんなきちんとピッとやっていましたが、ヘタすると無賃乗車ができるよねーと息子と話していました。メトロや鉄道より気軽でバスより確実なので、とても利用しやすい良いシステムだな、と思いました。

余談になりますが、東京にも「都電荒川線」(東京さくらトラム)という路面電車がありますよね。日本でしばらく生活をしてからロシアに帰国した友人を訪ねてモスクワを訪問した時、その友人から「これはトデンです。」と路面電車を紹介されました。ロシアで”都電”?!と首をかしげましたが、”路面電車”自体のことを日本語で”トデン”というのだと勘違いしていたのでしょう。

”コンフェティ”

子供達は12人くらい集まり、レーザーゲームをしたり、公園でサッカーをしたり、お家でハッピーバースデーを歌ったり(やはり万国共通)して楽しく過ごしました。パーティーも佳境に入った頃、バースデーボーイのお母様が「伝統的に”コンフェティ”をやるのよ。」と言って、子供達に呼びかけ始めました。

”confetti"(コンフェティ)とは紙吹雪のことで、子供達が一部屋に集まってシュレッダーにかけた紙と発泡スチロールを粉々にしたものでめちゃめちゃにして遊びました。子供はこういうの大好きですよね。この紙はどうしたの?と訊ねると、「仕事で出た紙ごみをしばらく前からチマチマと裁断して集めたのよ。」とのこと。私も子供達のために割とそういうことをやるタイプなので、なるほどね〜と親近感と共に納得しました。

コンフェティ

お迎えタイム

18時頃からボチボチと親御さんたちがお迎えに現れ、1人また1人と帰っていきました。日本と違うなーと思ったのは、お迎えはほぼお父様たち。招待された子供達のほとんどが男の子だということもあるのでしょうが、とても新鮮に感じました。

フランスの家庭を垣間見る貴重なチャンス、そして何より楽しい時間をいただいてありがとうございました!


いいなと思ったら応援しよう!