< サトルアロマセラピストからのメッセージ2022年版・その0 「架空の設定」 (6/9酸素濃度の歴史について追記)>
花粉の時期も過ぎて、新緑が眩しい季節になりました。
ワンの散歩で近所の緑道を歩けばジャスミンの香りも漂ってきて、目も鼻も楽しませてくれます。ジャスミンは1キロ先からでも香って来るといいますが、本当だなーと思います。最近はそこにネロリ(柑橘類の花)の香りも混じるようになりました。最寄り駅のホームのフェンスにもジャスミンの群生があって、最近まで濃厚に香っていました(上記写真)。香り分子はマスクを素通りするので、マスクをしている人もちゃんと分かったでしょうね。
さて、花粉の季節が終わったら、日本人もマスクを外すだろうか…と期待を込めつつ見守ってきましたが、どうもその気配はなさそうです。
完全ノーマスク生活を始めて早7ヶ月。その間、電車内でノーマスクの人を見かけたのは、受講生さん以外ではゼロです。先月、綱島駅のホームでマスクなしの男性を見かけて「やっと同志に巡り会えた!」という気分になりました。その男性は何かつまんでいましたが、顎マスクじゃなかったのでカウントすることにします。
朝8時頃に出張講座やバイトで駅に向かうと、駅から歩いてくるキャノンの本社勤務であろうサラリーマン達とすれ違います。屋外なのにマスク率はほぼ100%です。みんな早足で歩いているし、せめて鼻マスクでいいのに…と思います。G.W前にやっと一人、二人、ノーマスクの男性とすれ違いました。若い男性ばかりで、中高年以上はまだ見かけません。果たしてG.W明けはどうなっているでしょう。
「マスクは感染対策になる」というのは、2020年以降に作られた「架空の設定」です。
それ以前は日本人にとってマスクは「私は風邪気味ですよ」という意思表示でした。咳やくしゃみで飛沫を飛ばさないように、症状のある人が周りに風邪をうつさないようにする配慮だったはずです。
あとはアレルギー持ちの人が花粉対策でマスクをしていました。
勘違いしていた人もそこそこいたでしょうが、つまり風邪をうつさないためのマスクであって、うつされないためのマスクではなかったと思うのです。
今では街中でも、散歩中でも、自転車に乗っていても、車の運転中でもどこもかしこもマスク、マスク、マスクです。 最近は何だか、みんな揃って「マスクのコスプレ」をしているように見えてきました。
「併せ」っていうんですか? みんなでコスプレすると楽しいんですよね。
「巷に恐怖のウイルスが蔓延していて、それをマスクで防げる」という設定、楽しいですか? えっ 自覚がない? それって「厨二病」ってやつじゃ…?
とはいえ「架空の設定」は現代社会にはたくさんあって、近現代史の中にもゴロゴロしているので無理もないと言えます。
メディアが報じるは世界は本当に存在していますか?
そう思い込まされてるだけで、現実とは乖離していませんか?
ただの「厨二病」なら自覚的な分だけまだマシです。実際の「洗脳(マインドコントロール)」はずっと巧妙で徹底しています。一度刷り込まれた「架空の設定」を外すのは容易なことではないでしょう。
コスプレマスクの設定は、フェイクだらけのこの社会の、仕掛け人が総力を上げて作り上げた「最先端モード」ですから。
「洗脳」は相手を思考停止させるのがセオリーです。
コスプレマスクに何の疑問も持たない今の日本人の姿は、ある意味戦後洗脳教育の「成れの果て」と言えるでしょう。
世界は今、感染対策の規制の撤廃もしくは緩和する流れの中にあります。
症状もなく花粉症でもないのにマスクをし続けるのは、いい加減恥ずかしいレベルになってきました。
政府が国民に対して「パンデミックは収束したので、マスクはもう外していいですよ」と宣言することなど、今後もありえないでしょう。
保身しか頭になく、責任を取りたくない「官僚」たちが、それを言う日は絶対に来ないと分かったので、自分からマスクを外したのです。
ちょうど緊急事態宣言が解除されると決まった昨年9月後半のことでした。
それまでは、公共交通機関に乗ったときとスーパーやコンビニの店内とバイト先の事務所内だけは「忖度マスク」をしていましたが、それも一切やめました。
それからは完全ノーマスクで過ごしていますが、特に問題は起こっていません。
一度だけコンビニのレジで若い店員に「マスクしてください」とドスの効いた声で言われましたが、解除後間もない頃なので仕方がなかったと言えます。
あとはこの7ヶ月間、スーパーでレジの店員にまじまじと顔を見られたのと、電車の車内で斜向かいの男性が睨んできたことくらいでしょうか。スーパーの時など最初は意味がわからず、後になって「マスクしてなかったからか…」と気がついたほどです。
家族からは「変な人に絡まれない?」と心配されますが、これまでマスク警察に出会ったこともなく、至って平和に過ごしています。
バイト先で「周囲の目が気にならない? 」「視線が怖くない?」と聞かれることもありますが、逆に「こっちから周囲を見渡して同志を探しちゃいますね」と答えると、呆れたように口をつぐまれて会話は終了です。
もし聞かれたら「マスクに科学的根拠はないですし、不衛生極まりないですから」と答えるつもりでいますが、マスクなしで堂々と過ごしているからか、どちらかというと「変な人」認定されて、怖がられているような気もしないではありません。
マスクの害は今更指摘するまでもないことですが、こちらも生半可な気持ちで外しているわけではありません。最近フォロワー10万人を達成した「目覚めている庶民」さんがそれを代弁してくれています。
「目覚めている庶民」さんツイートのトップにマスク警察(マスクチンピラ)に絡まれたときの返答をまとめてくださっているので転載しておきます。
コロナウイルス族は一般的な風邪のウイルスですから、空気感染することは以前からわかっていましたが、今年になってようやく「国立感染症研究所」が空気感染の事実を認めました。今さらですが、新型コロナも飛沫感染ではなく、活性したウイルス粒子が空気中を伝播します。
ウイルスをフィルターできるのはN95タイプのマスクに限られ、政府が推奨する「不織布」マスクでは感染対策にはなりません。しかも口・鼻周りに隙間なく装着しなくてはならず、繊維が密なので空気の透過率も悪く、すぐに息苦しくなります。このマスクは長時間装着するようには出来ていません。
写真のように鼻や頬の辺りに必ず隙間ができるので、息は周囲からダダ漏れになります。
マスクには多少なりとも意味はある、と主張する方には以下の情報が決め手になるでしょう。マスクをすると呼気に含まれる湿気によってウイルスの活性が維持されてしまうというデータです。
「ウイルスに感染したくなかったら、マスクはするな」が正解です。
マスク内の湿度と温度は口内細菌の温床にもなり、数時間も経てば雑菌が大繁殖します。マスクの単位面積あたりの雑菌数は便座よりも多いといいます。風邪の症状は細菌感染からでも起こり得ます。歯周病持ちなら、肺に大量の歯周病菌を入れてしまう危険も伴います。
「病原菌に感染したくなかったら、マスクはするな」が正解です。
スペインに出張された受講生さんが空港でマスクを4枚支給された話を以前の投稿でも紹介しましたが、これは2〜3時間おきに付け替えないと不潔ですよという意味です。
衛生上、一度外したマスクは2度と付けずにすぐ処分。
後でつけるためにポッケに入れておくなどもってのほか。
マスク会食など言語道断です。
口鼻の周りにウイルスや雑菌を繁殖させて何がしたいんでしょうか。
インフルエンザが流行ったときなど、マスクをするより口を閉じて鼻呼吸を徹底した方がよほど感染対策になります。アロマの先生もそのことをよく言っていました。
自然療法的には「どうせマスクするなら精油をマスクに1滴垂らしなさい」です。
かつて信州に住んでいた頃は、冬の時期の乾燥から喉を守るためにマスクをすることもありました。精油は抗菌・抗ウイルス効果があり、喉の粘膜を活性させます。使う精油は、覚醒系ならユーカリやティートリー、鎮静系ならマージョラムやフランキンセンスが筆頭に上がります。
鼻の奥と舌下と喉には扁桃腺があって、ここでウイルスや細菌がフィルタリングされ、免疫系が作動する仕組みになっています。
さらに鼻腔の奥には「一酸化窒素を発生させる器官」があって、ウイルスを無効化できると知ったのは最近のことです。
要はこの自己免疫の仕組みを阻害しないこと、これに尽きます。
残念ながら「不織布マスク」はこの自己免疫力を下げます。
ホルマリン等の有機溶媒が揮発するので、喉や器官の粘膜を痛めるばかりか、肺胞から血流に乗ってしまうのです。
経呼吸吸収を甘くみてはいけません。
物質を体内に取り込む割合(重量比)は、経口吸収の飲み物8%、食べ物7%合わせて15%に対して、呼吸器による吸収は68〜74%もあります。(スウェーデン ベンチレーション社調べ)
特に危険なのが中毒症状を起こす「アニリン(C6H5NH2)」(別名アミノベンゼン)です。血液中のヘモグロビンと容易に吸着するため、細胞呼吸を妨げる高メトヘモグロビン血症を引き起こし、チアノーゼや呼吸困難、最悪の場合死にいたることもあります。
やたらと痰が絡んだり変な咳が出るようなら、溶剤の影響だけでなく、気管や肺に吸い込んだマイクロプラスチックを疑った方がいいかもしれません。
一度肺胞に詰まったマイクロプラスチックは、排泄のしようがない。つまり一生取り出すことが出来ないと思われます。
おまけに不織布マスクのほとんどが中国製です。どんな杜撰な作られ方をしたのか、どんな危険な溶剤が使われたのか判ったものではありません。
もし中国産の食品は口にしたくないと思うなら、ただでさえ危険な不織布マスクの、しかも中国産の製品をなぜ鼻や口元に押し当てているのでしょう?
でも何よりもマスクが危険なのは、端的に言って酸欠になるからです。
特に脳は酸欠に対して非常に脆弱です。
人間の脳は、全体重の2%の重さしかないのに、体に必要な酸素の20〜25%
を消費します。意識や思考はそれだけエネルギーを必要としている。脳が酸欠になりながら、まともな思考ができるはずもポジティブな感情になれるはずもなく、自律神経系や免疫系にもダメージを与えます。
世界的なコーチとして有名なアンソニー・ロビンスは、午前中に10回の深呼吸をするだけで、古くなったリンパを総入れ替えすることができるといいます。ヨガの呼吸法である「クンバハカ」でも、塩谷信男先生の「正心調息法」でも同様ですが、実際にやってみるとおしっこの量が断然増えるので、排泄には酸素が必要なことが実感として理解できます。
エネルギーの基本は深い呼吸なので、トリートメントをするにもヒーリングするにも丹田呼吸は必須です。
それなのに現代人はとかく呼吸が浅くなりがちです。ストレス、感情の乱れ、普段の姿勢、歩き方、腹部を締め付ける服装等々、様々な原因があげられます。
そこへもってこのコロナ禍です。この2年半というものマスクに慣れてしまい、体が深い呼吸を忘れてしまったかのようです。
これは人類にとって由々しき事態です。このまま滅んでしまってもおかしくないくらい、危機的な状況にあると言っていいでしょう。
酸素濃度に関して、どうしても気になることがあります。
以前の投稿でも書きましたが、現在の地球環境が低酸素の状態にある可能性です。
150年前、ちょうど明治維新の頃の酸素濃度は24%、そして現在の酸素濃度は21%というのは、春山 茂雄先生の2004年の著書「新・脳内革命」から引用です。
以来、講座の中でこの話を何度も語ってきたのですが、あらためてネットで検索してもこの情報が一切出てこないのです。
もし酸素濃度がたった150年で3%も減少してしまったならこれは大問題です。
それに対して二酸化炭素はこの150年で、0.028%から0.038%とたった0.01%しか増加していません。最近はよく0.04%と表記されていますが、それでも0.012%の上昇です。そもそも二酸化炭素は8億年前の8%以降ずっと下がり続けていて、この2000万年は0.04%前後で非常に安定していることがわかってます。これには複数のエビデンスがあります。
答えはシンプルで、海がまだ二酸化炭素に対して飽和していないというのがその理由です。これで「カーボンニュートラル政策」も「架空の設定」の一つであることがわかります。下記の図を見れば小学生でも理解できるでしょう。
陸上の森林は光合成により二酸化炭素を固定し、酸素を出しますが、夜間には酸素呼吸をすることや、腐葉土の微生物が好気性菌であるため、酸素・二酸化炭素はほぼ1:1の関係で、プラスマイナスゼロです。
砂漠より森林の方が大地を冷やすという意味ではグローバルウォーミング(地球温暖化)対策になりますが、森を増やしても二酸化炭素の削減にはあまり貢献しません。
二酸化炭素の水に溶けやすい性質により、今のことろはいくら化石燃料を燃やしても、海がクッション役になって濃度が安定しているわけです。
では酸素はどうか? 化石燃料を燃やすには酸素が必要です。そして同時に水(H2O)が生成されるため、さらに空気中の酸素が使われます。二酸化炭素の生成より酸素の消費量が1.4倍大きいはずなのに、酸素濃度の低下が問題にならないのはどうしてか?
考えられる理由は二つ。
一つは人類の活動である化石燃料の消費は、地球の大気に微々たる影響しか与えていないというものです。この150年で酸素濃度が数%低下したというのも間違いです。そうすると二酸化炭素の排出量も全く問題にならず、地球環境の余力がまだまだ大きいため、もうしばらくは人間は気にせず資源の消費をやっても大丈夫という結論になります。
それに対してもう一つの理由は、酸素濃度の急激な低下は真実だが、それが公になることを恐れ、隠蔽し、二酸化炭素の問題に付け替えた勢力が存在するというものです。
二酸化炭素濃度は2000万年という長期間で安定している一方、酸素濃度は数百万年のスパンで大きく変動していることもわかっています。図書館に行けば容易にこの情報に当たることができますが、なぜかネット上ではほとんど見かけません。
この本に書かれている仮説は非常に重要と思われます。
地球上に動物が現れた5億5000万年前から現在まで、大量絶滅と呼ぶべき生態系の激変は5回あったといいます。4億5000万年前のオルドビス紀、3億6800万年前のデボン紀、2億5000万年前のペルム紀の終わり、2億年前の三畳紀の終わり、そして最後が6500万年前の白亜紀の恐竜を絶滅です。5回目の恐竜を絶命させた小惑星の衝突以外の4回全てが酸素濃度の急激な低下に原因があったというものです。
酸素濃度減少の理由はまだ定かではありませんが、少なくとも3億年前の高酸素濃度(35%)からの急落には、二酸化炭素の減少による植物種の大量絶滅(植物種の2/3が絶滅)と地球の寒冷化、そして硫化水素を出すバクテリアの大量発生が考えられるとしています。
他の文献では、主な原因を巨大海底火山の爆発による海洋生態系の激変としており、これもある程度説得力があります。
いずれにせよ、かつて200万年に渡って酸素濃度が10〜12%という、酸素呼吸をする生物にとって非常に過酷な環境があったわけです。
恐竜が全盛を極めたジュラ紀、白亜紀もまだ酸素は15%〜16%と現在より薄く、ピーター・ウォード博士の仮説では、恐竜が大繁栄した理由は、鳥類と同じく気嚢を使った呼吸システムを持っていたこと、他の爬虫類と違って4室心臓を持っていた可能性、そしてエネルギー消費の少ない外温性(冷血動物)だったことを挙げています。
エネルギー消費が激しい内温性(恒温動物)と胎生の哺乳類は、まだ小さな体のままだったといいます。
哺乳類の繁栄は、新生代以降の酸素濃度の上昇を待たなくてはなりませんでした。
ピーター・ウォード博士はこの著作の中で、メキシコ湾に酸素のない海が発生していることを紹介しています。
ミシシッピ川から肥料の成分である窒素とリンがメキシコ湾に大量に流れ込み、酸素を消費する好気性プランクトンを増殖させ、無酸素水塊が形成されているというのです。その海域に鰓呼吸する生物は存在できません。シロナガスクジラを育むほどの豊かな生物多様性が崩れ始めているのです。
ここであらためて重要な点は、酸素の主要な供給源は陸上の森ではなく、海洋生態系であること、そして海洋生態系の乱れが酸素濃度の低下を招く可能性があることです。二酸化炭素同度が0.04%程度と非常に低い現在、植物は非常に息苦しい状態にあると思われます。小さなきっかけで酸素濃度が急落する可能性はあるわけです。
人類が進化を始めた頃、地球の酸素濃度は25〜28%あったといいます。
700万年前に樹上の生活で腰を立て、両手を自由にした人類の祖先は、440万年前には地上に降り立ち、二足歩行を始めました。やがて海辺に移動し、半水棲生活を送りながら魚介類を摂るようになります。その豊富なタンパク源と高酸素の環境が脳を大きく進化させることになりました。水中では体毛が邪魔なので、毛が抜けて「裸の猿」と呼ばれる人間の姿になっていったと思われます。これが「島嶼進化説」という人類進化の仮説の一つです。
もし現在の酸素濃度が当時より5%も低いのなら、人類の脳が進化する余地はもうないでしょう。もし今また地上の酸素濃度が18〜17%まで落ち込むようなことがあれば、再び大量絶滅の時代を迎えるかもしれません。
マスク内の平均酸素濃度は17.4%です。上記の参考資料のとおり、これは作業環境の安全基準を下回る数値です。性能の高いマスクほどこの数値は下がります。マスクをしながら仕事をしてはいけないことがわかります。
もしマスクが原因で体調を崩した場合、マスクを要求した経営者側の責任で、本来なら労災認定のはずです。
脳の酸素欠乏は認知症の主要な原因です。体細胞の酸素欠乏はがん細胞を増殖させます。労災どころかマスクの強制は過失致死の犯罪になり得ます。自からマスクをして酸欠になるのは「緩慢な自殺」と言ってもいい。
もし本当に現在の酸素濃度が150年前より3%、観測を始めた280年前より4%も低くなっているのなら、酸素濃度の急激な低下は人口爆発と軌を一にしているので、人間の活動が原因と見ていいでしょう。
人間の呼吸自体もあるし、森林の破壊もあるでしょう。でも最大の原因はおそらく、かつての大量絶滅と同じ、海洋生態系の変化です。
工業化による海洋汚染でしょうか? それもあるでしょうが、一番の原因は農業による窒素肥料にある、という仮説が成り立ちます。それは化学肥料であろうが有機肥料であろうが同様です。
特に化学肥料の場合、畑に10キロまいても農作物が吸収するのはわずか1〜1.5キロ。あとは雑草や土が2〜3キロ吸収し、一部が気化して亜酸化窒素になり、残りが海に流れ込みます。
亜酸化窒素は二酸化炭素の310倍の温室効果があります。
もう一度言いますが、二酸化炭素悪者説はかなり雑な「架空の設定」です。
流れ込んだ大量の窒素によって海が富栄養化し、赤潮の発生等、微生物の相に大きな影響を与えています。海洋微生物が酸素を発生させるより酸素を消費する方向に傾いているなら、酸素が全地球レベルで急激に減少していることの説明がつきます。
参考までに、植物は「生体内元素転換」によって窒素をケイ素やリンに作り変える能力があります。その時「窒素」→「ケイ素」のライン以外は「酸素」が必要です。シアノバクテリア(植物性プランクトン)であっても、環境によっては酸素を消費する側になり得るわけです。
N(14)+N(14)→Si(28)(ケイ素)(カッコ内は原子量)
C(12)+O(16)→Si(28)(ケイ素)
N(14)+O(16)→P(30)(リン)
O(16)+O(16)→S(32)(イオウ)
Na(22)+O(16)→K(38)(カリウム)
Mg(16)+O(16)→Ca(32)(カルシウム)
農業は食糧生産という人間の最も基本的な経済活動です。これを止めるのは難しい。しかしこのまま行くと人類は他の哺乳類を道連れにして絶滅してしまうかもしれない。
「それなら強制的に人口を減らすしかない」
「これは私たち支配者側の崇高な使命である」
人口削減を企図している勢力はそう考えたのではないか…?
聞くところによると、ビルダーバーグ会議だか300人委員会だかの席上で、ロスチャイルド卿の「二酸化炭素が悪いことにしよう」という鶴の一声で決まったといいます。
それはひとまず置くとしても、犯罪者の心理を推察すると「真実は嘘のすぐ隣にある」という人間心理の傾向を思い出します。つまり二酸化炭素(の増加)ではなく、酸素(の減少)こそが問題の核心ではないのか…?と。
そしてこれが今世界中で行われていることです。
こんな妄想が「架空の設定」のまま終わってくれることを望みます。