CLAPプラグインについて(Studio One新機能)
CLAPプラグインに対応
Studio One Pro(v7)は、CLAPに対応しました。
CLAPは新しいプラグインの規格で、BITWIGとu-heの共同開発です。
CLAP規格のプラグインをインストールすると、Studio One のブラウザ内に、VSTやAUと同様にリストアップされて、使用できるようになります。
CLAPは、MIDI 2.0やMPEを視野に入れて開発してるので、将来性があると考えます。
この機能を試すには、ブラウザのインストゥルメントやエフェクトのタブからCLAP対応のプラグインを見つけて、VSTやAUプラグインと同様の方法で使用するだけです。(Studio OneをインストールしてもCLAPプラグインは含まれていません。)
上から、VST3、AU、CLAPのプラグインインストゥルメントのアイコンです。
蛇足)VSTは、VST3とVST2以前でアイコンが違います。
プラグインエフェクトのアイコンは以下のようになっています。ブラウザのエフェクトタブ内に表示されるCLAPプラグインはこのアイコンになります。
CLAPプラグインはどこで手に入るのか?
対応したとなると使ってみたくなるものです。
以下のSurge XTはCLAP、VST、AU、スタンドアローンに対応している無償でオープンソースのハイブリッドシンセサイザーで、MPEに対応し、OSC(Open Sound Control)をサポートするなど最新の機能を備えています。
▼Surge XT
インストール中の画面。さまざまな形式をインストールできることがわかる。
ブラウザのインストゥルメントタブに、VST、AU、CLAPでそれぞれ認識しているのがわかります。
※シンセのサムネイルが表示されているのは、プラグインサムネイルを更新しているからです。手順は、SurgeXTをソングに読み込んで、プラグインの画面でタブから「プラグインサムネイルを更新」を実行するだけです。これでブラウザのリストでサムネイルが表示されるようになります。Studio Oneネイティブ以外のインストゥルメントやエフェクトもひと目でわかるようになるので便利です。
そのほか参考ページ
CLAP規格の詳細は、以下のページが参考になります。
🔽 u-he CLAP: The New Audio Plug-in Standard
https://u-he.com/community/clap/
🔽 About CLAP
https://surge-synthesizer.github.io/clap/
まとめ
CLAPに対応というのは、単にCLAPという規格のプラグインを使えるようになった、ということですが、もうちょっと知りたいな、という方もいらっしゃるかと思い、情報を集めてみました。
そういえば、バージョン6で対応したDAW projectフォーマットも今回のCLAPもBitwigが関わっていますね。どちらもLINUX対応に積極的ですし。(*Studio OneのLinux対応はパブリックベータ扱いでノンサポート)
向いている方向が同じ?仲がいいのかしら?
参考になりましたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました!