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狂武蔵

「RE:BORN」のTAK∴(坂口拓)が宮本武蔵に扮し、400人の敵を相手に、前代未聞の77分ワンカットの剣劇シーンに挑んだ衝撃の時代劇アクション。共演は山崎賢人、斎藤洋介、樋浦勉。監督は「BLEACH」や「キングダム」のアクション監督としても知られる下村勇二。1604(慶長9)年。宮本武蔵とのこれまでの決闘で師範の吉岡清十郎とその弟・伝七郎を失った吉岡一門は、三度目の決闘の場に一門の100人に、金で雇った他流派300人を加えた400人を潜ませ、なりふり構わぬ計略で武蔵の首を獲りにかかるのだったが…。 JAN:4941565120047

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下がるなぁ!!!!!!

もうカッコよすぎて震えたのはイップ・マンの一作目以来ですね、衝撃です、情報入れないでいたので自分の中ではワンシーンワンカットの殺陣をやった・・・と言うドキュメントかと思っていたのですが、物語ありましたね、いや若干の物語ですけどそれがラストに生きてくるんですよ、正直私はワンシーンワンカットの戦いよりもラストの数分に震えがきました。いや、これはワンシーンワンカットの壮絶な戦いを観た後だからこそ生きてくるラストシーンなんです、大好きなTAKさんですが、もう超えましたね、好き過ぎてとかそんなレベルじゃないです、なりたいです。

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エキストラ募集の時に、俺を本気で殺せるやつらだけ来いみたいな話をしたらしいのですが、いやまさにそれで、敵の刀の振りが美しさとか鮮やかとかじゃないんです、当たれば殺せるくらいの渾身の振りなんですよ、多分これは誰が観ても感じると思うし、殺気が出てて伝わってきますね、本物ってこうなんだなって痺れるものを感じました。

そして何と言っても間合い地獄。

お互いが攻めているときに発生する間合い、様子を見る間合いではなく、攻め合っている時にできる間合い、伝わりますかね、見えないけど闘気で斬り合っているような、これはもう息をするのを忘れます。そんな中前に踏み出すのが武蔵であり、後ずさりするのが敵、気迫で押してるのがビシビシ伝わってきます、凄いしか言えない緊迫感。

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TAKさんも相手が殺しに来てるからカッコよさよりも必死さが前面に出ていると感じたのですが、大事なのはそこなんですよ、カッコ悪かろうが何だろうが相手を倒すことに集中したガチの戦いってこれなんですよ、画的にそんなところ狙っても地味だろ!って事を平気でやるし、逃げるし隠れる。もう無茶苦茶やって必死。

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だから!だからラストの戦いがズゲーんですよ、本当に凄いんです。要するにカッコよさをラストにギュ!っと集めて持ってきてるんです、この古典的で王道な手法をTAKさんが何倍にも膨れ上がらせて爆発させ、全く新しいモノを作り出した言っても言いすぎじゃない、新しいジャンルだと思います。

で、何が言いたいのかと言いますと、TAKさん最高って事です。

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