【新しい働き方LAB第2期研究員最終報告】 ~ランサーズのパッケージに「マイナー外国語・外国人対応」案件を掲載すると何が起こるのか?~ #研究報告書
色々ありまして、現在海外で独り立ちを目指しております。2022年中に「副業」を「本業」にするという目的もあり、今まで翻訳の最終ネイティブチェックやデザインに使う単語、イラスト作成時は現地とのやり取りの文章や請求書作成時の相談をしていたパートナーにも「ランサーズ」を直接使う人になって欲しいという願望もあり、ぴんと閃いた系の無理矢理な企画を「そやっ!」と進めたい気持ちも手伝って直前に提出、応募。ありがたくも研究員としてこの半年、自主企画を進めさせていただく機会をいただきました。
ところで、新しい働き方LAB 研究員制度とは?
新しい働き方LAB研究生制度は新しい働き方に挑戦したい方なら、誰でも応募可能という太っ腹な制度です。
まず制度について知りたい方はこちらをご覧ください:
研究員制度とは
自分なりの「新しい働き方」に、挑戦してみたい。一歩踏み出してみたい。研究員制度はそんなチャレンジャーを応援するためのコミュニティ。私は第2期研究員で2022年6月から活動を始め、2022年12月、つまり今月までが活動期間なんです。さて、この半年で何ができたのか、何が変わったのか?報告させていただこうと思います。
第3期研究員の募集(2023年春頃を予定)もあるそうなので、興味がある方はチェックしてみてください!
◆一人じゃなく一緒に始めたい!実験の目的と背景
なぜこの実験をやってみようと思ったのか?
冒頭にも少し書かせていただきました。
実験を始めた背景としては、「スキルパッケージ」を知りながらも活用していなかったことがまず一つ。そして…これを使ってあらためて自分の仕事し、家族での仕事への向き合い方も改善というか、考え直せたらと思った部分が大きいです。
パートナーとはお互いに仕事はそれぞれのペースでしつつしかし、相手のコロナ失業で、身内だけに今まで無償で手伝ってもらったり、合算でもやや安価な案件を私が受けてしまったりしたことを振り返り、「これって対価が発生してもいいレベルだよね。」「もう少し作業に見合う価格を提案できたのでは?」と思ったり、逆に「身内だから手を抜いたな💢」と、相手の仕事を今までよりじっくり見る機会ができ…そこで外国人が一人で動かせるスキルパッケージを一つ出してみました。
合わせて、コロナ禍で責任が重くなりすぎていた現地の仕事のため、本来伸ばすべきであったフリーの仕事受注が全く伸ばせなくなってしまいました。そこまで全てを尽くして働いても、年金が現地でもらえるまでには70歳まで働き続けなければなりません…。さらにこれ以上責任がかかると家族の面倒も見れなくなるので、昇進を提示されても受けたくないというジレンマも。
少しの安定と長期に関わる仕事を秤にかけると、やはりどこかで区切りをつけなければならない。
しかし!それには家族の協力が不可欠でした。
この2年間、悶々と考え、そして小さな行動を重ね続け、忙しくとも副業の委託業務を徐々に増やして足掛かりを作っている時に、研究生も始めた上にアート部さんにも所属させてもらい、色々面白い活動をさせていただいたので、寝てる間も無くなってしまったのですが、なんだか6年分の濃さの
6ヶ月を過ごしている感じです。
◆こんなに面倒な国ですが、やはり魅力がある。さて、スキルパッケージを出したらどうなる?
ランサーズのパッケージに「マイナー外国語・外国人対応」案件を掲載する実験をメインに、海外で個人事業主を開始することをプラスした私の個人実験です。検証したかったことは、漠然としすぎてて申し訳ないのですが、こんな感じでした…。
こんな想いがあって、行動に移した💪次第です。
◆パッケージを出すまで…と出してから
研究活動の概要
<当初想定の活動概要>
パッケージを出す
・7月上旬パッケージ作成
会社員をやめて個人事業主になるため
・個人事業主納税者番号を申請
・会計士と相談
・SNS整備
その後1カ月単位でパッケージ見直し、改善を行う。アクセスがなければこれを数週間に短縮し、アピール方法を検討してゆく。
※12月末から完全フリーランスの予定
---というのが想定していた活動でした。
◆実際に行ったこと。結論(途中経過)と根拠・気づき
<実際に行った活動概要>
✔︎ 初のパッケージ作成
→研究員Slackでご案内いただいたウェビナーで、スキルパッケージ関連には積極的に参加させていただきました。
→パッケージを出したのちの改善までには及んでおりません。
また他のパッケージの傾向を見ても決して高需要のものではないことが分かりましたが、少しは覗く方がいらっしゃる👀!(下にグラフを載せます)これは考察しながら、他にも自分にできるパッケージはないか探っていく方向にスライドしていきたいと思います。
✔︎ 会計士と相談
→7・8月の活動報告にも書かせていただきましたが、仕事関連で教えていただける会計士さんには情報をいただき、11月までには何とかと言いつつ12月再度新たに連絡。イタリアは職業の内容申告が面倒なので、相談先のアドバイザーも間違っている感じ。訂正しながら1月には個人事業主開始となります。(12月ならアドバイザーと税務ソフトが100Euro引きなので、急ぎ中。)
✔︎退職宣言と後任採用
→職場の上司には3年前からお願いしていたのですが、ついに9月後任がやってきてくれました。長い引き継ぎを終え、12月末の退職手続きも労働局に提出。自己都合での退職は失業手当がつかないので、悩みましたが割り切りました。もう本当に後戻は完全にできません^^;うぉぉっ!!!
★他、オンラインで開催の見本市(DMMアニメゲームサミットやAdobe MAX)に参加、コーディングも齧り中で勉強不足を今補っています。
★あたらぼアート部では広報をさせていただき、メタバースでの展覧会と実際の絵画展の客層を完全に間違えていたことに今更気付き(これが現場から離れていた最大の勉強不足…今はニュース追ってます)プレスは惨敗しました。新聞記事を拾ってトップ見出しつける記者仕事もやってたのに、恥ずかしい。過去の経験も磨かなきゃクズです。あたらぼのおかげで良いふりかえりの機会をいただいたのは、本当にこの活動から。一生勉強だ!
◆研究に関する考察・これから
今回の「私の働き方実験」の結果は、自分にとっては明確な結果ではなく途中経過です。しかし自分のしてきたことを振り返るため、またこれから進む方法を考えるための貴重な実験となりました。
<考え方・価値観>
時代の移り変わりは激しいのです。しばらくコロナのこともありストレスはあるものの、動きの鈍い社会の中に未だ浸っていた気がします。あたらぼにはいろいろな方が本当にたくさんいて、とても刺激になりました。
パッケージに関しても、今回一つ出してみるということができたので、使い方やこれを使って効果的に仕事を受けている方の例も見ることができたので、来年新たにスタートする際に、さらに活用して行きたいと思います。
<具体的な成果・仕事・働き方への影響>
特に独立については、くじけそうになる(語学面もそうですが、本当にいろいろ面倒なことが多すぎて!聞く人により答えが変わるので、明確な正解がない。)たびに、研究員であることから、やってるのは「あたし一人じゃない」と思えたりもしたので、精神的に良い感じでした。
この感覚は忘れないようにしたいと思います。
・今まで、周りを見ずについ一人で過剰に走りすぎていた。
・何かにつけて一人で背負った気分になりながら、空回りして成果に繋がらなかった。
そんな時に、周りを見ることの大切さを思い出したり、他の誰かとの適度なコンタクトの大切さを…取り戻すことができそうです。
◆この数ヶ月を振りかえって
あたらぼ研究員の中には、とにかく行動に移す!パワーあふれる方々がたくさんいて圧倒されました。自分の意志で研究員メンバーに話を聞こう!とインタビューを企画されているのを見て、今まで「xx紙ですが取材を」という器にハマった仕事に偏っていた自分が小さく見えて、思わずお手伝いをと手を挙げてしまいました。(お一人にしかお話聞けていませんが!時間が許せばもうお一方、ぜひお話聞きたいけれど、忙しいかな?)お手伝いではなく今度は自分から始めないといけないですね。
学生時代のように、徹夜も苦にならないというわけにはいかないのですが、「これはやってみた方が良いのでは?」と思ったことをはじめてみる、面倒と思わず手を出してみることを、これをきっかけに、これからも続けてみたいと思います。
そこから「新しい」を見つけて、面白い自分を一生発見し続けていければいいな!と思います。
芽がちょっと出たら、どんどん水をやるのではなく、様子を見ながら優しく植え替えて大きくしてあげなきゃ。今までややスパルタでしたが、もっとゆとりを持って、自分にも時折優しくできるといいなと思っています。
◆補足のアート
スキルパッケージ→これからも整備して出していく
独立→1月には職種の登録をしてもう開始しなければいけない状況に追い込まれた。会計士と税金の壁、現地と日本の税制をできる限り把握して、罰金を取られないように楽しく仕事をする。
これはもう、続けていかなければならない課題です。
今回はそれに加えて、アート部の展示会に参加させていただき、メタバースでは、実際の作品展示やグループ展とは全く異なるアプローチになる事がものすごく分かりました。
自分の作品の見せ方や、見られ方を、仕事と並行して考えるとても良い経験になりました。作品制作と発表についても方法を変え、またはアプローチ先を変えて続けて行こうと思います。どこかでMIRROの作品を見たら、「ああ研究員にそんな方もいたような!」と思い出していただければ嬉しいです😁
第二期生の皆さんのこれからの活動も、どこかで見れるといいなぁと思っています。