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すべての始まり〜プロローグ〜

僕の名前はヌビア、音楽家であり最近プロデューサーになった男。

3歳からピアノ・5歳からチェロを始めて、音大のチェロ科に進学しつつ作詞作曲の仕事を始めた。そんでいつのまにやら音楽制作会社を立ち上げた。

貴重な舞台や代表曲に恵まれ、相方にも恵まれユニットを組んで、色々あったけどなんだかんだメチャクチャ上手くいっている音楽家人生だなあと思う。


そんな僕は同業者からとても怒られそうな理念というか、考え方を持っている。



音楽には、力なんてない。



少し正確でないので言い直すと「音楽単体には力はない」かもしれない。いやまだ正確じゃないか。


僕は、音楽にはストーリーが必要だと思っている。



ここでいうストーリーは、作る側もそうだし聞く人のストーリーもそう。
失恋した人には失恋の曲が刺さるし、ゲームのBGMはゲーム体験とともに感動が生まれる。推しのアーティストの人生や道のりを重ねる人もいるかもしれない。

クラシック音楽や伝統音楽での感動はもう少しハードルが高くて、「教養」というストーリーも必要だろう。

あとは極論かもしれないけど舞台そのものもストーリーだと思う。お客さんが椅子に座って、音響が整っていて、演者に照明が当たる。
「あ、これから何かが始まるんだ」っていうストーリーを会場や、たくさんのスタッフが演出する。


どんなに素晴らしい演奏やパフォーマンスがあっても、じゃあそれがガヤガヤした人混みの中で聞かれるのか?同じ演奏を広いパーティー会場の隅っこでやっていたら?

好きなアーティストや有名人ならそれも成立するかもしれない。でもそれも聞く人に「あ!あの人だ!」って分かるために結局ストーリーが必要だ。



もう一度言おう、音楽の力なんてちっぽけだ。



音楽そのものには、0を1にする力が弱いんだ。

でも1を100にも、1000にも出来る力があると思う。



こんなことを言う僕にとって、チェロや作詞作曲は武器の一つにすぎない。だから例えばチェロ奏者として武道館ソロコンサートをしたいとか、そういう夢は全然ない(なので普段からソロのイベントは極端に少ない)。


だから僕はすごく応援されにくいアーティストで、分かりにくい活動をしていると自分でも思う。

じゃあ僕はどんな夢があるのか。


僕はストーリーを作りたい。

ストーリーから作れる人間になりたい。



世の中にはすごいミュージシャンがたくさんいて、楽器ひとつで全てを表現しようとする人がいる。自分の相方もそうだし、僕はそんな彼らを心から尊敬する。


でも僕のやりたいことは「音楽で成功したい」「音楽で何かを表現したい」とは少し違う。

音楽を『使って』……チェロを使って、作詞を使って、作曲を使って、その他僕の持つすべての能力を使って……


僕のだけの世界観(ストーリー)を作りたい。

1→100だけじゃない、0→1からぜーーんぶ自分の手で叶えたい。



これはどちらでも結果を出してきた人間が言うからこそ意味があると思う。

チェロで最高の演奏をして、曲を生み出し続けて、その上でこの夢を語る。そうじゃないとただの器用貧乏みたいだし説得力がなくなってしまう。


僕は究極の欲張りなのかもしれない。やりたいことや表現してみたいことが無限に湧いてきて、あふれて止まらない。

この世界には僕の大好きな人がたくさんいて、その人たちをもっともっと巻き込んで新しいものを作ってみたい。


そのためにはお金や時間・人脈はもちろん、僕自身にももっともっと能力が必要だ。そう思って最近は色々な角度からさらに自分の能力を磨くために毎日を過ごしている。ディレクター・脚本・演出……すべてはメイン武器の音楽の力を最大化して、最高のストーリーを創り上げるために。



僕が18歳の時、ちゃんと音楽を仕事にして食べていきたいと思った時。最初に僕が抱いた夢は「音楽とストーリーを作りたい」でした。

色々あってストーリー作りの夢は途中で挫折してしまったものの、今こうして18歳の時の自分へ原点回帰しました。これが僕の人生の本当の始まりであり、プロローグ。

(※挫折の経緯などが書いてあります↓↓↓)


まだまだ、まだまだまだ足りない。
足りないことだらけ。

だからこそ、先が見えなくて
挑むことだらけで面白い。


僕が影響を受けたゲームのキャラクターがこんなことを言っていました。

諦めんぞ見るがいい、俺の辞書にそんな言葉は存在せん!なぜなら誰でも、諦めなければ夢は必ず叶うと信じているのだァッ!

相州戦神館學園八命陣より



9月29日、僕の新たなはじまりを飾る重大発表があります。チェロ奏者でも作詞家でも作曲家でもない、ヌビアという人間の生き方を示す舞台のお知らせです。


昔からのファンの皆さま、お待たせしました。

そして最近知った方にもこの生き方を見てほしい。



これから皆さんに見せるストーリー、そしてここに記した僕の人生も一つの壮大なストーリーとして最高のモノを作れるように歩んでいきます。だからこの「始まり」をどうか一緒に盛り上げてほしい。


9月29日の情報解禁で、皆さんの力を貸してください。
そして、どうぞご期待ください。


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