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『ガラスの動物園』の「ディスカッション」を振り返る

こんにちは!スタジオ共作所です。
私たちは2023年2月3日~5日絵空箱という場所でガラスの動物園の無料公演を実施しました。
私はガラスの動物園でトム役を演じた大月利貴と申します。

スタジオ共作所は今まで発表会、そして『ガラスの動物園』の公演終了後に、観客とディスカッションを実施して、俳優と観客がお互いに劇の感想を言ったり、どうすればこの劇がもっとうまくいくのか意見交換をしてきました。私はディスカッションをする意義は、俳優が自分自身で気づけない事に観客が気づいてくれる事だと思っています。それは自分では気づけない俳優の成長、俳優の課題など様々です。特に何回も発表会にきてくれている観客の意見は凄く説得力があり貴重です。『ガラスの動物園』の無料公演では通常の発表会よりも沢山の観客が来てくれました。これにより多くの意見交換が行われ、俳優も自分自身の変化や、課題について深く考えさせられる貴重な機会になることができました。

            大月利貴(トム役)


スタジオ共作所は「出逢い」という言葉をよく使っています。それは、俳優と役との出逢い、俳優と観客、戯曲と観客の出逢い、様々な出会いが生まれることによって、舞台芸術の完成を目指しています。私達の舞台を観劇することによって、観客は今までとは違う舞台芸術を感じることができ、それは、音楽ライブやお笑いライブのような、劇場全てを包む「一体感」で溢れかえることです。その一体感は、幸福感に繋がり、新たな「癒し」として日本の観劇人口の増加の大きな一歩になるはずです。 
   
           吉川大志郎(ジム役)  


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