人の心を惹きつける魅力「K-ACTING」
※日本人俳優の演技の傾向
1. どこかで見たような??演技。
今まで見てきた俳優の演技をトレース。それが無意識的に染み付き演技の傾向として定着。紋切型。
2. “自然な演技”と言われる演技。
自然な演技とは何か。雰囲気芝居と評される演技。 ボソボソと小さな声でセリフを言う。
3. 俳優の個性が過剰に感じられる演技。
俳優自身のキャラクターが強く影響力もあるが、役とかけ離れた技巧が目立つ。
4. イメージ先行の演技。
イメージした役の感情を表現しようとする。相手との交流が生まれない。
日本人俳優が韓国式(的)演技 ”K-acting”を学ぶことで 、今の日本人俳優に足りない演技とは何か? に気づくことができる。
スタジオ共作所で韓国式演技を3年間学んでわかったことは、 演技には訓練が必要だということです。
日本には一貫した演技教育のシステムがないため、 様々な演技体験の中から自分なりのやり方で演技をしてきました。 韓国式演技を学ぶことで、今まで知らず知らずのうちに染み付いた自分の癖、 演技の傾向、自己流演技の限界に気が付きました。 と同時に、今まで曖昧だった“演技の根本”に目を向けられるようになり、
“優れた演技とは何か?”について自分なりの考えが生まれるようになりました。
俳優としての意識が変わり演技に対する探究心が更に高まりました。
2023/06/09 中村英香
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