スタジオ共作所?
はじめまして。
私はスタジオ共作所の中村英香と申します。
私がスタジオを簡単にご紹介します。
スタジオ共作所は、主宰の韓国人俳優チェ・ギュファンが編み出したスタニスラフスキー・システムを元にした演技方法に従ってメンバーが日々訓練を重ね、各々の演技方法論を模索している団体です。
私達は日々俳優訓練を行っています。主な訓練の内容をご紹介します。
まずはペペデです。ペペデとは“身体的行動の記憶”を意味するロシアの訓練用語です。 対象によって動かされる感覚を身につける訓練です。
次はエチュード。“即興状況劇”を意味するロシアの演劇用語です。
単なる即興ではなく事前に考えたプランを元に行動することで、無意識を体験するための訓練です。
そして観察です。歌手、動物を観察することで、観察対象の外的特徴から“行動の原理“を理解し、”役の行動”を体現する訓練です。
こういった訓練を今まで発表会という形で観客に公開してきました。 結果ではなく過程を共有する、つまり発表会という機会を私達は大事にしています。 観客と一緒に踊ることから始め、ディスカッションで終える発表会は観客との交流を深め、 俳優はその都度、身体的行動とは何か?を獲得してきました。
そして、全5回の発表会を経てテネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」を公演しました。
私、中村英香は、ガラスの動物園を通して様々なことを感じました。
やはり良い俳優になるためには日常的な訓練が必要だという事、役の行動の大事さ、そして演技の楽しさを改めて知ることができました。
ゴンザクソは“共に作る場所”という意味を持っている韓国語です。
日本と韓国の俳優、観客が共に遊ぶ自由な空間づくりをスタジオ共作所は目指しています。
私達の挑戦はこれからも続いていきます。
ありがとうございました!!
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