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ミュージシャン諸君、注目~! Dスタってなんだ!?
神田にあるリハーサルスタジオStudioBpm. -kandaで開催されるドラマーたちの集いの場。それが「The D-Studio.-kanda」だ。
同スタジオのスタッフで、これまでドラムテックとして数々の有名アーティストをサポートしてきた的場誠也が主宰する、ドラム好きのためのイベントとなっている。
的場とともにホストをつとめる顔ぶれが、また豪華だ! いずれもレコーディングの現場でともに音を作り、かつドラマーとしての的場に師事した経験のあるthe telephonesの松本誠治と、Plastic Treeのサトウケンタロウ――2名の人気ドラマーが、毎月2回、実演を交えたドラムミーティングを続けている。
スタジオの“顔”としてのイベント
そもそもDスタには歴史がある。江戸川区・小岩にある老舗のリハスタ「オトキチ」の人気イベントなのだ。もう10年にわたって、地元の音楽好きを中心に開催されてきた。
じつは神田でStudioBpmがオープンするにあたって、なにか核となる企画がないかと探していた同店スタッフが、首都圏のリハスタを視察していた際にこのイベントを知り、ホストの的場に声をかけたのがきっかけだった。
話を聞いた当時を、的場はこう振り返る。
「新たなスタジオで、新たに立ち上げるイベントなので、オトキチでやっている内容と同じではつまらない。ちょうどその頃、誠治くんやケンケンさん(※的場は遙かに後輩のはずの二人のホストをこう呼ぶ)に『アーティストとしての別の活動をするべきだ』と話していたこともあって、二人を誘ってドラムに関するセミナーふうの催しができないかと考えたんです」
いらい約2年、新生Dスタは新たな客層を獲得して、スタジオの目玉企画として回を重ねている。
実験の場としてのドラム座談会
別稿で示した「過去の開催テーマ一覧」をみれば一目瞭然。過去のエピソードを披露したり、参加者からの質問に答えたり、名曲の解釈について論じたり…。Dスタで語られるテーマは多岐にわたっている。
参加者もドラマーに限らない。ギターやベース、ボーカルの参加も大歓迎だ。その場の雰囲気によっては、即興セッションが始まることも…!
テーマを絞ったセミナーであり、演奏法を学ぶレッスンであり、音楽解釈をめぐるディベートの場であり、静かに音楽に浸る会場でもあり…。
ドラマーが主導する、音楽好きのための座談会。その実態はおそらく参加者にもつかめていないだろう。奥が深く、幅が広く、ほとんど捉えようがないからだ。ホストへのインタビュー(※別稿=未掲載)がわずかに理解の助けとなるかもしれない。
随時HPやTwitterで開催情報が更新されている。初心者からプロまで、また音楽経験の有無にかかわらず、ひろく参加者を募集中だ。
実験の場ともいうべき「The D-Studio.-kanda」。ミュージシャン諸君は一度覗いてみてはいかがだろうか。
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