見出し画像

ALMAの発表会 vol.4

こんにちは!
studioALMA発表会へ向けて、一人一人の心情などを尋ねていきます。
 
今回は寺前幸胡劇団員。今春、中学生になった幸胡ちゃん。もう大人だよね……でもシェイクスピアの戯曲なんて、難しい言葉ばかりで、さあ大変! あの「ロミオとジュリエット」のジュリエットに挑みます。
‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥……
まずは、尋ねてみました。「そもそも『ロミオとジュリエット』って知っていた?」
 
幸胡ちゃんは、この物語の全体の内容は具体的には知らなかったけれど「ああ、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの」という場面だけは聞いたことがあったそうです。
 
そこで、今回の役をもらってから、映画を二つ見て、本も3回くらい読んだのだそうです。本を読むのが苦手だったのでは……にもかかわらず、3回も読んだというところからして意気込みが感じられます。
 
「文字がばーっと並んでいるのが好きじゃなくて。開いた瞬間に、何この漢字……と」苦労して読んだそうです。
 
読んだり見たりしてどう思いましたか? 「結構思っていた話と違っていて……ロミオがあんなにチャラかったとは」と苦笑い。
 
まさに……。幸胡ちゃんが「初恋同士なのかなと思っていた。ロザラインがいるのに……」と言うように、ロミオは直前までロザラインという女性に夢中だったはずなのに、ジュリエットと出会った途端にロザラインそっちのけで恋に落ちてしまうのです。
 
でも、「ジュリエットはイメージ通りだった」ということなので、ジュリエットが最後まで純粋に思い続けることについて尋ねると、「愛ってすげえって思った」と率直な感想が!
 
こんな恋、してみたいって思う? 「いやあ、したくないかな……チャラ男とは。目が合った途端に話しかけて、手を引っ張ってくる男は遠慮したいというか……ほぼ不審者じゃないですか」(爆笑)
‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥……
さてさて、ジュリエットを演じることについて。
 
とにかく台本の「言葉が難しくて」せりふを覚えることが「むっちゃむっちゃ大変でした」。だから「家で一人で練習をしているときは、見て唱えて、見て唱えて……をしてました」。それだけでは相手がいないので、いざ稽古場で相手を目の前にして会話をするとなると「言うタイミングとかが結構、てこずって」。このように四苦八苦しながら覚えていったのでした。
 
これまで演じてきたクジャク、馬という動物と、人間を演じることとの違いを実感したそうです。「動物やるのと人間やるのとはどっちが好き?」とぶっちゃけ尋ねると「これから挑戦していきたいのは人間だけど、動物のほうが自由があるからいい。自分自身が騒がしいし、気づいたらあっちこっち行っているところがある。そういうことを考えたら動物のほうが自分には合っているかな」と、ほほ笑みます。もちろん、どちらもできるようになるといいなと考えているので、「むっちゃいい経験になってます」。
 
家族にジュリエットをやることを話したところ「正反対じゃん」と言われたとのこと。「幸胡はお姫さまらしさがなくて、正反対だって言われました」。でも、発表会を見に来てくれるので、幸胡ちゃんの清楚でかわいらしいジュリエットを見せつけましょう。
 
今回、他の劇団員が稽古をするところを見ていて「ただとにかく『すげえ』って」思っているそうです。筆者(平山泉)が演じる相手役「ばあや」についてもどう思うか恐る恐る尋ねると「ばあやらしい個性があるから結構面白くて、めっちゃいい」と褒めてくれました。
 
ばあやにとって可愛い可愛いジュリエット。筆者にとって可愛くて大切な先輩、幸胡ちゃん。2人の舞台、よろしくお願いします。
 
ジュリエットを演じながら、さらに一歩、大人へと成長した幸胡ちゃんの本番をお楽しみに!
‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥……‥‥‥……
【劇団員募集中】


studioALMAは、子どもも大人も楽しめる「オリジナルの舞踊劇」
を創作・上演する団体です。

入団要件
・毎週日曜日11〜13時の定期稽古に参加できる方
 場所:西武新宿線「野方」駅より徒歩5分のスタジオ
 ※定期稽古は舞踊稽古が主となります
 ※公演前は稽古が増えます
・演技・舞踊の経験、年齢は問いません
・入団希望者は面談あり

studioALMAのこれまで————
2021年4月〜 俳優のための舞踊教室開催
2021年9月 YouTubeにて映像作品「約束の化石」を無料公開
2022年5月 スタジオアルマの舞踊劇「団長は怒らない -流れ星サーカス団物語-」(作・演出:小泉憲央)公演
2022年9月 舞踊劇団化
2022年11月 全児演公演
2023年3月 スタジオアルマの舞踊劇「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2023年8月 スタジオアルマの舞踊劇「ラヤの夢-流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2024年3月 スタジオアルマ所沢出張公演「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演

ご興味のある方は、studioalma.meteor@gmail.com まで、お気軽にお問い合わせください!

いいなと思ったら応援しよう!