ＡＬＭＡの発表会 vol.3
こんにちは！
studioALMA発表会へ向けて、一人一人の心情などを尋ねていきます。
今回は催花もえな劇団員。もえなさんは筆者（平山泉）の相手役として高貴な女性を演じますが、それだけでなく、小高愛花劇団員の演じる一人芝居にギター演奏で参加するのです！
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今回「十二夜」という戯曲で伯爵家の女性「オリヴィア」をやることになったもえなさん。「シェイクスピアなどの古典作品を演じたことがなかったので、なかなか自分でやるイメージがわかなかった」と言います。
ＡＬＭＡでこれまでやってきたのはすべて動物役です。クジャク、虎、ゴリラ、ハイエナを演じてきたもえなさんですが、今回は人間。しかも「私は声が低いので」女性、しかもお嬢さまという役に戸惑ったようです。でも、「こういう役ももらえるんだ」と前向きにとらえ、想像しながら手探りで始めたといいます。まずは姿勢や歩き方に気をつけることにしたそうで、入るところからの姿勢がさすがです。
さまざまな動物をやってきたもえなさんをすごいと思いながら見てきました。動物役との違いについて今回は「動物と比べて考え方が複雑で、しかも心の奥に思惑や恋心を秘めている」ところが難しいといいます。オリヴィアは、男性になりすまして訪ねてきた女性「ヴァイオラ」を好きになってしまいます。いつの間にやら恋心が芽生えていく、そしてそれをどう表現していくのか……ヴァイオラを演じる泉としても気になる、もえなさんの挑戦です。
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そして、ギター演奏についても、もえなさんに尋ねました。
ギターを弾いてみないかと言われたとき、できるか分からなかったけど「挑戦してみたい」と思ったそうです。
ギター始めたのは2021年12月末。なのでもうすぐ３年といったところでしょうか。ギターを買って自宅に持ち帰り、教本を読みながら一人で弾いてきたのだそうです。だれかに習ったこともないというので驚きました。
「楽器をできるようになってみたい。好きな曲を自由に弾けたら一生楽しいだろうなと思って」。それがギターだったのだそうです。「ギターの音、いいですよね」と。
これまで誰に見せるわけでもなく練習していたので、ギターケースを買って外に持ち出す機会にわくわくしたもえなさんですが、いざどう弾こうかと考えると、右も左も分からなくて焦ったといいます。
楽譜もない中で、芝居に合わせて演奏することの難しさを実感したそうで、「最初に合わせたときはなかなかスムーズに弾けなくて……これまでのＡＬＭＡの公演で、音楽家の方々がやっていたことのすごさが分かりました」。
それでも、稽古の度に演奏の工夫をしてきて驚かされています。劇団員がギターを弾くということで、ＡＬＭＡの活動に幅ができたと思います。
芝居との共通点も話してくれました。いわく……。
お芝居だったら、せりふを覚えて、すらすら言えるようになって、自由になった身体でやりとりをする。
楽器演奏だったら、弾き方を覚えて、すらすら演奏できるようになって、人と合わせたり気持ちを乗せたりすることができる……。
「そんな境地に行けるのかは分かりませんが、できたら面白いなと思います！」
もえなさんの多彩に活躍するこれからがますます楽しみです！
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【劇団員募集中】
studioＡＬＭＡは、子どもも大人も楽しめる「オリジナルの舞踊劇」
を創作・上演する団体です。
入団要件
・毎週日曜日11〜13時の定期稽古に参加できる方
場所：西武新宿線「野方」駅より徒歩５分のスタジオ
※定期稽古は舞踊稽古が主となります
※公演前は稽古が増えます
・演技・舞踊の経験、年齢は問いません
・入団希望者は面談あり
studioＡＬＭＡのこれまで————
2021年4月〜 俳優のための舞踊教室開催
2021年9月 YouTubeにて映像作品「約束の化石」を無料公開
2022年5月 スタジオアルマの舞踊劇「団長は怒らない -流れ星サーカス団物語-」(作・演出:小泉憲央)公演
2022年9月 舞踊劇団化
2022年11月 全児演公演
2023年3月 スタジオアルマの舞踊劇「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付：小泉憲央)公演
2023年8月 スタジオアルマの舞踊劇「ラヤの夢-流れ星サーカス団物語-」（作・演出・振付：小泉憲央)公演
2024年3月 スタジオアルマ所沢出張公演「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」（作・演出・振付：小泉憲央)公演
ご興味のある方は、studioalma.meteor@gmail.com まで、お気軽にお問い合わせください！