
サラリーマン失格
「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ4回目。本当に私、サラリーマン向いていない。いや、社会人不適合者かな。とにかくもうダメダメな生活を送っていた時のこと。
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ここはどこ?
結婚を機に、地元・福島に戻ってきたはずが、とうとうマンスリーマンションを借りるようになり、週末すら帰らないようになってしまった私。もはや、Uターンとは言えまい。
週末婚から別居婚にステップアップしたのは、結婚して3年目の頃でした。別居婚なんて、寂しくないの?」と友達に言われることも。
そうそう、お馴染みのTV番組「新婚さんいらっしゃい」の応募条件には、結婚して3年目までのカップルと書いてあり、それを見て、新婚とは3年までなんだと理解しました。いや、それ以前に別居婚状態なのに、新婚さんいらっしゃいにエントリーしようとしたのか?とツッコミを入れるべきでしょう。
とにもかくにも、半ば独身生活に戻り、羽を伸ばしているかのようにも思われるかもしれませんが、この頃の私は多忙を極めていました。
前職の上司が立ち上げたコンサルティング会社は横浜にオフィスがありましが、在宅ワークと出張をやりくりすることで、結婚後もそこで働いていました。
ありがたいことに、売上は伸び、私の担当企業はどんどん増えていきます。福岡、佐賀、下関、広島、高松、大阪、京都、名古屋、豊橋、東京、仙台、新潟、ときどき鹿児島や北海道にも赴きました。東京に仮住まいをしても、東京にすらいないという日々。
ある朝、出張先のホテルで目覚めたとき、自分がどこにいるのか一瞬分からなからなかったことさえありました。窓の外に映る川を目で追っていくと、原爆ドームらしきものが見え、「ああ、今日は広島だったんだ」と気づいたほどです。
勤怠最悪な上司
さらには、新入社員を迎え、部下が一気に4人になりました。クライアントの対応と社員教育、そして、ホームページの大幅リニューアルに伴う執筆で、平均睡眠時間は3時間、徹夜するのもしょっちゅうでした。
昔から朝は苦手でしたが、起きれない日が続くようになりました。出張の日は、絶対に寝坊はできないので、精神力で起きるか、飛行機で寝ればいいと徹夜あけのまま出掛けました。しかし、社内業務日となると気が緩み、目が覚めたら昼、ひどい時は夕方4時ということもありました。もはや、サラリーマン失格です。
慌てて会社に電話すると、心配される前に呆れられていたと思います。それでもクビにならないのは、小さな会社だったからでしょう。いや、それもあるかもしれませんが、私の状況は誰もが知るものでしたので、黙認せざるをえなかったかもしれません。
常に寝不足で肌はボロボロでしたが、それ以外は体を壊すこともなく、精神を病むこともなかったのは奇跡だったかもしれません。いや、既にワークホリックという病に陥っていたのかも。
そんな私にとって、福島は、ますます遠い存在になっていました。
(つづく)
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クラウドファンディングのリターンの1つ、フォトエッセイ本があります。今日はその打ち合わせでした。
私は、スタッフとして関わるようなってすぐに、FoodCamp!の本を作りたいと思いました。生産者をはじめ、福島で生きる人々の姿やFoodCampでのさまざまなドラマに、いつもいつも感動していたから。でも、その気持ちがどこか独りよがりのような気がして、いざそのチャンスが訪れたのに、なかなか構想をメンバーに話せていない自分がいました。
でも、今日、最高のカタチでメンバーからもGOサインがでました。これにもまた感動してしまい、私は幸せものです。その秘話はまた別の機会に。
【孫の手トラベルのクラウドファンディングPJ】
https://motion-gallery.net/projects/magonotetravel/updates/27345
めちゃくちゃ素敵な本にするから、ご支援よろしくお願いします。