見出し画像

中間課題(1)企画立案、スケジュール-デジハリ修了(11)


いよいよ中間課題

中間課題は「スグ食べ」という架空のECサイトのランディングページを作成しました。
※受講時期やスクールによって異なる場合もあるかもしれません。

企業サイトの課題が終わったと思ったら、すぐさま中間課題です。ハードですね。
これまでワークでやってきたデザインカンプ、コーディングのすべてを自分でやります。
それだけでなく、ランディングページというワークには無かった概念のページを作成し、スケジューリングや意図シートの作成といった、これまでワークでもやっていないこともやります。

これまでの動画を見て、基本的にコピペで対応できた課題とは打って変わり、とても大変です。私はほぼ1ヶ月かかりました。
私が作業したことを時系列に沿って、それぞれの感想文を書いていこうと思います。

課題完成までの流れ

課題が完成するまでの作業の流れは以下のようなカンジでした。
※私が受講した場合のもので、受講時期やスクールによって異なるかもしれないので、必ずご確認ください。

  1. ランディングページとは何なのか理解する

  2. ヒアリングシートを元にランディングページの企画立案

  3. スケジュールを作成

  4. トレーナーさんにスケジュールを報告して承認を得る

  5. ワイヤーフレームを作成(Photoshop)

  6. 意図シートを作成

  7. トレーナーさんにワイヤーフレームと企画意図を報告して承認を得る

  8. デザインカンプを作成(Photoshop)

  9. トレーナーさんにデザインカンプを見せて承認を得る

  10. コーディング

  11. トレーナーさんに完成したWebページを見せて承認を得る

※太字の箇所はトレーナーさんのチェック=自分以外の人も含めたスケジュールを立てる

作成するのはランディングページを1ページですが、これまでのワークと課題に比べて工程がものすごく増えています。
また、トレーナーさんの承認を得る箇所がいくつかあるので、「スケジュールが自分の思い通りにならない」こともあります(どういうことなのかは後述します)。

ランディングページとは何なのか理解する

中間課題になって突然、登場したランディングページ。課題の導入時にペーパーを渡されて、これを読んでランディングページとは何なのかを理解しなければなりません。

私は、商品やサービスの広告で最初にたどり着く(ランディング)Webページ。ユーザーがページをスクロールしながら商品やサービスに興味を持てるようにして、コンバーション(資料請求や購入)を促す。そして、ユーザーが実際にコンバーションしたいと思ったら、コンバーションボタンを押せば行える機能も持ったページと理解しました。
正直、私は完全に理解しているとは言えないので、なんとなくフワッとした理解です。
ストーリー仕立ての広告的な表現をして、興味をそそられたタイミングでコンバーションボタンが配置されているようなWebページにすれば良いのかな、ぐらいの認識でした。

ヒアリングシートを元にランディングページの企画立案

デジハリが用意したヒアリングシートが支給されます。ヒアリングとは、クライアントから「こういうWebサイト(ランディングページ)がほしい」という要望を聞き取ること。それをまとめたシートがあらかじめ用意されています。
概要はデジハリONLINEのブログでも、分かりやすくまとめられていました。

今回の課題は、すでに「ディレクターが架空のクライアントからヒアリングした内容」という体裁でランディングページを作っていきます。

ヒアリングを元にデザイン

このヒアリングシートの内容を把握しながら、「相応しいランディングページのデザイン」を考えていくこととなります。ここが、これまでのワークには無かった知恵の絞り所となります。
今回の課題では「オーガニック野菜の通販」が目的で、ナチュラルとかヘルシーといったコンセプトがあり、それを訴えるデザインが求められています。
ド派手な大爆発とか燃えるような激しさとかが求められていないことは、ご理解いただけるかと思います(何事にも例外はありますが)。

↑は「ド派手」をPinterestで検索したもの。課題の要望とはまるで違います。

とはいえ私は、こういうものには全く疎いので1ミリたりとも想像ができませんでした。
でも、ありがたいことにヒアリングシートには「ベンチマーク企業」としてサンプルのサイトが例示されています。まずは、こちらのサイトを眺めてみて「世の中には、こういうランディングページがあるんだ」と知ることができました。
まだデザインはしないので、ここでは参考程度にチェックしておきましょう。

組み込む要素

売り物はオーガニック野菜ですが私は扱ったことがありません。何から伝えれば良いのかわからないまま時は流れていきそうだったのですが、これもヒアリングシートに訴求したい事項として、伝えてほしいことがまとめられています
こうやって「何をしたい」のかがまとめられているのがヒアリングシートなんだなあ、と感心しながら読み進めていきました。
なお、課題では訴求事項はすべて入れる必要はありません。スケジュールの規模に応じて、取捨選択して構いません。
(逆にスケジュールに余裕があるなら、オリジナルの事項を加えても良いそうです)
さらに、キャッチフレーズに使えそうな文言や、各々の訴求事項に使えるテキストも用意されています。
ただし画像については、すべて自分で用意します。今の時点では用意しなくて良いですが、「画像を探す」ことも自分の作業となることは把握しておきましょう。
訴求事項とテキストが揃っているので、後はこれらを組み合わせながらランディングページの体裁に落とし込んでいけばワイヤーフレームは作れそうです。

でも、「ランディングページの体裁」って、どんなものがあるのでしょうか?
これについてはトレーナーさんからも教えてもらえるし、後ほど書きたいと思います。

スケジュール

ヒアリングシートを確認して、どんなランディングページを作るのかがイメージできたらスケジュールを立てます。スケジュール用のシートが支給されるので、そこにガントチャートの帯を入れていきます。
ヒアリングシートには「発注から2週間」となっていましたが……私は1ヶ月かかりました。

私が立てたスケジュール

初学者がはじめて作るものなのだから正直言って、これはやってみないとわかりません。というか、正確に2週間で収められるかどうかなんて予想も立てられないと思います。無責任なカンジがしますが、そういうものだから仕方がないです。
なので私の場合は、各工程を一週間ごとに区切っただけのスケジュールを立てました。あんまり根拠はありません。これまでのワークのカンジから、これぐらい掛かるだろうという予想と1ヶ月以内には終わらせたいな、という自分の都合で引いたスケジュールです。

みんなの都合も大事

※以降、DTPをやっているときの経験を元に書いています。デジハリの見解ではありません。

あまり根拠無く引いた線ですが、「デジハリの休校日にトレーナーさんの確認作業を行わない」配慮はしました。臨時の休校日やイベントの日程も考慮します
また、教室のパソコンで作業をするなら、稼働できる時間は教室が開いている時間内ということも考慮しましょう(教室で徹夜作業はできないということ)。

「金曜日の夕方に発注して、月曜日の朝に納品を求める」といった話が、いろいろと話題を呼んだり呼ばなかったりしますが。
発注する人間に都合があるように、受注する人間にも都合があります。こういった事情は本来お互い様なのですが……これ以上は本題から外れるので言及しません。
何が言いたいかというと、受講者が自分の都合だけでスケジュールを立てるのではなく、自分が関わる人や設備の状況も考慮したいです。

  • 作業期間中に大型連休を挟むなら、連休開始の前々日までにはトレーナーさんのチェックを入れる(チェックの修正は翌日までに終わらせて、連休前に次のステップに進めるように)

  • 大型連休明けにチェックをお願いするのなら、連休期間中は質問ができないので作業が保留になることも考慮したスケジュール

  • 徹夜を要する作業量の場合、教室以外で作業できる方法を考える(徹夜しないに越したことはありませんが)

  • トレーナーさん、教室、設備それぞれに事情がある(急病でお休みするかもしれないし、災害で休業するかもしれないし。お互い様です)

スケジュールを立てていると、自分の思い通りにならないことが多々あります。これが本当のクライアントワークだと、クライアントの向こうにいる存在(上司だったり、クライアントの親企業だったり、ユーザーだったり)による理不尽が罷り通っています。
でも、直接顔をつきあわせてやり取りする担当者同士では、お互い様の気持ちで取り組んでいきたいものです――そんな心構えも必要かもと思ったりしました。

トレーナーさんと打ち合わせ

スケジュールができた段階で、トレーナーさんと中間課題を進めるに当たっての打ち合わせをしました(という記憶。メモがないので曖昧です)。
この打ち合わせの予定を入れるところから、すでにスケジューリングが始まっています。どんなに急いでいる状況・自分の仕事の都合があっても、スクールが営業していない日時に打ち合わせはできません。
(どうしても都合が付かないのであればスクールに確認してください)

私は教室に登校して、対面で打ち合わせをしました。これまで先述してきた内容のことを、打ち合わせの段階でいろいろと相談しました。
なお課題では、トレーナーさんは成果物のチェックをするという意味ではクライアントの立場ですが。課題を課しているという意味では、ディレクターの立場でもあります。
この打ち合わせの段階でわからないことがあっても、オンライン・オフライン問わず、どんどんトレーナーさんに質問をしていきましょう。本来であれば、クライアントに聞くべき質問と、ディレクターに聞くべき質問は分けないといけないのですが。そこの区別をせずに質問できます。
というわけで、スケジュールが承認されたら、いよいよ作業開始です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?