音MADの歴史備忘録 第1話
はじめに
ナレーションを務めた音MAD史に関するおはなしです。
追記情報が色々ありすぎるので、私や私の知り合いがまとめた中から特筆すべき内容をここに残しておきます。
第0話「狭間」
MADテープの話がないだろとよく言われますが、音MAD史に絡めようとすると複雑化しすぎるのと証拠が少ないため個別chでまとめました。
タモリさん・庵野さん・萩本さんなどレジェンドが出てくるあたり渋い展開となっていることがわかります。
音リビアの泉制作時にyuuさんを経由してサークル舞映の管理人がNEW MAD TAPEの制作者クレイジィ今井さんであることがわかるなど世紀の大発見もありました。是非ご覧ください。
第0話に載せきれなかった内容
1967年にインターネットが開発されたのを知ってか知らずか、1970年にマッド・アマノ事件というのがありました。「コラ画像が著作権侵害になるか」という話で、最終的には和解していますが「さすがに似すぎてるとアウト」という判断が出ています。ヤジュミエール現象のはしりかな?
80年代の話は動画で出したとおりです。84年に俺ら東京さ行くだが出てるのもオーパーツすぎて草生えました。
98年1月にすば〇がparn4、同年冬にココリコ黄金伝説で田中さんのオナラをサンプリングしたベートーヴェンの第9(日本初の音MAD?/原曲不使用)が放送されています。これはDVDを購入して映像を確認しました。なかなか大変な撮影。
そして99年に誘惑のラビリンスがありまして、FLASHから現行の音MADに近い作品も出てきます。タシロスや「あなたが選ぶ静止画MAD大賞2001」を経由し、巫女みこナースやオンドゥル放送とつながっていきます。
「当時は若く、お金が必要でした」
2004年1月、彼は出演を認め、仲間は日ペに入社しました、
メジャーの実力たまげたなあ
第1話「幕開け」
第1話に載せきれなかった内容
マツケンサンバⅡ(2004)が今でも流行っているのは驚きですが、それ以上に荻野ラップ、恋のマイアヒ、ラッパーmiyocoなど先人たちの登場が目覚ましいのがわかります。奇跡の世代は先にいたんですね、わかります
そして2006年。
嬉しくなると、ついやっちゃうんだ。
阿部さんをはじめとした同性愛弄りに乗るのは少し後の話です。
2006年「パチンコCRマツケンサンバ」
同年に変態糞親父も盛っています。
2006年12月ニコニコ動画(仮)
おせちんこ、zoome、チャー研DVD発売と続きます。
からの動画投稿サイト化です。ぷよぷよするな。
動画上ではトイレその後をニコニコ最古の音MAD扱いしていますが、厳密にはそれより何年も前にネットで公開されていたことを制作者本人から直接伺っています。日本語難しい。瞬く間に消してくれる(権利者削除)
全自動卵割り機と道化師は大変な洗脳は脳みそに直接語りかけてくる。
とみたけフラッシュでうおっ、まぶしっしてたらイチローのレーザービームで人類滅亡。すごく・・・おおきく掘りかぶってマコトシシオは大変なものをフタエノキワミ、アッー!となっております。
キワ雪で頭が爆発したところ、メルトで溶けてしまいそう。
イケメンに見とれてたらKYNのビデオが発掘されていました。
という感じで情報量は日々オーバーしていました。
MAD文化の礎はこのあたりに確立されていなったことでしょう。名乗りもしない職人たちがまいた種は悪魔となり、ちょっとケインな記憶として刻まれていきました。ごめんTDNコスギってこと。
宗教VS哲学の戦いが行われる中、スーパーゴー☆ジャスデラックスを本人が公認は時代が早すぎる。さすがに、今もネットで活躍するだけのことはある
西川先生くらい青春真っ只中でした。アニメといえば機動戦士ガンダム00ドロキですね。
当時を振り返って
すみません、気づかぬうちに発作が出ていたようです。まだ続くぞ
ランキングを開けば未知のエリアがあって、毎日が不思議に満ち溢れていました。ネットにはどんなクリエイターがいるんだろうと。
そのときの気持ちのままに、映像制作の仕事をするとは思ってもいませんでした。演者になりたかったはずなのに…。
大事なことは多くの動画が「製作者オリジナルの発想に満ち溢れている」ことです。どれを見ても、センスの光る大喜利や予想だにしない展開の連続だったことを印象深く覚えています。
懐かしの記憶
あの頃やり取りした名前もうろ覚えな作者たち、今はどんな生活をしているんだろうと思うことがあります。ランダムチャットやダークな掲示板で出会った人たちとはまた違うドラマがあるんです。
ただひとつのアイコンに集まった一流ハッカーのような。
制作スキルを聞く感じもないんです。自分で調べて、エフェクトかけては消しての繰り返し。ワイプがあることだけで革命でした。
切り抜きBBも音程合わせもコンテストもない世界で、何が気持ちを掻き立てていたんでしょうか。それは動画による感じたことのない遊びの高揚感にほかなりません。自分が誰よりも面白いと証明したかった気がします。
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