Midjourneyで年代のファッションを再現できるのか #G05
はじめに
長くなってしまってゴメンナサイ!!
福島☆復興グランプリに行ったり、その後にもさまざまな事が重なり遅くなりました…
福島☆復興グランプリについては後日お話しします。
今回はタイトル通り、「年代のファッションの再現ができるのか」にフォーカスします。
これがなかなか難しかった…
思うように出なかった…
Midjourneyの苦手なプロンプト
AI全般に言える事ですが、ローカル情報には弱いです。
これは画像生成でも例外ではありません。
特に特定の国だけで流行したものなどはあまり認識しない傾向にあります。
検証してわかったことですが、ファッションも同様に、例外なく日本国内で流行ったファッションをプロンプトに入れても反応しませんでした。
やってみた!60年代ファッションの再現
ツィギースタイル Twiggy style
ピクシーカットの髪型とミニスカートが特徴的なツィギースタイルは今でもオシャレだと考えています。
このファッションの系譜はピチカートファイブにも受け継がれていたように感じます。
サブカルチャーと言うべきか、当時の未来志向はレトロフューチャーと言う言葉がしっくりくるのでしょうか。
1970年の大阪万博のキャッチフレーズが「人類の進歩と調和」ってかっこよすぎでしょう。
スタイルの名前だけでは反応しきれない
やってみてわかったことですが、ファッションスタイルの名前を入れただけではTwiggyですら、思うような再現が困難であることがわかりました。
衣服の特徴も入れてこそやっと出るように感じます。
下の画像はワンピースを入れて更に近づけられる事ができました。
Pixy Cutは反応しない
pixy cutで更に髪の毛を短くしようとしたのですが、ダメでした。
very short hairでもご覧の通りです。
twiggyの場合どういったわけか、オレンジ色の服がよく出力されます。
もしかしたら、kodachromeの再現に寄せる為に「寒色」をプロンプトに入れているので、アクセントカラーで暖色となるのオレンジを入れている可能性があるのかもしれません。
70’s 人類の進歩と調和展
1970年の大阪万博にありそうな写真を再現しました。
一部は建物もレトロフューチャーを感じさせる?中でファッションはできるだけ当時を意識したつもりです。
当時のファッションは「レトロフューチャー」は確かに当てはまるのですが、それだけではしっくりこない感じがあるので衣装などはいつもより細かく指定しています。
なのでここでのプロンプトはヒミツです。
ちなみに、フィルム要素も入れています。
やってみた!80年代ファッションの再現
ボディ・コンシャス Body Conscious
ボディ・コンシャス「Body Conscious」とは、俗に言うボディコンの事です。
正式名称はボディ・コンシャスなんですよね。
ちなみにこの正式名称は愛・超兄貴で覚えました。
ボディコンシャスを入れただけではあまりその感じにはならないようです。
なっているかな?
どの年代も私は生きていない(80年代は幼少で記憶にない)のでわからないんですよね。
なんとなくそれっぽい気もするけど。
ポージングはいい感じですが、衣装がやっぱり違う気がする。
ボディコンシャスは再現が難しいご様子。
ならば、次はこれでどうだろうか…!!
ビッグショルダー big shoulder
私の中では偏見かもしれませんが、80年代のバブル景気のファッションはボディコンシャスとビッグショルダーのイメージが強いです。
あとはパトレイバーですね。
shoulder padをプロンプトに入れた作例です。
まだ肩の張りが少ない気がする。
ちょうど男女雇用機会均等法が施工された時期だからなのか、ビッグショルダーはもしかしたら女性の社会進出をファッションで体現した一つのアイコンだったのかも…と考えています。
衣服の指定にsuitの他にshoulder padを入れると何故かパンツスタイルになりました。
かっこいいのでいいのですが、イメージしていたのとは少し違うんだよなあ。
色が派手になりますね。
衣服の色にvividを入れたのですがそうすると色彩豊かになりました。
これもかっこいいのでいいんですけどね。
big shoulder padにskirtを追加しました。
良い感じだけど、良い感じだけど!
スカートそんな長くないよね?!
かっこいいからいいんですけどね。
イメージにすごく近い!!が、スカートじゃない!!
ダメじゃないけど。写真で見た資料ではスカートだったよ…
でも、髪型はなんかありそうな感じでいいですね。
シティポップ City pop
これがシティポップと言えるのかは果たして微妙だし、そもそもそういったファッションがあったのかは定かでは無いですが、80年代のシティポップの音楽が再び流行って久しい現代で、シティポップの勝手なイメージは色使いが鮮やかで、キレイというよりはかわいい。
のイメージです。
Midjourneyでもあえて「にじジャーニー」で出力した作例です。
にじジャーニーはプロンプトで写真にすれば写真画像の生成をしてくれます。
あえてそうするのは画像は崩れやすくなりますが、midjourneyとは違った色彩で低確率でいいものを出してくれるからです。
あと、にじジャーニーの場合は写真に色彩をかなり載せてくれます。
ここがうれしい所で、状況によっては「にじジャーニーの揺らぎ」に任せて出力したりします。
上の画像もその一例です。
まとめ
特定のファッションの再現は、ファッションスタイルの名前だけではなく、どんな服を着せたいかを言語化する事が重要です。
うまくいかない事もあるでしょう。
数回やってダメならそれは失敗プロンプトと仮定して何だったら良いかを考えてプロンプトを変える事をお勧めします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?