鳥の雛を一時的に保護した話

去年の出来事です。

その当時やっていたバイトが15時からの勤務だったので、午前中は散歩に行くのが楽しみでした。

確か時期は5〜6月。

前日から「明日は公園で一人ランチをしよう!」「保温のお弁当箱にパスタを入れて優雅に食べよう!」と計画していきました。

優雅に外でランチを有言実行し、紅茶でも飲もうかなと思ったら「これを見ろ」と知らないおじいちゃんに声をかけられ、みてみると小さな雛でした。


かわいー!!

かわいいけど!!!!
絶対に拾っちゃだめ!!!!!!!!!

絶対その辺で拾ってきたんだろうなと思いつつ、この子どうしたんですか?と聞くと、

「そこに落ちててこのままじゃ猫がくるから可哀想だから持ってきたんだ」

鳥の雛が落ちていても、近くに親鳥がいて見守ってるはずなんですよね。

それにしても体が濡れていたのが気になってので、それも聞いてみると

「暑くて可哀想だったから飲ませた」

え・・・?手に持ってるのはOS1では・・・?

いろいろおじいさんと話をして、拾ったはいいけどウチでは飼えないからどうにかしてと言われ、
元の場所に戻すのが一番なんだろうけど「そこで拾った」とか「あっちの方」と曖昧だし、人の手で握りしめられて元の場所に戻したとしてもニオイで親鳥はもう世話もしなくなるだろうなと思い、おじいさんから引き離したいのと私も離れたいので一時的に保護することにしました。

(持ってたクッキーをおじいさんにあげたら喜んでた)




お腹空いてるだろうからと魚肉ソーセージ置かれた。(もちろん食べない)

私が食べようと思ったいたクッキーと雛を交換して、一旦帰宅。
前日から楽しみにしてたお散歩計画が崩れてしまいましたが、保護してくれることを探すことにしました。


とりあえず帰宅してプラケースにいてもらうことに。
濡れた羽毛も乾いて、シリンジやペットボトルの蓋を使ってお水も飲めました。
動物を多く飼っていると、咄嗟の時に何かしら道具があるので我ながら助かりました。

さて、保護先を探そうと思い、とりあえず「(住んでるところ)市 雛を拾った」で検索。

置いて帰るのが正解なんだなとわかっていながらも、それっぽいところに電話をかけました。
回答はやはり置いて帰ってくださいとのこと。
一応私が拾ったわけではなく、公園にいた人に渡された(事実)と話したらとにかくコチラで保護することはできないので外に置いてきてくださいと言われました。

たぶん同じような問い合わせをした方全員に言っていることだと思いますが、雛が落ちていても巣立つ練習をしているだけで近くに親鳥がいるはずなので触らないでくださいと注意を受けました。

私も普段なら遠くから見るだけだよ( ;  ; )と思いながらも、外に置くことも飼うことも厳しいので別の機関を探すことに。

別の機関に相談させていただき、同じような注意を受けましたが拾ったのではなく渡されたのであれば特例として保護していただけることになりました!

これから自宅まで引き取りに行きますと言われ、バイトを時間通りに行くことは諦め、雛を観察することに。

落ち着いて寝てる。

たまに目を開けるとピーピー鳴いて可愛かったです。

職員さんが我が家へ到着。

なんとか野生に返せるように頑張りますね〜と引き取ってくれました。
ちなみに種類はシジュウカラだそうです。

少しの間だったけど可愛くて癒されました。
優雅なランチ計画を台無しにしたおじいさんは許さないけどな(バイトもしっかり遅刻)

皆さんも判断に迷ったらまずは遠くから観察して、車に惹かれてあぶなそうだったら触らずに端っこの方に誘導してあげてくださいね〜

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