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#008 霊薬

遠い昔、全ての力を手に入れた、とある大国の皇帝が、最期まで望みながらも、唯一手に入れられなかったものがあると言い伝えられています。

それは「不老不死」です。

皇帝は、選りすぐりのエリートを集め、そのリーダーに、与えられる力を全て与え、「不老不死」の効力を宿すとされる伝説の【霊薬】を、世界中から探し、見つけ出すよう命じました。

以降、【霊薬】の探索へと旅立った、そのリーダーの生涯については様々な言い伝えが残っていますが、結果的に、

『【霊薬】の発見に至った』

とする説も残っています。

本記事における【霊薬】は、

『いつも若々しい』
『病にかからない』
『病がすぐに治る』

という【3つの効力を持つ飲食物】と定義します。

そして、皇帝から抜擢されたリーダーが【霊薬】を発見したとする説は、

『東の国で発見した』

という形で残っています。

数千年も前の、こういった説や逸話、言い伝えは、他にも数多く残っていますが、最近の歴史からでも、共通点の多い実話を多く発見することができます。

1945年、原子爆弾が投下された長崎の爆心地より1.4kmのところに、とある病院がありました。

患者や付近の人々の救助にあたった、その病院の、被爆した医師や看護師の方々が、以降生涯において、原爆症を発症しませんでした。

この原因について、その医師は「【味噌】であると確信している」と、『体質と食物―健康への道』(クリエー出版)に残しています。

このことは、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の際にヨーロッパ諸国に広まり、味噌の輸出量が急増するなどの影響を起こしましたが、実際に味噌には、癌、高血圧、脳卒中、放射線から守る力があることは科学的に実証されています。

特に、味噌の熟成過程でつくられる「メラノイジン」が、中でも2年熟成のものにおいては、放射線防御作用があることがわかっています。

そして古い歴史や最近の歴史だけでなく現代でも、世界中の権力者、資産家、著名人が日本食を積極的に取り入れている話は有名です。

こういったことから、日本の古来から伝わる素材、食材、製法、調理法を、その歴史から積極的に学び、生活に取り入れることは、大国の皇帝が手に入れられなかった【霊薬】を手にする方法なのかもしれません。

しかし、これまでの記事でも書かせていただいた通り、私たちが目にする物質世界は、私たちの心の振動エネルギーによって、引き寄せられ、創造されたものです。

つまり、外側の物質世界には【霊薬】があることがわかっていても、その現実を、心の振動エネルギーによって引き寄せ、創造できるのか、【霊薬】と巡り会えるのか、という視点も大切になります。

実際に、明日から毎日、味噌を食事に取り入れるだけで、全ての人が生涯病気をしなくなるというわけではありません。

また、病気にかからないからといって、事故に遭わないわけではありません。

病気や事故に遭わないからといって、自然災害に今後一度も遭わないとは限りません。

私たちが体験する人生は、私たち自身の心が投影され、創造しています。

人生に安心、喜び、幸福を望むのであれば、心と体を今この瞬間から、安心、喜び、幸福で満たすことが大切である、ということを、

古来から伝わる様々な神話、口伝、宗教、それらが示す哲学、叡智と、現代の私たちの生活を支える最先端の科学が示しています。

これは言い換えれば、

「【霊薬】を望むのならば、

その【霊薬】によって得られる幸せを今、

先に感じなさい」

ということです。

東洋医学を否定し、西洋医学に過剰に依存して生きる人がいます。逆に、
西洋医学を否定し、東洋医学に過剰に依存して生きる人もいます。

どちらの人生を観察しても、【否定】という、何かを【基準】として正解と不正解に分けるジャッジの観念が発動しています。

そして、病への【恐れ】という心の振動エネルギーを発しているため、どちらの人も、医学がいつも救ってくれているように見えても、それは言い換えればいつも病気、不調、不健康を繰り返しているということにもなってしまい、どちらかの医学を【否定】することで精一杯になり、今もどこかで誰かを救っている両方の医学への【感謝】と、完治の【喜び】を忘れてしまっています。

戦時中は大勢を殺すことで英雄になり、現代では不慮の事故だとしても人の命を奪ってしまうと罪人です。

つまり、正解と不正解に分ける【基準】とは、時代と、その時々の平均的な社会通念で変化するため、【基準】とは変動的で外的なものです。

外側で成る【基準】で、正解と不正解に物事を分け、何かを【否定】して生きると、その時正解に見えている側に、過剰に【依存】することになります。

その時に正解に見えているものは、その時だけ正解に見えているだけであり、社会通念や新常識と共に変化し、【依存】した対象にいつも、振り回されてしまいます。

【依存】とは、自分の心ではなく、他人や他事など外側の現象を軸とし、責任をも外側に託す在り方です。

これは【恐れ】という心の上に成り立つ観念です。

【恐れ】の振動エネルギーを発信しているために、不正解の医学と正解の医学、そして病気を、いつも引き寄せ、創造してしまうのです。

本来、どちらの医学も、それぞれに強みや役割があるだけで、正解不正解はありません。

どちらの医学であっても、実際に診てくれる主治医との『信頼関係』や、そもそもの『食生活』、『労働環境』などの生活状況が、病気の治癒に影響することが実証されているため、真の健康を得るには、病を患っている当人側の要素も重要です。

つまり、結局は自然界の法則が示す通り、その人自身が今この瞬間から心と体の双方を、安心、喜び、幸福で満たすことが病気の治癒という【現実】や、難病の完治という【奇跡】を創造するためには大切であり、これが真の【霊薬】です。

では、真の【霊薬】を得るために、私たちができる具体的なこととは、どういったものなのでしょうか。

【奇跡】を起こす真の【霊薬】を発見するために探求を続け、
私はついに、私にとっての真の【霊薬】を発見しました。

その発見へと私を至らせた数々の経験の中から、3つのエピソード紹介します。


1つ目のエピソードは、とあるジャーナリストの男性、Nさんの物語です。

Nさんは50歳の時に、非常に重たい病気を患い、闘病生活を余儀なくされました。

Nさんは主治医から難病であることを説明され、
さらに、治る確率は「500分の1」、つまり「0.2%」と告げられました。

さらにNさんは薬のアレルギーがあり、薬による治療も進められない状態にありました。

Nさんは、たくさん悩み抜き、過去の学びや経験をヒントにして、様々なことを試しました。

そしてNさんはついに、

『あるエクササイズを10分やると、普段の強い体の痛みをあまり感じることなく2時間しっかりと眠ることができ、数値的にも病状が改善した』という体験を経て、完治という【奇跡】を起こしたのです。

Nさんは後に平和活動家として世界中で活躍しましたが、日本にも馴染みの深い人物でもあります。

原爆投下政策に反対していたNさんは、原爆投下後来日し、治療がすぐに受けられない患者をアメリカへ連れ、治療を受けさせるなどの活動をされ、広島市特別名誉市民の称号を受け、その後も日本において数々の平和賞を受賞しています。

2003年には、広島の平和記念公園に彼の記念碑が建てられています。

彼が発見したエクササイズは今もなお研究が進められ、多種多様な業界に大きく影響しています。


2つ目のエピソードは、私が23歳の頃に実際に目にした、Yさんという女性の物語です。

私は大学卒業後から1年間、介護施設で働いていました。
その施設では、80名近くの利用者様が生活されていました。

60代、70代といった若さで、重度の認知症の方、胃ろうなどで口から食事がとれない方、目が見えない、耳が聞こえない、様々な病を原因として寝たきりで動けない方が多くいました。

しかし逆に、ご家族に心配かけないことを理由に入居されているだけで、全く認知症の症状がなく意識もしっかりとされていて、お一人でなんでも取り組むことができる方もいました。

特に、その施設では最高齢の、103歳のYさんという女性が、とても強く印象に残りました。

Yさんは、家族や介護職員が心配して声をかけてくるのが面倒だ、という理由だけで歩行器を使っており、家族や介護職員が見ていないところでは歩行器を使わずスタスタと歩かれていました。

いつも元気で、シャキッとしていて、会話も軽快で、目も耳も良く、103歳とは思えないほど、お元気な方でした。

高齢者介護という世界は、病気や転倒による骨折、検査など、なんらかの理由で、病院へ移り入院されるケースがどうしても起きやすい世界であり、その際、退院後にはADL(日常生活動作)が下がってしまう方がほとんどです。

あるとき、Yさんが他人との接触により転倒され、軽度の骨折で入院されたことがありました。

軽度だったことも驚きましたが、この入院によってYさんのADLが下がってしまうのではと、職員一同、落ち込んでいました。

しかし数週間後、驚いたことにYさんは入院前よりも元気になって退院され帰ってきました。

それ以降も、Yさんは相変わらずいつも元気で、時には職員の目を盗んでこっそりと、居室のベランダで大好きなタバコを吸っていたりと、Yさんの活き活きとした生き様にいつも感動していましたが、今思えば、Yさんはいつも、Nさんが発見したエクササイズを取り組んでいました。


次のエピソードは、私の妻が体験した、子供の出産の物語です。

過去の記事【#003 飛龍】でも簡単に触れさせていただきましたが、私と妻は、息子と娘、二人の子宝に恵まれ、現在は四人家族で生活しています。

最近ではとても珍しくおもわれますが、妻の意向で、どちらのお産も、助産師さんを招いての自宅出産であり、私は我が子の誕生という貴重な瞬間を二度も立ち合わせていただけました。

それまで私は、ライフコーチという職業柄、多くの方々から出産の大変さを聞いてきました。

さらに、お世話になった大ベテランの助産師さんからも、過去の体験を聞かせていただき、言葉では表せられないほどの出産の大変さを聞いてきました。

そういった中で、私と妻は腹を括って妊娠期間を過ごし、いよいよ息子の誕生の日がやってきました。

結果、私は【奇跡】を目撃することになりました。

初産で、且つ3800gという大きな赤ちゃんでありながらも、平均よりもとても短い時間で誕生し、さらに母体は全く傷つくこともなく、大ベテランの助産師さんからは、「10年に1度、立ち会えるかどうかの安産だね」と言われるような、奇跡的なお産であり、出産直後も妻は元気いっぱいで、家族に片っ端からテレビ電話をかけて報告していました。

さらにその2年後、娘の誕生の際は、出産の15分ほど前まで、妻は元気に鼻歌を歌いながら家の中を歩いていました。

さらに、出産時の痛みもほぼ無かったと言っており、私は助産師さんと共に二度も、【奇跡】を目の当たりにしました。

今思えば、妻は常日頃からよく、NさんやYさんと同じようにエクササイズをしていました。


以上が3つのエピソードです。

病気老い出産という、体に大きく負荷がかかる例に関した、3つの実際に起きた物語を紹介しました。

Nさん、Yさん、妻の3名に共通し、実践していたエクササイズ。

それは、

『笑うこと』

です。

103歳のYさんは、いつもよく笑っていました。

妻も、いつもよく笑っていて、周囲からいつも若く見られ、ほとんど体調を崩したことがなく、ごく稀に体調を崩しても、すぐに回復しています。

まさに、

『いつも若々しい』
『病にかからない』
『病がすぐに治る』

という、【霊薬】から得られる結果を体現しています。

Nさんの難病の完治とそれに関する体験が書かれた書籍や、似たような事例から世界中で研究が進み、

笑うこと、面白いことが起きてなくても笑うことがNK細胞を活性化させ免疫を高めると実証され、

現在では、『笑い療法士』、『笑いヨガ』など、様々な分野で「笑い」の力が積極的に取り入れられています。

「笑っていれば、病気にもならない、事故や災害などの不幸に遭わない」と言っているのではありません。

病気、事故、災害は、『物質世界は自らの心の振動エネルギーにより引き寄せられ、投影され、想像された世界』という自然界の法則から見れば、どれもあなたの人生を発展させる上で必要なサインです。

時には、『笑うこと』なんて到底できない、と思うほどの【苦しい局面】を、人生の中で迎えることもあります。

【苦しい局面】では、『笑うこと』は当然ながら、これまでにお伝えしてきた、心の振動エネルギーを調律するための、

【体を満たす】具体的な方法である、

【姿に悦を現す】
【形を調整する】
【気を摂取する】
【熱を生み出す】

を実践する余裕はありません。

また、これらよりも少しハードルの低い、

【居室空間の浄化】のための、

【空きをつくる】
【動線を整える】
【向きを揃える】
【鮮度を上げる】

といった取り組みを、少しの実践すらも取り組む気になれないほどの、
【苦しい局面】を人生で迎えてしまうこともあります。

そういった時には、無理に笑う必要はありません。
これまでにお伝えした8つの秘策を実践する必要もありません。
むしろ、感情を抑え込まず、解放することが大切です。

よほどの大きな【苦しい局面】を迎えたときは、そもそも感情を抑えることができません。

よく泣き、よく怒ること。全ての感情を許し、解放すること。

それが【苦しい局面】を迎えてしまった時の、最も自然な態度です。

そういった、何も取り組む気になれない、生きる気力を失ってしまうほどの【苦しい局面】でも、これまでお伝えしてきた8つの秘策よりも実践しやすく、『笑うこと』もせずに、心の振動エネルギーを調律し【奇跡】を起こすような秘策は、次回以降の記事でお伝えしますが、

本記事では人生に奇跡を起こすための9番目の秘策として、

【全身で笑う】

ということを、真の【霊薬】として紹介させていただきます。

声で笑う、表情で笑う、お腹をかかえて笑う。
私たちは体を使って、笑うことができます。

【全身で笑う】ことで、体内で好転的な科学変化が起きること、心の振動エネルギーは調律されることは、学者、医者が十分に立証してくれています。

長い歴史の中で人類が追い求めてきた【霊薬】は、外側の世界ではなく、最初から私たちの内側に備わっていたのです。

また、【全身で笑う】という私たちの内側の、振動エネルギーの変化が、実際に外側の世界で存在している【霊薬】と呼ばれるような素材、食材や、製法、調理法という叡智と巡り合う、という【現実】を創造します。

あなたが今、何はともあれひとまず『笑ってみること』で、

心の振動エネルギーは調律され、

これから創造していく、
未来の新たな【現実】が、
微笑ましい景色幸福感に溢れるものとなることを、
心から祈っています。

笑う門には福来る。

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