写真は、見るからこそ宝物になる【フォトパネルと12Pアルバム】
こんにちは、スタジオループのHAMAです。
スタジオループでは、撮影した写真を3つの形でお渡ししています。
・撮影データ
・2Lフォトパネル
・12Pアルバム
なかでも、こだわりは2L フォトパネルです。常連の皆さんにとっては、「ループといえば」なこのパネル。実はループのオリジナル製品だって知っていましたか? 今回は「納品のかたち」と、そこに込める思いをご紹介します。
すべては、飾ってもらうために
まずは、ループの基本プランに必ずお付けしている2Lフォトパネルです。
パネルは木材でできており、裏側と側面は真っ白な塗料を塗ってあります。写真は、指紋やほこりが付きにくく、光沢の少ないマットな質感。標準的なプリントサイズ(L判)の2倍、127×178ミリの2L判を採用しています。このサイズはキャビネ判とも言われますが、その由来はキャビネット(飾り棚)からきています。写真を飾る習慣のある欧米で、飾るのにちょうど良いサイズということで、そう呼ばれるようになったそうです。
2L判にぴったりの大きさで写真の邪魔をせず、インテリアにも馴染みやすい真っ白な木枠は、10年前に生み出したループ独自のスタイル。作り始めた当初は木枠を組んで塗料を塗り、写真を貼り合わせる作業も自分たちでやっていました。(現在は専門業者さんにお願いしています)
虫ピンや画びょう1本で壁にかけられるほど軽いのに、自立できる安定性も兼ね備えたとても使い勝手の良いこのフォトパネル。リビングや階段の壁に飾ってもよし、本棚や玄関の靴箱に飾ってもよし。とにかくお家に飾りやすい大きさと仕様にこだわっています。
たし算も、ひき算もしない
続いて、12Pアルバムを紹介します。
現在、ループで用意しているアルバムはこの1パターンのみです。柔らかい手触りの黒いレザー調の表紙に、中面は厚めの印画紙で構成されています。1ページに掲載するのはL判の写真1点だけ。たくさん撮影したなかから、カメラマンが12枚を厳選します。大きさは、縦位置でも横位置でも写真がきれいに収まる正方形。文庫本と同じくらいの高さなので、どんな本棚にも立てて収納できます。
特筆すべきは、表紙周りはもちろん中面にも文字や装飾のないシンプルなデザインであること。写真そのもので勝負!…というわけではありませんが、余計な情報に惑わされずに写っているものをじっくり見てほしいと思い、このデザインとかたちに辿り着きました。
僕らが思う、本当に飾るべき写真
スマホ1つでなんでもできてしまうこの時代。アルバム作りや写真プリントも安価で便利なサービスがたくさんあるので、 データのみで十分という方もいらっしゃるでしょう。でも、どの写真も捨てがたくてなかなか絞れず、悩んでいるうちに気づいたらはや数カ月…。そんなふうに、データのまま保管されている写真はありませんか?
そこで僕らの出番です!ループのフォトパネルやアルバムは、基本的にカメラマンが写真をセレクト。どちらも約1カ月でお届けします。
もちろん、気に入ったカットがあればご希望に沿ってお作りします。でも、せっかくなら写真のチョイスも僕らにお任せください。なぜなら本当に宝物になる写真は自分では選びにくいと思うからです。
例えば私なら、誰かが横を向いちゃった集合写真や、メイン撮影が終わった後の脱力した瞬間を選びたい。カメラ目線のビシッと決まった写真もいいけれど、ツッコミを入れる余白のある一枚の方が飾っていて楽しいと思うからです。飾られた写真の前で思い出話に花が咲くからこそ、その一枚が宝物になるのではないでしょうか。
見返して、思いを馳せてはじめて写真はその価値を発揮します。だからこそループは、撮影だけでなく飾るべき写真を選んで印刷するところまでが役目だと考えて活動しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。