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#5 いま、ライブハウスにできること(2)

こんにちは。あっき~です。

このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。

今回は大阪の堺のライブハウス「三国ヶ丘FUZZ(ファズ)」のバーミャンさんにインタビューさせてもらいました。

ライブハウスのブッキング担当でもあり、定期的にFUZZで開催されるアニソンイベントも主催されています。

三国ヶ丘FUZZでは、MIKROCKという大阪の堺で無料の野外ロックフェスティバルを開催されています。

いま、ライブハウスにできること(1)の続きです。

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MIKROCKについて

あっきー
MIKROCKは観に行ったことがないんですけど、サーキットイベントみたいな感じですか?

バーミャン
無料の野外フェスですね。
ステージが7つくらいあって、若手バンドがメインで出るステージが4つ、社会人バンドがメインのステージ、学生バンドがメインのステージ、弾き語りの人がメインのステージがあります。
普段FUZZに出てくれている色んなバンドに出てもらうために作ったステージでやってます。

あっきー
なるほど。
初年度からそういうコンセプトでやってるんですか?

バーミャン
そうですね。
最初は堺市役所前でやってたんですけど、徐々に規模は大きくなって、去年は大泉緑地でやりました。
2017年はKANA-BOONも出てくれて、はじめてKANA-BOONと一緒に仕事をしました。
そのときはライブを観に行っていたKANA-BOONと仕事ができて、夢が叶ったなって思いました。

あっきー
それはやっぱり感動しますよね。
KANA-BOONのメンバーに好きな気持ちはアピールできました?
昔からライブ観に行ってました、とか。

バーミャン
いやいやいやいや(笑)
おこがましくて言えなかったですね(笑)

あっきー
いや、でもその奥ゆかしさが良いのかもしれないですね。

バーミャン
でもMIKROCKの打上げのときにKANA-BOONのメンバーに缶ビールを渡したときのことは今でもすごく覚えてます。
どうぞ、って感じで。

あっきー
話をしたわけじゃないんですね(笑)

バーミャン
(リスペクトしすぎて)畏れ多くて、怖かったです(笑)

あにふぁず!について

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あっきー
FUZZでアニソン系のイベントをやろうと思ったきっかけはあるんですか?

バーミャン
ブッキングになってから、店長から新しいイベントを企画してみたら?って言われて、FUZZに足りないジャンルってなんだろうって考えたときにアニソンかな、と思って。

あっきー
そうなんですね。

バーミャン
最初は新しいことをはじめるのも不安やったんで、Twitterでアンケート取ったりしてました。
FUZZでアニソンイベントがあったら出たいと思いますか?って。
割と興味のある人がいそうな感じだったので、やってみたっていうのが最初ですね。

あっきー
なるほど。
FUZZにアニソンが足りてないと思ったきっかけはあったんですか?

バーミャン
なんだろう。
FUZZに出てるバンドでアニソンのバンドってあんまりないなーと思ったのと、割と漫画読んだり、アニソンも聞いてたりしたので、もしかしたらいけるかもしれない、と思って。

あっきー
へぇー。

バーミャン
店長にアニソンのイベントをしたいんですけど、って相談したときは「本当にうまくいくの?」って反応だったので、絶対成功させてやる、って思って。
今は店長から「すごく良いイベントを作ったね」って言ってもらったこともあります。

あっきー
良いですね。

バーミャン
最初はやっぱり色んな人に連絡したりしてたんですけど。
Twitterで大阪でアニソンバンドをやってる人を見つけて声をかけさせてもらったりして。
今ではありがたいことに知ってくださってる人も多くなってきたので、イベントに出演したいバンドの応募待ちって感じなんですけど。

あっきー
今だとね、この前あにふぁず出ましたとか、今度のあにふぁずに出ますとか、結構見かけますね。

バーミャン
結構TwitterとかSNSを使う世代の人が出てくれてるのもあって、ライブの感想をつぶやいてくれて広がりやすいというか。
これだけ広がっていったのはみなさんのおかげですね。

あっきー
自分もちょこちょこライブに出たりする中で感じていることなんですけど、最近周りでイベントを主催する人は、どのバンドを呼ぼうとか、誰に出てもらおうとかってほぼ決まってることが多くて。

バーミャン
そうなんですね。

あっきー
もちろん、出演バンドを募集してるようなイベントもありますけど、イベントの開催は主催する人のタイミング次第なので。
ライブハウスが定期的に主催して、なおかつ出演バンドを募集してるアニソンのイベントってそんなに多くないように感じます。
だから、あにふぁずはアニソンでライブに出たいバンドにとってすごく出やすいイベントなんじゃないかなと思います。

バーミャン
そうですね。
はじめて出てくれるバンドもあれば、何回か出てくれるバンドもあって、イベントにおけるバンドの入れ替わりは良い感じというか。

あっきー
以前出演させてもらったときに面白いなーと思ったんですけど、ノルマに学割があるんですよね。
あれは前からなんですか?

バーミャン
あれはFUZZで学生向けのイベントをやったりするときに学生に出てもらいやすくなるかなと思ってやってますね。
後、同じバンドで同じイベントに出ると2度目以降に割引があるリピート割もおすすめですね。
もう1回ライブに出ようって思ってもらいやすくなるかなってことで。

あっきー
珍しいノルマのシステムですよね。
そういうのもあって、出やすいイベントやったなーと思います。

バーミャン
ありがとうございます。
嬉しいです。

あっきー
で、前に出たときのことを思い返すと、ステージから見たときに客席との距離がすごく近くて良いなと思ったんですけど。
お客さんとの目線が近いっていうか。

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バーミャン
そうですよね。
客席からだとそこまで感じないんですけど、近く見えますよね。

あっきー
客席の後ろの方に段差があるじゃないですか。
これの影響なのかなと思うんですけど。

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バーミャン
ここの段差は元々なくて結構前ですけど、店長が「段があった方が見やすいんちゃう?」ってことで作ったらしいんですけど。

あっきー
へぇー!
FUZZならではって感じがします。

三国ヶ丘FUZZのこと

あっきー
これからやりたいこととかってありますか?

バーミャン
目標というか、FUZZのことを知ってほしいなって気持ちはありますね。
ライブハウスの認識って怖い人がタバコ吸って、集まってるみたいなイメージだったんですけど、私も昔はそう思ってたので。
実際そういう日もありますけど、全然そんなことないので。
高校生が一人でも遊びに来られるような場所だということを知ってもらいたいと思います。

あっきー
昔は確かに、そんなイメージだったり、そういう印象ってありましたけど、今の学生の人はそこまで毛嫌いする印象はないんじゃないですかね。

バーミャン
そうなんですかね。

あっきー
案外、バンドマンって怖そうな見た目の人のほうが優しかったりしません?

バーミャン
確かにちょっと怖いなと思った人ほど、きちんと挨拶だったり、突然差し入れをくれたりしますね(笑)

あっきー
そろそろ最後ですが、言える範囲で良いんですけど、営業はどんな感じですか?

バーミャン
営業は3/15から再開ですね。
出るバンドに連絡して、出られるバンドでイベントを開催する感じです。
3月はいつもなら卒業ライブとかもあるんですけど、中止になったのが痛かったですね。

あっきー
なるべく早く平常運転に戻ってほしいですよね。
この度はインタビューをさせていただき、ありがとうございました。

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(2020/1/5(日)「あにふぁず!〜新春スペシャル!〜」の集合写真)

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回のインタビューに続きますので、今後ともよろしくお願いします。

記事を更新するモチベーションにつながるので、もしよければ感想をいただけると嬉しいです。


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