#19 うみちゃんにインタビューしてみた(3)
こんにちは。あっき~です。
このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。
うみちゃんにインタビューしてみた(2)の続きです。
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社会人でもバンドがやりたい!
社会人になって付き合ってた彼氏と別れるんですけど、そこからアニメを見る術を失うんですよ。
今みたいにサブスクリプションでアニメを見れないような時代だったんで、レコーダーもないし、パソコンもなかったから。
だから、進撃の巨人を放送してたクールからCharlotte(シャーロット)を放送してたクールのアニメはめっちゃ見てたんですよ。
社会人になってからは大学の集いもなくなって、バンドはやりたいけど大学の友だちは看護師でめちゃめちゃ忙しいし、夜勤もあるから予定が合わなくなって。
私は看護師にはならなかったんで、時間に余裕はあったんですよ。
それで「バンドできなくなったなぁ、どうしよう」と思って、スマホで「バンド 関西」とかで調べてたら、バンドメンバー募集サイトを見つけて。
「こんなサイトがあるんや!」ってなって、プロフィールにボーカル希望っていうのを書いてたら、オファーの連絡がいくつか来たんですよね。
それで、2つくらいバンドに参加してみたんですけど、そもそも人となりを知らない人たちと一緒にバンドをやる楽しさが見いだせなくて。
バンドをするのは好きだけど、メンバーのことを知らないっていうのがしっくり来なくて。
好きな人たちと一つのことを協力してするのが好きやって、そこに歌うのも好きやったから、バンドするのが好きやったんですよ。
社会人になって、試しにバンドに参加してみたけど、「なんか違う」ってなってしまい、「どうしよう、でも、何も趣味がないと社会人は死んでしまうらしいし」ってことで、他に何かないかなーと思って。
そういえば、アニソンも好きやったなと思って、「アニソン 関西」で調べて出てきたのがアニミティやったんですよ。
ちょうど私が社会人一年目のときにアニミティがはじまったところで、私が見つけたのは第4回やったんですけど、今と同じでセッションで演奏するリストがあって。
そのリストを見てると、「Rising Hope」と「This Game」があったんですよ。
ボーカルは埋まってしまってたんですけど、でも、「待って。みんな耳コピするのが無理って言ってた曲を演奏できる場所があるの?」と思って。
その回は通常は観覧料がかかるんですけど、浴衣を着て来たら無料になるっていう特典があったから、一人でオーディエンスで参加しました。
(初回参加の集合写真?)
で、セッションをやってるのを見て、「すごい!アニソンできるところがこんなところにあった!」って思って、めっちゃ面白かったから打上げも参加させてもらって。
そのときから1年半前のアニメはめっちゃ見てたんで、アニソンも少しは知ってたし、このアニメの曲を演奏してみたいって話ができて、「それなら、シュガーソングとビターステップを一緒に演奏してみない?」って声をかけてもらって演奏することになったのが、アニソンをはじめて演奏するきっかけでした。
そこからアニミティに足しげく通って。
「めっちゃ良かったよ」「そうですかー、私もめっちゃ楽しかったです!」みたいなやり取りが本当に毎回楽しくて。
アニミティ自体もセッションだけでなくて、ライブもやるようになるんですけど、そのライブに出たのが社会人としての初ライブでした。
アニミティのライブに出た時のバンドは、特にコンセプトもなく、メンバーが好きな曲をごちゃ混ぜで演奏するバンドでした。
で、ライブの動画を後で見返すことができたんですけど、自分のライブがすごく下手やな、って思ってかなりショックやったんですよ。
セッションのときは楽しくて、一度きりの演奏だから出来はあまり気にしてなかったんですけど、ライブってみんなとちゃんと練習してたのに、思ったように歌えなかったり、MCがグダグダになってしまったりしたのがショックで。
もう歌うの辞めようかな、って思ったんですけど。
でも、内心、自分が歌うのが下手やな、と思ってたから練習量を増やしたのと、ちょっとボイトレに通ってみたりして頑張ってみようと思い直して。
ここまでのバンドって誘われて、自分も好きになってやるって形やったんで、自分主体じゃないんですよ。
だから、バンドができるだけで楽しかったんですよね。
OVERDRIVEとの出会い
アニミティにボーカルの人がたくさん来るようになって、定員オーバーになるから参加できなくなったんですよ。
で、他に何かセッションとかがないかな、と思って探してたらTwitterでオバイブ(OVERDRIVE)セッションっていうのを見つけたんですよ。
そこから、セッションにあがってる曲を聞いたら「めっちゃ曲が良いやん!」って思って「OVERDRIVEの曲がめっちゃ良くて、これは何なんだ?!」みたいなツイートをすると、有識者からリプライが返ってきて。
「キラ☆キラってゲームがすごく面白いよ。バンドもので、大体20時間くらいで遊べるから是非やってみて」って言われて。
20時間なら短いし、興味もあったし、バンドものなら最後まで遊べるかな、と思ってやってみたんですよ。
で、オバイブセッションに参加して、キラ☆キラも遊んで。
クリアするまで結局、40時間くらいかかったかな。
何もないところからバンドを組んで、全国でライブする話なんですけど、大学で軽音部をイチからはじめたことがすごくリンクして、めちゃ面白かったです。
話の内容も良かったし、曲も良かったし。
そこから自分で、このゲームに出てくるバンドを組みたいって思ったんですよ。
「このバンドはやらないとダメだろう。むしろ、やるのは義務だろう」って思って、自分からはじめてバンドを組むんですよ。
最初は企画バンドのつもりで、私はキラ☆キラの曲ができるっていうだけで、初スタジオで泣いてしまうくらい嬉しかったんですけど、ライブをやってみるとすごく楽しくて、良かったよーて言ってもらえたりして、まだまだやりたい曲があったから固定バンドになりました。
バンドは解散してしまうんですけど、どうせ解散するなら主催イベントをやりたい!と思って、締めくくることができました。
好きを伝えることで好きになってもらいたい
主催バンドをやる楽しみを知って、自分がライブをして楽しいだけやったら、チケットを買ってくれたお客さんに申し訳ないと思うようになって。
ライブを観に来てくれた人に、何か持って帰ってもらうものとか、何か感じて帰ってもらいたいと思うようになったんですよね。
自分がチケットを買って行ったライブが期待外れだったら嫌じゃないですか。
なので、絶対そう思わせたくないなと思って、MCの流れを全部決めたり、曲の完成度を上げたり、自分ももっと練習するようになったり、お客さんの視点を意識するようになりました。
そのへんから自分の好きをみんなに伝えたいなと思って。
自分の好きを相手に伝えて、相手もそれを好きになってもらえたらすごく良いな、と思ってもらえるようなライブがしたいなという気持ちが大きくなりました。
自分の好きなものを伝えるためにはどうしたら良いのか、このバンドメンバーで何ができるのか、っていうことを考えるようになりましたね。
ただただ、自分が好きでやってるだけから、自分の好きなことを知ってほしい。
「これは良いから、お前も沼にハマれ」っていうのができるようになった感じです。
こだわりが強いんだと思うんですけど、自分が好きなことをしたいし、自分の好きを理解してもらえる人としかやりたいと思わないし、自分の好きを伝えられることしかしたくないって感じですね。
勉強して好きになれそうなことだったら良いんですけど、興味が持てないことだったら私にはできないな、と思って。
バンドは本業ではないけど、やるからには楽しんでもらいたいし、やるからには本気でできる人とやりたいです。
最近、賞を取ったEnsock!っていうバンドはみんなコンテンツが好きで、演奏以外でも好きを伝える熱量が高いメンバーなので、そのバンドで好きを伝えられる活動がしたいと思います。
今日はありがとうございました。
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以上でうみちゃんのインタビューは終了となります。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回のインタビューに続きますので、今後ともよろしくお願いします。
記事を更新するモチベーションにつながるので、もしよければ感想をいただけると嬉しいです。
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