#24 セリョン(りょん)さんにインタビューしてみた(1)
こんにちは。あっき~です。
このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。
今回はセリョン(りょん)さんにインタビューさせてもらいました。
プロフィールの通り、Etoiluce(Kalafinaのコピーバンド)や、re;miA(Aimerコピーバンド)ではボーカル、自分と一緒にやっているある恋リス*というバンドではコーラスと、色んなバンドで活動されているセリョン(りょん)さんに話を聞かせてもらいました。
これまで歌を歌ってきた経緯や、歌に対する想い、人とのつながりなど多岐にわたる話ができました。
+ + +
セリョン(りょん)
よろしくお願いします。
あっき~
よろしくお願いします。
何から話しようかな。
一緒にバンドしたりしてるものの、改めてりょんさんと話すとなると、案外りょんさんのことを知らんなぁ、と思って。
セリョン(りょん)
まぁなぁ。
二人でゆっくり話す機会もないしなぁ。
あっき~
せっかくの機会なので、色々と話ができればなと思います。
歌との出会い
あっき~
元々、歌うのは好きやった?
セリョン(りょん)
好きだったよ。
一番最初は小学校のころに地域の集まりで、山口百恵の曲を歌ったことかな。
あっき~
なんで山口百恵の曲?
セリョン(りょん)
なんか、その場の大人たちの流れで。
うろ覚えで「いい日旅立ち」を歌ったら、めちゃくちゃウケたんよ。
「歌、うまっ」、「お前本当に小学生か」ってみんなが言ってくれたのがすごく嬉しくて。
それから歌が好きになって、音楽の歌唱のテストはずっと満点だった!
あっき~
すごいやん。
セリョン(りょん)
そのころはもっと高い声が出てたんですよ。
声変わりしたらしいわ(笑)
もともと小3から朝鮮半島の民族楽器を扱う「民族管弦楽部」って部活に入ってたから、音楽自体は身近にあった感じ。
西洋楽器でいうバイオリンのポジションの「ソヘグム」って楽器を高3まで続けてて、コンマスも経験したよ。
大学生になってからは、今でもなんで軽音楽部に入らなかったのか後悔してるんだけど、なんとなく活動的なのに憧れてたから、運動部のマネージャーになって。
あっき~
へぇ。
活動的なことに憧れるけど、自分で運動するわけじゃないんやね。
セリョン(りょん)
どっちかというと、サポートが向いてるっていう自覚はあったから。
表舞台で活躍するよりかは、縁の下の力持ちだってずっと思ってて。
マネージャー仲間にギターが弾ける子がいたから、その子がギター、私が歌でちょっと演奏したりて。
なんだかんだ、傍らにあったかなー。
音楽が。
バンドもやりたかったけど、今みたいにSNSがそこまで盛んでもなかったし、一緒にバンドができる人と出会う機会もなくて細々と自分で練習するみたいな感じがずっと続いてて。
だから、今みたいにライブに出始めたのは、比較的遅い方だと思う。
ライブするようになってからそんなに経ってないんよ。
あっき~
そうなんやね。
でも、大学の時にギターを弾いてくれた子とライブに出てみようっていう話はなかったんや?
セリョン(りょん)
そんな発想、全然なかった。
部室のある棟の屋上とかで演奏してた。
めっちゃ青春じゃない?!(笑)
あっき~
そのシチュエーションだけ聞くとめちゃめちゃ青春やね(笑)
セリョン(りょん)
でしょ?
BUMP OF CHICKENの「車輪の唄」とかやってたよ。
その頃はプロじゃない人が、個人で主催をしているイベントがこんなにたくさんあるなんて全く知らなかったし。
あっき~
まぁ、個人でイベントを主催する流れは最近になってからだと思うけどね。
セリョン(りょん)
音楽仲間が集まって(セッションとか)そういうイベントをやってるっていうのも知らなかったから、ライブに出るっていう発想がなくて。
だから、単純に歌うのが楽しくて、好きでやってたかな。
あっき~
なるほど。
セリョン(りょん)
今思えば、なんでもっと大学の軽音部の人と仲良くしなかったんだろう、って思う。
絶対当時のSNSで音楽をやってる人と知り合うより、そっちの方が早いのに(笑)
あっき~
まぁ、でも運動部のマネージャーって忙しかったんじゃないの?
セリョン(りょん)
んー・・・弱小だったから(苦笑)
本当はやりがいのある部活のはずだったんだけど。
弱小ほどマネージャーを大切にしないところあるんよね。
「おい、水!」とかって言われたら、「召使いか?水くださいじゃろ」って心の中で思ってた(笑)
あっき~
めっちゃ言ってそう(笑)
セリョン(りょん)
口には出さんかったよ!(笑)
強豪ほど、マネージャーへの対応も丁寧で、マネージャー「様」って感じらしい。
やっぱり、ちゃんとお互いを尊敬し合ってるから強いんだろうね。
その点はバンドもそうだと思うけどな。
良いバンドほど、メンバーがお互いを思いやってやってるから。
思いやりが欠如してたら上手くいかないのは当然なんよね。
あっき~
それはそうやね。
セリョン(りょん)
私自身、喋りはそんなに苦手でも特別下手というわけでもないんだけど、ライブやり始めた頃は「MCはボーカルがやるもん」、「MCは面白くてなんぼ」みたいな考え方がすごい窮屈で、慣れるのに時間がかかった(笑)
「なんでMCはボーカルの役割って決まってるんかな?」って。
集客、曲決め、スタジオの確保、ライブの日程調整とか、やることいっぱいあるけど、ステージでの本業以外の役割も含め、気持ちよく分担できんかなぁって。
これは思いやり云々の話とはちょっと違うかもしれんけど(笑)
そうやって、行動しよう・話そうとする姿勢が思いやりの一種なのかな?とは思う。
あっき~
MCについては、誰がやらないといけないっていうことはないけど、ボーカルになりがちで、ボーカルの負担になる場合は他の人がカバーするっていうのも全然あって良いと思う。
楽器の演奏は各パートでお願いするしかないけど、ライブのMCだったり、スタジオの予定調整は誰がやらないといけないっていうことはないから、思いやりで補い合えるのが良いよね。
セリョン(りょん)
私自身も疑念を抱くばかりで尻込みしてるんじゃなくて、勇気出して話せば分かってくれる人の方が実際多かったよ。
+ + +
次回に続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?