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#12 きゃべさんにインタビューしてみた(2)
こんにちは。あっき~です。
このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。
きゃべさんにインタビューしてみた(1)の続きです。
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(Photo by @245_photo)
ビジュアル系の音楽から離れて
大学生になって、ジャズとかソウル系のセッションに誘われて参加することがあったんですけど、そこで知り合った女性のボーカルの人との出会いが大きかったですね。
一緒にカラオケに行くと、どんな曲も上手に歌える人でした。
今まではとにかく歌い続けていれば自然に上達するだろうと思っていたのが、目的を持って歌の練習をしないと上達しないんだということに気づかせてもらって、発声の基礎だったり、歌のハーモニーの知識を教わりました。
それからアニソンを流すバーでバイトしてたんですけど、ボーカルができるならっていうことで、クラブイベントのシンガーとして歌わせてもらったりしました。
そのつながりで知り合ったDJもう万体くんとユニットを組んだんですけど、「焼肉の動画を見ながらDJをしたら面白いんじゃない?」とか突拍子もないアイデアを出すんですよ。
だったら、ごはんを食べながら観てもらえば良いやん、ってことで炊飯芸が生まれたんです。
ステージに炊飯器を持ち込んでごはんを振舞うっていう。
中華丼を振舞ったときは流石にスタッフさんが飛んできて注意されたこともありましたけど(笑)
そうやってアニソンのイベントに顔を出す中で知り合った人とアニソンバンドを組むようになっていくようになりました。
それで、妊娠して一回バンド活動がストップするんですよね。
妊娠中はバンド活動ができなくて、ひたすらPCゲームに没頭してたんですけど、ハマってたゲームの中にOVERDRIVEのゲームに出会いました。
出産して落ち着いたころにDEAR MY DROPSというOVERDRIVEのコピバンをはじめるようになりました。
そこから、企画バンドで誘われてライブをしたり、DEAR MY DROPSと米炊真音(黒崎真音のコピバン)がメインになって今に至るって感じです。
イベントを主催して考えること
DEAR MY DROPSでバンドとしてイベントを主催したんですけど、大人数でイベントを主催すると、決め事がスムーズに決められなかったり、大変な部分が多かったんですよね。
(Photo by @245_photo)
だから、もしもまたイベントを主催するなら、もっとこうした方が良かったなと思ったことはなるべくやりたいなと考えていました。
そんなとき、周りでアニソンを演奏している人の中でも、実はビジュアル系のバンドが好きって人がたくさんいるのがわかって、ビジュアル系のコピーバンドを集めてイベントをやりたいと思って企画しました。
ただし、イベントの主催と出演の両方は無理だと思って。
出演するとなると、演奏のクオリティを上げたいから、主催と出演の両方はできないから。
主催するからには、出演してもらうバンドに頑張ってもらおうかな、と思いました。
ということで、今年の2月にイベントを主催して、9月にも予定していたのですが、開催を見送ることになりました。
今、イベントを主催した立場で思うことは、イベントのキャンセルに伴う問題点が見つかって、これからイベントを主催しようと思う人が減らないかが心配です。
今までも台風やどうしようもない事情でイベントの延期や中止はあったわけだから、出演するときの条件としてイベントのキャンセルがあった場合のガイドラインが必要になってくるのかも、と思います。
バンドをがんばるオカンのために
DEAR MY DROPSで活動しているときに2人目を妊娠したんですけど、バンド活動を両立するために周りにも気を遣うことが多くなりましたね。
やっぱり、子どもがいるのに遅くまで外出することに苦言を呈する人もいましたし。
でも私は子どもがいても自分の好きなバンドができるということを証明したいと思っていました。
もしも周りの声に押されて辞めてしまったら、私と同じようなバンドマンが、子どもがいることを理由にバンドを辞めるような選択をしてほしくなかったから。
私の場合は、お医者さんに相談して、メンバーにも相談して、何があっても責任を持つし、何があっても後悔のないように最大限配慮した上でバンドが続けられたんですよね。
もちろん、子どもがいる家庭の状況は様々だから、家族の支えがあって、自分の体力と気力があったからできたわけだから、私ができたからといって、他の人が同じようにできないのはおかしいという見方は絶対にしないでほしいです。
とにかく、ライフステージが変わっても、自分の好きなことをあきらめずに続けられるんだよってことは伝えたいです。
子どもが生まれて、バンド活動から離れてしまうとき、離れる前のように戻ってこれるのかな?という不安はすごくありました。
特にボーカルは人口も多いし、他に魅力的な人も多いから、自分の代わりがいくらでもいるという思いはずっとあって、周りがそんなことはないと言ってくれても信じられなかったですね。
例えば、同じ曲をコピーするとして、自分が歌ったときよりも他の人が歌ったときの方が盛り上がってたりすると凹むこともあるので。
でも今は自分にしかできない表現を見つけたから、まだやれると思える部分もありますよ。
去年、ベッド・インのコピーバンドでライブをしたんですけど、本家さながらの「お下品さ」は振り切れてやれたし、ライブの動画を本家から反応してもらえて嬉しかったです。
(Photo by @245_photo)
これからは色んな人たちと企画バンドでライブに出るのは難しいかもしれないけど、気の合うメンバーとやりたいことを続けていきたいです。
今日はありがとうございました。
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以上できゃべさんへのインタビューは終了となります。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回のインタビューに続きますので、今後ともよろしくお願いします。
記事を更新するモチベーションにつながるので、もしよければ感想をいただけると嬉しいです。