SecondLifeのおやくそく
SLのアバターカスタマイズを説明する前に、割と初歩的な部分で暗黙の了解なアレコレを説明しておきます。
【2020/02/17追記1】
セカンドライフを始めた人が「公式ドキュメントとかないの?」「攻略wikiみたいな取説まとめHPとかないの?」と嘆く話は良く聞きます。そして、大半のSL民も「うーん、海外のサイトには解説ブログとかWikiとかあるんだけどねー。全部、英語だけどwww」と答えます。決してSL住民全員とは言いませんが、けっこう知らない人も多いんです。公式wikiあるんです。
1万ページに及ぶ膨大な情報が集積されていて、制作とかサービス構築の大事な部分や初心者むけのページに関して、多くの部分が日本語訳されています。
SecondLife Official Wiki
http://wiki.secondlife.com/wiki/Main_Page/ja
……あんま読みやすくはないですけどね。公式サイトからリンクされてませんし。情報古いし。ビューアーのオープンソースとかもこっからダウンロードできますよい。
セカンドライフ内のスクリプト言語LSLのリファレンスもここにあるので、ぐぐってみた結果、知らないウチに公式wiki下のLSLポータルの個別ページは読んだことあるSL住人は多いんじゃないかと思います。
筆者註)HUDについての補足説明も記事文末に追記しています。
【追記終わり】
モノを買うには。
物を買う操作について。
「いや、いくらなんでもそんな初歩すぎね?」という方もいると思うんですが、いろいろと盲点もあったりするんですね。
無料配布品市場やガチャ商品のリセラーショップとかは、とても素朴な公式の右クリックメニュー開く→支払うクリック→ダイアログのOK押すでイイんですけどね。
高額商品扱ってるブランド店とかは、独自のデリバリーシステムがあったりして。上記のように商品の看板に普通に支払いすれば商品が受け取れるというのが大半なんですが……注意点があります。
この場合、必ず画面隅っこにダイアログが出ます。「〇〇さん所有のXXXって名前のオブジェクトから△△△というアイテムが送られてきたけど受け取りますか?」というやつで、これのYesに相当するボタンが「キープ」「維持」「OK」とかなっています。ボタンの名称は公式ビューアーやサードパーティや言語設定によって微妙に差異がありますが、これを放置してテレポートとか絶対にしちゃいけないのです。
送ろうとしてたデリバリーシステム内の記録したアバターがいるSIM名称と実際にアバターがいるSIMが違うとアイテムが届かないんです。もちろん、再配達サービスとか大抵はあるのでリカバリーはできますが、お店によって手続きが違うので、こういうトラブルはなるべく回避したいところです。
なので、買った商品うけとりますか?ダイアログが出たら、その場で受け取るようにしてください。
ただし、たまにお店と無関係の詐欺師が看板に透明な箱を被せて、高額商品買ってみたらゴミが届くという詐欺事案も昔はちょいちょいあったので、支払う前に本当に商品名あってるかな?とかくらいは確認してから支払いしましょう。
お店専用のポイントカードにポイントをチャージして商品を購入するシステムを導入してるショップもあったり、左クリックするとメニューが出て、他の人向けのギフトとして買えたりする場合もありますが、それはもっと慣れてからで大丈夫です。
開封の儀
商品を受け取った時に、だいたい3つのパターンで届きます。
一番、単純なのはインベントリーにフォルダごと増えている場合。これはインベントリーの「最新」タブで簡単に確認できます。
2つ目と3つ目は似てるんですが、アイテム1個だけ届く場合。そのアイテム自体は上記の「最新」タブで確認できると思うので、インベントリー内で見つけるのはそれほど難しくありません。
このアイテム1個のパターンは、1つのパッケージアイテムの中に色々とアイテムが詰まっている状態です。まあ、わかりやすく言うとZIPファイルを解凍するような感じっす。
この手順が2通りあります。(他にも面倒な手作業方法が何通りかありますが、アイテムが欠損したりすることもあるのでオススメしません)
解凍方法1
インベントリーからアイテムをドラッグして地面に置く。これはSL用語で「Rezする」といいます。そうすると、ポスター看板みたいなのとか綺麗に包装された箱とかお店独自のパッケージが地面に現れます。だいたい、親切なお店はパッケージのとこに「Click to Unpack」とかテキストが浮いてたりするので、左クリックするとパッケージ内部のスクリプトによってインベントリーに新しくフォルダが作られて商品が解凍されます。セキュリティとして「受け取りますか?」ダイアログがここでも出ることが多いので、必ず受け取ってください。
スクリプトとか何もなくてシーン……とかいう場合は、右クリックして中身をコピーみたいなメニューを選択すると解凍されます。
このフォルダ自体も、「最新」タブで確認できるので、それほど探すのは大変じゃないです。
このRezする行為は、土地区画によって制限されていて殆どの場所ではRezできません。許可されてる場所としてポピュラーなのがサンドボックス。あとは自前の土地。ただし、へどろ事務所はロッシィさん以外Rezできなさ気なので近所のサンドボックスを活用しましょう。
解凍方法2
アイテム名に「add me!」とか書いてある場合が多いのですが、これは装着型パッケージです。パッケージをダブルクリックするか右クリックメニューで「追加する」とか選ぶとアバターにパッケージが装着されます。
気合の入ったお店だと、ブランドロゴの紙バックを手にしてるポーズとかになったり化粧箱を抱えてみたりお店独自のちょっとした趣向を凝らしています。ただの商品看板が腰のあたり傍若無人に装備され、ちょっと見た目ヘンな人になり周囲に「あー、そんな商品買ったのね」と周知してしまう場合もあります。
装着型パッケージの場合は、クリックしなくても装着した瞬間、解凍が始まります。この場合も「受け取りますか?」ダイアログ出るような気がするので、ちゃんと「維持」とか押して受け取ってください。
「受け取りますか?」ダイアログを見落として「あれっ?商品来ない!!」って焦るのは、私もたまに今でもやっちゃいますけどねw
ということで、理解しているなら蛇足なんですが、知らないと不便なので一応書いておきました。
【2020/02/17追記】
装着型パッケージのバリエーションでHUD方式の説明が抜けていました。
解凍方法3
HUDってなんじゃらほい?という諸兄もいらっしゃると思います。ヘッドアップ・ディスプレイの略称です。SFとかサイバーパンクものとかにもよく出てきますよね。3Dゲームでも、残弾数やヒットポイントとか表示欄がありますよね。3Dの世界と関係に無しに視界の一番手前に貼り付いて表示されている感じのやつ。こういった情報表示する機能をHUDと言うんですが、セカンドライフにもあるんですね。
一番、セカンドライフでメジャーなHUDというと、初めてセカンドライフにログインしたときに始まるチュートリアルで、画面上に水色っぽい枠が表示されて、あっちに行けとか迷路クリアしろとか、大雑把でざっくりとした指示や解説するやつありますよね。あれはHUDなんですね。
インベントリーやチャット欄とかのビューアー自体のウィンドウやメニューと違って簡単にドラッグして移動とかできません。HUDとはどういった仕組みかというと、ユーザーが好きに作れるUIパーツなんですね。
だから、セカンドライフ内には様々なHUDが存在しています。いろんな商品の色変えの補助用だったり、アバターのアニメーションを1クリックで切り替えたりする制御用だったり。乗物、コンバットシステム、建物のコントロールパネル、セキュリティシステム、イベント用ステージライト制御や音響制御などなど。
そして最も代表的なHUDが、商品パッケージです。
他の装着型パッケージは紙袋とか化粧箱とかを持ってる状態になりますから、傍から見て「あ、何か開封してるのかな?」というのがわかります。それに対してHUDの特性としては、周囲の人には見えないというプライバシー効果があります。
だいたいは、HUD型パッケージも名前にHUDとかAdd Me!とか示唆するワードが入っている事が多いです。装着したのにアバターの手とか体に何にもくっついてないぞ!っていう時は、こそっとHUD装着されててインベントリーウィンドウとかの下に隠れてたりするオチは多いです。わかりやすいのように、何だかずいぶんでっかいHUDだなっていうのもありますけどねw
他の装着型と同様に装着した瞬間から自動的にパッケージ解凍されるモノもあれば、HUD自体がブランドのロゴマークしかなくてクリックすると解凍開始とか、HUDの表示内から選んでクリックしたり、といった暗黙の作法があります。
それで、たぶんお約束の「受け取りますか?」ダイアログが出るので、ちゃんと受け取るようにしましょう。
【追記終わり】
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