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石畳マガジン 早春の石畳
2月に入った。
年明けの一ヶ月もあっという間に過ぎ去り「早春」という表現が使える時期になってきた。毎年のことだが年が明けると石畳の栗農家の皆さんは一斉に動き始める。秋の収穫に向けて大事な大事な樹木の剪定の時期を迎えるからだ。
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私が訪れた1月31日は、石畳の宿にある故・吉田桂二氏が直接襖に描いた「襖画」が汚損しているために、復元素材の原本を作成するための撮影を予定していた。大変な功績のあった建築家の故・吉田桂二氏が石畳の宿の設計を手がけた際に現場で即興で描いたとされる「襖画」は、一昨年展開を始めた「背山臨水石畳」の取り組みを紹介する冊子のプロローグにも使用したものだ。
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午前中いっぱいかけて襖画撮影を終え、宿で関係者の皆さんと一緒にテイクアウトの「かば忠」弁当をいただいた。冷えた朝ではあったが仕事を済ませて皆さんと一緒にいただく弁当は、また格別だった。
2019年3月の退任後、ご縁があって石畳つなぐプロジェクトのリーダーでもある寳泉武徳氏との再会を果たし、以後石畳地域の自然や暮らしなどの撮影をさせていただいている。私の唱える「地域創生撮影活動」の根幹を成す仕事でもありライフワークにもなっている。この日は午後から「栗の剪定風景」を撮影することにしていたので、7人の栗師の中でも「栗の報道官」でもある山田さんを訪ねた。
できるだけ枝と枝の間隔を1m程度空けて日当たりと風通しを良くするという独特の剪定があのデッカい「げんこつ栗」を生み出すのだ。今年も皆様方に配布する「石畳カレンダー」を制作するのでそのための素材撮影をこれからも進めて行くが、今回もその一環だった。
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剪定風景撮影終了後は石畳地域をパトロール。
この日は朝の冷え込みも-3℃前後と厳しかったので、先日も撮影していた「弓削神社」へクルマを走らせた。これほど太陽が照りつけているのに池はシャーベット状に凍り付いていた。雪を被った屋根付き橋と磨りガラスのような凍った池の表面に反射する太陽光線と映り込む橋の影、そして抜けるような青空・・・これまさにに早春の予感漂う風景。魂ゾクゾクして撮影した。今年もがんばって皆さんの応援ができればと思っている。
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石畳つなぐプロジェクト
公式サイト https://uchiko-ishidatami.jp/
(※メニューバータップでお問い合わせコーナー)
通信販売 https://ishidatami-tsunagu.stores.jp/
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街づくり写真家 河野達郎 https://daisukioozu.com/
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