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Kの向くままにおススメ映画『ミスト』短文紹介
【スーパーマーケットの倉庫でタコを調理する映画】
先ず、本作品で起こる事象を「あり得ない」「くだらない」と言いたい気持ちは解りますが…。その事象自体が主題ではなく、それが起こったと仮定した時に人はどういう態度を取るか、という映画なんですよ、きっと。
例えば、逃げ出す人、諦める人、行動を起こさず留まる人、団結して問題に立ち向かう人、それぞれです、、が…。
しかし、団結が正義、という映画でもありません。結局のところ人間の団結力というのは、自身の属する集団やリーダーを盲信する力であり、他の集団を認めない排他的な力だと、そんなメッセージを感じました。宗教も政治も愛国心もスポーツも、少なからずそういう側面があるのではないでしょうか。
オリー :「人間は異常な生き物だよ。部屋に二人以上居れば、最後は殺し合うんだ。」
スーパーマーケットで買い物をしている時にコレを思い付いちゃった原作者スティーヴン キングは凄い!…凄い異常!!
『鳥』とか『ナイト オブ ザ リビングデッド』など、類似の先行作品は多々ありますが、それでも衝撃のラストが好きな人は観ておくべき作品でしょう。
そして、稀に見る超・絶・バッドなエンドです。まさか、「行動を起こさず留まる人」が正解だったとは…。
自分ならどういう選択をするか、考えながら観るのがおススメ。因みにKは団結はしないし行動も起こしません(起こせません、こんな怖ろしい状況では)。なので助かる組ですね。。
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