見出し画像

Kの向くままにおススメ映画『自転車泥棒』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。自転車を盗まれた事があるKです。今回は『自転車泥棒』。一言で表すと「泥棒が生まれる仕組みが解る映画」です。



こんな人におススメ 

自転車を盗まれた事がある人
自転車泥棒が許せない人
衝撃のラストが好きな人
哲学が好きな人
道徳の教材にも使えそうです


要注意点まとめ 

▲ハッピーなエンドではありません
▲白黒映画です。何色の自転車だったのかな?


こんな映画です 

アントニオが息子のブルーノと共に盗まれた自転車と犯人を探すお話


もう少し詳しく 

第二次世界大戦後のローマ。貧しい上に大半の市民は仕事がありません。アントニオは自転車の所持を条件に役所から仕事を得ますが、自転車を質に入れていたため、今度は家財を質に入れ自転車を取り戻します。そして、お給料を貰えれば家財も取り戻せる、そういう算段だったでしょう。
しかし、仕事の初日に自転車は盗まれてしまいます!職を失うわけにはいかないアントニオはブルーノと共に大切な自転車を探し始めます。

途中、色々ありますが最終的に自転車泥棒は出てきます
だが、し・か・し、、ハッピーなエンドではないんです。ネタバレとは言いつつこの超衝撃のラストは伏せておきますので実際に観てほしいですねー。


観た後はこんな気分になりました 

まさかこの人が自転車泥棒とは……。
この衝撃、当然リアルな演技に後押しされての事ですが、キャストは何と監督がその辺で見つけてきた素人だそうで、だからこそセレブ感がなく逆にあんなにリアルなんです。貧民の役ですからね。

しかし、イタリアは凄い国だ。その辺の素人のオッサン(失業中の電気屋さん)と子供つかまえてこんな名作ができるなんて。Kが試しに日本の失業中のオッサンに置き換えて脳内再生してみたら……ただのコメディになった!

…くだらない事はさておき、結局、『自転車泥棒』とは人の心が生み出した不条理であり、その原因は貧困、そして貧困の原因は戦争、ということで間接的には反戦映画でもあります。

Kも自転車を盗まれた事があり、その時は非常に落胆しましたね。学校の最寄り駅に自転車持って行ったんですけど、次の日には無かった…。1回も乗ってないんだよ!!緑黄色のペイントまでしたのに。。
当時は「犯人はその自転車で事故れ」って週1程度祈祷してましたけど、本作を観た後は、
「あの自転車で誰かの生活や人生が助かったのかな」
と思えるようになり、心がチョット成長しました。
でもアントニオのように自転車が生活の糧だったならそんな呑気な事は思いもしないでしょう。やはり戦争や貧困は心が荒む原因なんですね。涙。。


心に残ったセリフ 

ブルーノ :「見つからないね。」

アントニオ :「お前は電車で先に帰るんだ。」

?何故??諦めたの?いや、諦めてはいなかった!!この直後、衝撃過ぎる事態に…
そうか、そういうお話だったのか。


#自転車泥棒 #ヒューマニズム #衝撃のラスト #貧困 #反戦 #不条理 #Kのおススメ映画 #映画感想文 #おすすめ名作映画

いいなと思ったら応援しよう!