社会人で管楽器を始めるのは遅い? #2 練習場所を確保する難しさ
今回は管楽器の練習場所について記事を書きます。
楽器の比較対象としてピアノとアコースティックギターを例にあげます。
社会人になって楽器を始めてまず考えなければならないのは練習場所の確保です。
どの管楽器もそれなりに大きい音が鳴ります、、、フルートやクラリネットですら家の中で吹くと音が外にダダ漏れしますし夜中に音を出そうものなら騒音トラブル不可避です。
音を出さずに運指だけの練習はできますが管楽器は実際に吹いて音を出してナンボの世界です。とにかく楽器を吹いて音を出さないと上達は見込めません。練習しようするにはスタジオやカラオケBOXのようにコストがかかる場所に行くか河原や公園に行く事になります。
河原や公園はタダですが、知らない人に始めたての自分の楽器の音を聞かれる事になり中々ハードルが高いです(心ない言葉をなげかけてくる人もいるかもしれません)消音ミュートといった便利なものもありますが吹奏感がかなり変わってくるため楽器を始めたての方にはあまりお勧めはできません。
対してピアノやギターはどうでしょうか?
ピアノ
電子ピアノといった最強の楽器があります。音量はツマミで簡単に調整できますしヘッドホンを使えば真夜中でも練習が可能です。レッスンのおさらいや個人練習をしたくなった時に手軽に自宅で出来るのが大きなポイントです。電子ピアノを使ううえでの注意点があるとすれば・・・
➀鍵盤やペダルは強く演奏するとそこそこ音がする
➁ピアノ本来の響きやタッチの感覚がグランドピアノやアップライトに比べて違う
といったところでしょうか。
壁が薄い住居の場合➀には気を付ける必要があります。特にペダルは床への振動がありますので注意が必要です。
➁の場合は生ピアノと電子ピアノの違いでよく言われる部分ですね。特にタッチの問題については「電子ピアノで慣れてしまってはダメ」という意見をよく聞きますが、趣味のレベルであればあまり気にする事ではないかなと個人的には思います。まずは楽器に触れる時間を増やすことが大事だと私は考えます。
ギター
全力で奏でると大きな音がしますが管楽器程ではありません。また消音の道具を使えばかなり音量を抑える事ができます。指回しやコードを抑えるだけと言った音を鳴らさなくても出来る練習もあります。
以上のことから管楽器は他の楽器に比べて練習場所を確保する事も頭にいれなければなりません。ちょっと練習したいな~といった時に気軽に練習しにくいのが管楽器の難しいところです。