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フジテレビの騒動であれやこれやと考える【今日の余録】

フジテレビのやり直し会見が10時間以上あっただけに、余録もさすがに触れずにはいられなかったか🙃

頭から水をかけられる編成局長―。上下関係も役職も関係なく、とにかく「楽しければいい」という雰囲気が支配していた時代?当時のテレビには、そんな「お祭り」のような空気が確かにあった。少なくとも、フジテレビのバラエティ番組はそういう傾向にあったと思う。そして「オレたちひょうきん族」は、まさにその象徴的な存在の1つ。

当時テレビが持つ影響力は強大で、世の中はテレビを中心に回っているように見えた。トレンド発信は間違いなくテレビだったし。リアルタイムで人気の番組を見ていないと、翌日友人たちとの会話で仲間外れになる……そんな強迫観念に駆られていた人もいるのでは。
そうか、だからテレビは点けっぱなしがデフォルトだったのか。家に居たらテレビが必ず点いている風景、当たり前すぎて気づけなかった。

そうやって長く社会の中心に居続けた結果、テレビ業界全体に勝者としてのプライドが染みつき、我を顧みる姿勢を失いやすい環境が出来上がってしまったのか。そしてフジテレビの場合。視聴率さえ取れれば、手段を選ばない。そんな価値観が、いつしか組織文化として定着してしまったのか。
インターネットを中心に、社会は恐ろしく速いスピードで変革し続けているのに対し、テレビ業界はなかなか変わろうとしないように見える。その原因も、長く勝者で居続けたことにあるのでは。

という憶測だらけの考えで頭がいっぱいになる。これは不健康だ。騒動の真相が不明な話題に対し、脳を頑張らせるのももったいない。やはり視界に入れる情報は、今の自分に本当に必要かどうか、しっかり選別したほうがいい。

今回の騒動はフジテレビだけの問題では片付かないかもしれない。というか、テレビ業界全体にうみがあるなら、いま全部出し切ったほうがいい。出し切れるかどうかは怪しいが。
これをきっかけに、オールドメディアが新しく生まれ変わってくれたら、またテレビを見るようになるかもしれない……?

今日の余録と参考資料

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