『バーク アンド ヘア』 感想
死体販売が思ったより金になったから、自分たちで死体を作ろうよ! って映画。
名匠ジョン・ランディス監督の復帰作だけど、その素晴らしさは1800年代のイギリスの再現で終わっちゃった、って感じ。
いや、ギャグもキれてるし、なにより実在の連続殺人事件を扱った映画にしてはその脚色が素晴らしいんだけれどもこれ、映画でやる必要ないよね感に満ち溢れているのだ。
舞台劇で良くない???
勿論、舞台劇では表現できない演出もあるにはあるんだけれど……。
そこに命かけないと、ってほどでもない。
だからこれは、映画であるよりも舞台であった方が面白い作品ではなかったのか? と、俺は思うのでした。
でも、史実の脚色としても、こんだけ大胆に現実と違う事かけるなあ、てのは一つ、参考になるなあ、とも思うのです。脚本家としては。
その意味ですごく素晴らしい台詞を、終盤近くでノックス先生が言うのです。
あの台詞があるだけで、この不謹慎極まる物語が成立してると言っても良い。
あと、今度エジンバラにいく事があったら、是非、バークに会いに行ってみたい、と思った。
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