短編動画 『Selfies Gone Wrong』
若くて可愛らしい女性が、遊びに行った先でスマートホンで自撮りをしている。
恐らくSNSにアップする為だ。
一日を終えた彼女は、今日撮った写真たちを早速チェックし始める。
すると……
IMDbによると、この監督は11歳の頃からホラーのショートムービーを撮り始めていたらしい。
今では『ダークナイトライジング』などのアシスタントプロデューサーの職についているが、先月にこの作品をYouTubeにアップした。
ひょっとしたら本格的なホラーの長編を作ろうとしてるのかもしれない。
三分ちょっとしか無いのですぐ観られるから観てほしい。
※ここからネタバレ。
今までも自撮りを扱ったホラーの短編動画はいくつも観てきたけど、切り口が皆んな同じで、飽きてきていた。
大体においてそれは、カメラの中に幽霊が写り込んでいて、それらがだんだんこっちに近寄ってきて、液晶画面から目を上げたら目の前にいてギャー、みたいなやつだった。
で、それらの作品とこの作品も、全然切り口は同じで、人によったら何が違うの？ と思わずにはいられないかも知れないけど、断然俺にはこっちの方が怖かったのだ。
何故なのか。
それは、この短編動画における恐怖の存在が、幽霊ではなく、人間であるからであり、その人間の、カメラの端に映り込む姿が、ものすごくリラックスして見えるのが本当に怖い！ と思うからだ。
ヒロインのファインダーの奥に映り込む男は、顔こそ見えないまでも、その立ち姿はとてもリラックスしてるように見える。
まるで、女の子の後を付け回して、その後家にまで乗り込むことなんか、特別でもなんでも無いことのように。
彼にとって、人殺しはなんでも無いことなのだ！ と、いう想像が一気に広がるラストシーンの間が実に怖くて演出が巧みだなあ、と感心したのです。
では、その辺を踏まえて、もう一度動画を始めから、どうぞ。
#短編動画 #ホラー #動画
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