猫が大分弱ってる話
石垣の祖母を見送ったばかりで今度は我が家のお婆さんもここにきて大変具合が悪くなっております。
歯周炎で涎、粘液も止まらず、口臭もキツイし歯茎が腫れてしまってご飯もお水も痛くて摂れない。
とうとう昨晩は、浴室から出て来なくなってしまいました。
死期を悟った猫は人目につかない暗くて寒いところに行く、と聞いていたので、こらいよいよか、と、本日病院へ連れて行きました。
もう大人しくされるがままカゴに入れられるチッチ。
足掻く元気もないのでしょう。
で、例の、近所のなだぎ武さんそっくりの先生がいることで我が家では有名な動物病院へ。
血液検査の後、点滴と抗生物質投与で預かられ、先程迎えに行って来ました。
点滴によって少し元気が戻って来たように見えました。
動くし。
で、明日もまた点滴するため、それ用の管を抜いてしまわないように、エリザベスカラーを装着されていました。
一度、去勢手術したときも付けてたのですが、それも遠い昔。
家中をウロウロする元気が戻ったのは良いんですが、エリザベスカラーがあっちでごつん、こっちでごつん、とぶつかるので傍目に見ていても混乱してるのがわかりました。
で、なんと自分から水を飲もうとするのですが、これもまたエリザベスカラーが邪魔をして全然飲めない。
仕方がないので、手伝ってあげました。
するとすごい勢いで飲み始め、半分くらい一気に飲んだ。
また明日も朝病院に連れて、夕方にまた迎えに行くのだけど、エリザベスカラーは点滴の期間終わるまで付けっぱなしだからそれが少し可哀想では、ある。
透明じゃない奴に代えてもらったら、もう少しぶつからないかなー。
でももう同時に、死ぬ準備をし始めてるんじゃないかな、とも思うわけだ。
チッチはチッチなりに、猫としての尊厳を保ちつつ往きたいのではないかと。
であれば、彼女に対する延命措置は、彼女の意に反してるのかも? と、考えるわけです。
でもまあ、死に行く者を見送る方の義務としては、自分が後悔しないこと、に力を注ぐ必要がある。
で、あれば、やはり、チッチが最後まで生きたい、と頑張ってる姿に応えてやりたい、とも思うわけです。
今はまだ、チッチは水飲みたい、とか、きちんと寝たい、とか、欲してるように俺は思うのだよ。
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