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動画コンテストで入賞するために意識したこと

前回は「副業ならではの仕事の進め方」をテーマにお送りしました。副業だからこその役割分担であったり、人に任せるということだったり。副業ならではの仕事の進め方が気になるあなたにおすすめしたい前回の記事はこちらから▼

今回は少し話題を変えて、仕事を獲得していくために、まずは、コンテストで入賞して実績をつくるという手法で映像制作を副業に繋げていった白鯨に、コンテストに出す映像を制作する時に意識していることについて聞いてみました。

その手があったか!

ーー白鯨といえば、オールナイトニッポン50周年記念のスマホムービーコンテストで優勝してるじゃないですか?コンテストで優勝できる秘訣とかってあるんですか??

松永:白鯨が意識してるのは、意外性だね。白鯨のバリューは、”That's the way!”(その手があったか!)。今でこそバリューに掲げてるけど、当時はまだ、バリューとはしてなかったな。”どうやったら賞とれるだろう”、って考えたときに、意外性が重要だなと思って。悲しいけど、CMとかって誰もみてないじゃん。そこで意外性が引っかかりになれば、見てもらえる人が増える。いきなり突拍子のないことをしていくのは違うけど、ちゃんと道筋を立てて、そこに意外性を持たせることを意識してるかな。

オールナイトニッポン50周年記念のスマホムービーコンテストで優勝した動画「北側もオシャレ茅ヶ崎!」

ーーちなみに、なんで舞台は茅ヶ崎だったんですか?

松永:元々応募しようとしたコンテストの作品テーマが、マイホームタウン(ふるさと)で。コンテストに出そう!ってなった時に、ちょうど白鯨のメンバーになった須山くんが茅ヶ崎出身だったから、茅ヶ崎になった。まあ俺の地元(神戸)遠いし。笑
それで、茅ヶ崎でいこう!って決まったまではいいんだけど、茅ヶ崎ってもうすでに有名だったのよね。加山雄三とか桑田佳祐とかいるし、ちょうどSuchmos流行ってたし。笑 CMにするには、何か他のものを発掘する必要があるなと。それで、改めての茅ヶ崎を考えた時に、須山くんのシン地元の茅ヶ崎の北側には、なんもないって話になった。
俺の地元の神戸も似てて、港側は有名だけど西側の住宅街側は誰も知らない。笑 でも、誰も知らないっていっても、なにかしらいいところあるんじゃないかって、飲みながら企画出しをしてた。そしたら、茅ヶ崎の北側にオシャレなお店とか多いことがわかって!『海のイメージあるけど、北側にもいいところがあるよ』っていうのを動画の伝えたいことにしたんだよね。

伝えたいことを決めて、要素をかけ算していく

松永:何を伝えるべきかをしっかり決めたら、企画を練っていくんやけど、こっからはかけ算で。『伝えたいところ×〇〇(要素1)×○○(要素2)』を考えていく。個人的に3つのかけ算が、企画が立体的になるんじゃないかと思ってて。
今回の動画の場合、演者がミュージカルの人で先に決まってたので、ミュージカル風の動画っていう縛りは決まってた(要素1)。そこに、湘南の海で有名な南側とは違う良さがあるよっていうのを伝えたいから、北と対立関係(要素2)にしてみることにして、「茅ヶ崎の北側の良さ×ミュージカル×対立関係」っていうかけ算ができて。対立関係と、ミュージカルの掛け合わせいったら、ロミオとジュリエットが思いついて、そこから、北側出身と南側出身のカップルが結ばれるという企画が生まれました。そんな感じで、割とロジカルに意外性を作るタイプ。

ーーこの企画を初めて聞いた田中さん、どうでした?

田中:その発想があるかとびっくりした。笑 シンプルにおもしろかった。地域内格差というか、地域でのあるあるネタは共感してもらえるものだし、、、
コンテストに提出する動画はYouTubeに投稿することが条件だったから、再生回数稼げば評価されるんじゃないかと思って、茅ヶ崎のお店にポスター配って回ったりしてたんですけど、結構おもしろがってもらえました。笑 その中で茅ヶ崎にあるコワーキングの人と仲良くなったんだけど、イベント毎に僕らの動画を流してくれたり。
まあ、実際に住んでる人から『これあるある!』とか共感してもらえることもあれば、一方で『ひどい言われようだ』という意見もあったりして、そのことで凹んでる万里がいたり、、笑

松永:それは、言葉だけ走っちゃった感じで、動画の意図が伝わりきってないかなっていうのが悲しかったやつね、、、
でも表彰式にはニッポン放送の偉い人たちもいて、その人たちにおもしろいと言ってもらえたから立ち直ったけど笑
あと再生回数あげたのが優勝に関係したかは、最後まで分かんなかったね笑意味あったと信じたい。

コラム:納得感を持てる作品づくり

松永:企画作っていく中で、みんなが納得するのも大事だなと思ってて。禁煙CMコンテストに応募した、ピン芸人タバコくんって動画があるんだけど、、、笑
それこそ、さっきの須山くんとめっちゃ盛り上がったけど、田中はちょっとう〜〜んってなってたのよ。結果的に2位で、コンテストで優勝はとれないけど、うけるひとにうける動画って事例やと思う。敗因でいうと、伝えることの要素が弱かったかな〜〜。いまだったら違う動画撮る。笑

松永:まあ、このテイストが好きで、この方針で撮って欲しいって仕事きたりするから次に繋がってはいるけど、CMコンテストって部分を踏まえると伝えることをきちんと伝えること、大事だよね。
一発芸をやりたいという想いが強すぎました…笑(ぜひご覧ください!)

株式会社スタジオ白鯨とは》
That’s the way!その手があったか!をコンセプトに、より印象に残る動画で、様々な問題解決をサポートする動画制作会社です。普段はサラリーマン、副業で動画制作を行う2人が、自分たちなりの日常を楽しくするポイントをゆるくお伝えします。

(文:イタマツシオネ)


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