日本の音楽業界を救う人材になるために【第一期音楽マーケティングブートキャンプレポート vol.4】
8月8日
第四回となる今回は、株式会社スターミュージック・エンタテインメント取締役の中村雄太氏を講師にお招きし、「TikTokの実践的なマーケティング活用法」についてお話しいただきました。
大まかな流れ
・TikTokと音楽ヒットの関係
・TikTokの今
・流行事例の紹介
・TikTokで流行する楽曲の特徴やポイント
・スターミュージック様クリエイターの事例紹介
・マーケティング事例紹介
<TikTokと音楽ヒットの関係>
2020年、TikTokを起点に多くのヒットが生まれました。TikTok再生回数の増加に比例し、ストリーミングやYouTubeの再生回数も増加しているそうです。
この理由として、“TikTokと音楽の相性の良さ”があります。TikTokユーザーはあらゆる音楽活動を行っており、音楽に対してもとてもアクティブであるというデータがあるそうです。
〇まとめ
TikTokでの流行は、YouTubeや音楽配信ストアへ大きな影響を与える。
<TikTokの今>
TikTokは、全世界DL数20億回を突破しており、その勢いは今もなお続いています。そして、時代の変遷とともにダンス・エンタメ・Vlogなどコンテンツの多様化も進んでいます。TikTokは、目的なく回遊するメディアのため、リーチ・拡散、新しい出会いに強いメディア、“小さなどこでもドア”であるとのことです。
また、TikTokはトーナメント方式のため、フォロワー0でもバイラルヒットを起こす可能性があります。これが今後、SNSの考え方のスタンダードになっていくということ頭に入れておいてほしいとのことです。
<TikTokで流行する楽曲の特徴やポイント>
今日では、コンテンツの多様化によりダンス動画だけでなくバラード曲を用いた動画もヒットするようになっています。
流行事例の特徴として、歌詞の世界観をユーザーがとらえ、様々な場面で使用される傾向があります。日常の光景や気持ちを盛り込んだ等身大の歌詞や、歌いやすさなど、 “共感”が一つのキーワードになるとのことでした。
また、動画の切り替えやアクションのポイントとして、わかりやすく、覚えやすいリズムであることも重要とのことでした。
<マーケティング事例の紹介>
TikTokは、企業のプロモーションとして有効だといいます。まず初めにコンテンツがあり、その中に広告・宣伝要素があるためユーザーが抵抗感なくコンテンツに触れることができるとのことでした。
TikTokマーケティングのポイントの一例としては、
1. 印象的な歌詞に着目
2. トレンドを生み出している旬のクリエイターの起用
などがあるとのことです。ヒットクリエイターを絡ませたコンテンツにより、UGC(User Generated Contents)の投稿を促進することができると仰っていました。
〇次回予告
次回8月22日は、Merlin Japan株式会社 General Managerの野本晶様を講師にお招きし、「音楽マーケティングにおける海外戦略」についてお話しいただきます。
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