来年のDTMに思うこと
ドイツツーリングカー選手権、通称DTMが来年大幅に変わる。
SUPER-GT GT500クラスと統合を目指していたクラス1規定でのレースは
来年AUDIが抜け、BMWのみのコンストラクターになってしまう事から
DTMを主催するITRの代表であるゲルハルト・ベルガー氏の口から
そのクラス1存続の中止が発せられた。
これまで10年に渡る坂東会長の苦労を考えると非常に寂しい結果ではある。
続いてベルガー氏は現行のGT3カーを改造した独自のツーリングカーでの
レースフォーマットを企画しているともコメントした。
これは同じドイツ国内にあるADAC(アーデーアーツェー)の主催する
GT-MASTERS等に十分配慮する必要がある事から
GT3そのままでなく、それに改造を施し、よりパフォーマンスの高いマシンでの
戦いを選んだ格好となる。
BMWだけがクラス1車輌で参戦し、それ以外はGT3改(+)になる可能性は
・・・・・かなり少ないでしょうねぇ
それでは、他のメーカーが参戦しにくい環境になってしまいますからね。
ことBMWでこれを考えていった場合、
当然モデル末期となる今のBMW M6GT3でのエントリーの可能性はなく
2022年世界デリバリーだったBMW G82M4GT3の予定を1年前倒しして
更にDTM用に改造してのエントリーになるので、相当なドタバタ劇が
容易に想像出来る。
ベルガー氏はすでにBMWとの来年の話は済んでいると言っているので
BMW Motorsport社はその覚悟をのんだのであろう。
当然、よりFIAフォーマットのGT3車輌としてもたくさんのデータが取れるので
悪い話ばかりではないと思うが、現場の苦労は想像を絶するものになるであろう。
まぁでもDTM消滅の可能性はなくなった事は良いNEWSではあるが
以前から掲げていたハイブリッド、そして電気モーターレーシングへの
進化は、一度ここでリセットとなるのだろうか。
自動車メーカーへのコロナの影響は、
特にヨーロッパでは想像を絶するモノになっており
Motorsportへさけるバジェットの問題も複雑に絡んだ上で
まだまだ混沌としている状況の中で
当然このしわ寄せは来年以降、我がTeamにも降り掛かってくる問題であると
覚悟はもう決めている。
なんか暗いnoteになっちゃいましたwww
ブーーーーーーン✈