『仮面ライダーギーツ』の主題歌アーティストは過去最高に豪華!?
皆さんお久しぶりですYamaTO-iXです。
今回は少し趣向を変えて、テレビ朝日系列で9月4日(日)午前9時より放送の『仮面ライダーギーツ』の主題歌アーティストを予想していきます。
『仮面ライダーギーツ』とは
では、主題歌アーティストを予想する前に作品の概要を見ていきましょう。
令和仮面ライダーシリーズ第四作となる今作は、『生き残りゲーム』での勝利を賭けたバトル・ロワイアル的な作品となるようです。
平成仮面ライダーで言えば『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダー鎧武』に近いでしょう。
そしてここも重要なポイントですが、今作の主人公、浮世英寿(えいす)が変身する仮面ライダーギーツは、狐がモチーフとなっており、公式Twitterアカウントでのツイートを見ても『狐』を前面に押し出しています。
過去最高に公式の熱が入っている作品
では主題歌アーティスト予想に入る前に、東映は、仮面ライダー史上、ギーツは平成以降の作品では過去最高レベルに力を入れていると思われます。
その証拠として、制作発表は8月7日(日)の午前10時から行われます。今まで仮面ライダーシリーズの制作発表は平日の昼間に行われていましたが、今作はなんと休日、それも『スーパーヒーロータイム』の放送直後。
加えて、東映は仮面ライダーギーツの特報映像、変身ベルト『デザイアドライバー』のスペシャル映像を制作発表前に公開しています。こんなことは今までありませんでした。スペシャル映像では、平成令和仮面ライダーのすべての変身ベルトを映し、そこからデザイアドライバーを「原点回帰」と表現しています。
仮面ライダーギーツは仮面ライダー生誕50周年記念作品『仮面ライダーリバイス』の後継作品です。これは同時に、『仮面ライダー100年に向けた、はじまりの仮面ライダー』であることも意味しています。つまり、仮面ライダーギーツは『仮面ライダー1号』のような存在と言っても差し支えありません。今後の仮面ライダー史において、初代『仮面ライダー』と同等に重要な作品なのです。
平成以降の主題歌アーティスト
では、平成仮面ライダーシリーズ、令和仮面ライダーシリーズの主題歌アーティストたちを見ていきましょう。
代表事例のみを紹介していきますが『仮面ライダー電王』では、AAAが担当しています。『仮面ライダーディケイド』ではGACKT、『仮面ライダーオーズ』では大黒摩季、『仮面ライダー鎧武』では湘南乃風、『仮面ライダーエグゼイド』では三浦大知…というように、平成仮面ライダーシリーズでは大物アーティストや当時の時点で新進気鋭のアーティストが多く仮面ライダーの主題歌を担当しています。
そして、直近の令和仮面ライダーシリーズ。
『仮面ライダーゼロワン』では、90年代の小室ファミリーを代表する、T.M.Revolutionの西川貴教氏とヴィジュアル系のレジェンドであるLUNA SEAのギターを担当しているJさん。『仮面ライダーセイバー/聖刃』では、日本を代表するスカバンドである、東京スカパラダイスオーケストラと00年代以降のJROCKを代表するバンドである、[Alexandros]のボーカルである川上洋平氏。『仮面ライダーリバイス』では、2020年から知名度と人気が急上昇しているダンスボーカルグループのDa-iCEと『ドラえもん』の『ジャイアン』などの声優を務め、リバイスでは主人公、五十嵐一輝の悪魔であるバイス/仮面ライダーバイスを演じている木村昴氏。
このように、令和仮面ライダーシリーズでは大物アーティスト同士でのコラボが散見されます。
同時に、平成以降の仮面ライダーシリーズ主題歌では二つのパターンがあると推測されます。
一つは、大御所アーティスト。『仮面ライダーディケイド』でのGACKT氏、『仮面ライダーゼロワン』での西川貴教氏、『仮面ライダーオーズ』での大黒摩季集合はまさにそれでしょう。
もう一つは、avex所属の新進気鋭アーティストです。
『仮面ライダー龍騎』以降、仮面ライダー主題歌のレーベルはavexで統一されています。ただ、avex所属アーティストのみ選ばれるというわけではありません。実際、大黒氏や東京スカパラダイスオーケストラはavex所属ではありません。
しかし!比較的新人のアーティストが選出される場合は、avex所属アーティストがほとんどです。
『仮面ライダー555』でのISSA氏、『仮面ライダー電王』でのAAA、『仮面ライダーエグゼイド』での三浦大知氏、『仮面ライダービルド』でのBeverly氏、『仮面ライダージオウ』でのShuta Sueyoshi氏、『仮面ライダーリバイス』でのDa-iCEがそれに該当するでしょう。
『仮面ライダーギーツ』での主題歌アーティスト
ここからが、やっと本題です。では、『仮面ライダーギーツ』での主題歌は誰が担当するのでしょうか。
先程提示した、二つのパターン。それに加え…
A 大御所アーティスト
B avex所属の新進気鋭アーティスト
C 衝撃の大穴枠
この3つに絞り込んで話していきます。
① BE:FIRST vs JO1 (Bパターン)
一つ目でいきなりですが、こちらが私の本命予想の一つです。
BMSG所属でレーベルはavexという新進気鋭のボーイズグループ、BE:FIRSTと、韓国事務所がプロデュースするボーイズグループ、JO1のコラボです。
まず、こちらのグループはどちらもオーディションによって選ばれました。グループが成立するまで、彼らはオーディションという名の『生き残りゲーム』を闘ってきました。
どちらも「1」を意味する単語が入っていますが、TOPやFIRSTを狙うという意味だそうです。これもギーツのコンセプトにピッタリです。
BE:FIRSTはSKY-HIことAAAの日高光啓氏がプロデュースするグループで、デビュー曲『Gifted.』が米Billboard『Hot Trending Songs』チャート
で一位を獲得するなど、かなり注目度の高いグループとなっています。avexとしても、Da-iCEと並んで今一番推したいアーティストでしょう。
JO1はアジア最大級の音楽授賞式『Mnet Asian Music Awards 2020』に出演し、「ベストニューアジアアーティスト賞」を受賞するなど、日本だけでなくアジア圏でとても注目されています。加えて、メンバーの豆原一成氏がかなりの仮面ライダーオタクで、公開中の『劇場版仮面ライダーリバイス バトルファミリア』で大谷希望/仮面ライダーキマイラ役として出演しています。
そして、今作から仮面ライダーシリーズは英字の‘‘KAMEN RIDER’’ロゴを多用しています。世界展開を意識したものでしょう。
BE:FIRSTやJO1も同じく、世界展開を強く意識したグループとなっています。
私はこの組み合わせを&でもwithでもなく『vs』と表現しましたが、これは今回の仮面ライダーがバトル・ロワイアル形式の作品となることに起因しています。ボーイズグループ戦国時代である令和初期。それを象徴するようなグループである、BE:FIRSTとJO1のコラボレーションは、今までにない化学反応を見せてくれるでしょう。
② YOSHIKI feat.SU-METAL (Aパターン)
日本を代表するヴィジュアル系ロックバンド、X JAPANのリーダーであり、日本を代表する作曲家でもあるYOSHIKI氏、そして世界各国で人気を誇るメタルアイドル、BABYMETALのリードヴォーカルであるSU-METAL氏のコラボレーションです。
YOSHIKI氏は細野晴臣氏や大瀧詠一氏、坂本龍一氏と並んで戦後の日本音楽史を代表する存在であると言っても過言ではありません。彼がいなければ、ヴィジュアル系は生まれていません。今作の主題歌に起用された場合、マリリン・マンソン氏など、彼と交友のある海外アーティストからの反応があることも想像に難くないでしょう。
そして、SU-METAL氏です。彼女の所属するアイドルグループ、BABYMETALはデビュー以来、世界各国で波紋を呼び、2019年12月には3rdアルバム『METAL GALAXY』が米国の『Billboard TOP 200』チャートで総合13位を記録する快挙を果たしました。これは1969年に発売された、坂本九氏の『SUKIYAKI (邦題:上を向いて歩こう) 』の総合14位という記録を塗り替え、日本人アーティスト最高位の座につきました。
SU-METALこと中元すず香氏はそんなBABYMETALのリードボーカルで、溢れ出るカリスマ性と高い歌唱力が高く評価されています。それはレディー・ガガ氏やアリアナ・グランデ氏を魅了するほどです。
加えて、BABYMETALのシンボルは『狐』なんですよね。ギーツとの相関もぴったりです。
YOSHIKI氏の生み出す壮大なロックとSU-METAL氏のカリスマ性、歌唱力によって、今までの仮面ライダーにはない、エポックメイキングな楽曲となるでしょう。
③ Harry Styles (Cパターン)
「は?」となった方しかいないでしょう。
One Directionのメンバーであり、現在はソロ活動で人気を博しているHarry Styles氏です。
彼はかねてより日本好きであることが知られています。最新アルバムである1stアルバム『Harry's HOUSE』はアルバムタイトルやコンセプトが細野晴臣氏のソロ1stアルバム『HOSONO HOUSE』が元ネタとなっています。
正直この予想に関しては当たるとは微塵も思っていませんが、今作に限って言えば『海外アーティスト』の起用は世界展開戦略などから見て、可能性があると思っています。
そしてもしそうなった場合、今一番勢いがあり日本との関わりが深いHarry Styles氏に話が回ってくるでしょう。
④ Snow Man (Bパターン)
こちらも「ないです。」となる人が大勢いらっしゃるでしょう。
ジャニーズ事務所、MENT RECORDING(avex傘下)所属のアイドルグループ、Snow Manです。
前提として、今までの仮面ライダーシリーズでアイドルグループが起用されたことはありません。もし起用となれば、かなり物議を醸す起用となるでしょうが、それもまた一興です。
Snow Manはダンスのアクロバットさを売りにしているグループで、KPOPグループとはまた違う路線でかなり激しいダンスに挑戦しています。曲調に関しても、デビュー曲の『D.D.』を聴いてもらえればわかるように、全体的にかなり仮面ライダーに合いそうな曲調をしています。
今作は和風とテクノロジーが合わさったような世界観になりそうですが、Snow Manはまさにその二つが得意領域です。今までにない、アイドルグループの起用は仮面ライダーに新しい風を吹かせてくれるでしょう。
⑤ 椎名林檎 feat.アイナ・ジ・エンド ( A+Bパターン)
続いては、東京事変のヴォーカリストである椎名林檎氏と、来年に解散が予定されているBiSHのリードヴォーカル、アイナ・ジ・エンド氏です。
BiSH及びWACK所属のアイドルグループはavex所属であり、アイナ氏も例外ではありません。
椎名林檎氏は言うまでもなく、日本の古典的な独特の言い回しと妖艶なヴォーカルが特徴です。古典的なワードセンスはギーツと相性ピッタリでしょう。
アイナ氏は、日本のアイドル業界では抜群の歌唱力を発揮し、ソロ活動ではアイドルというよりもアーティストというべき活動をしています。そんな彼女はダンスもそつなくこなします。
椎名林檎氏の楽曲を度々カバーし、妖艶なヴォーカルを別ベクトルで魅せるなど、アイナ氏は椎名林檎氏に深い尊敬の念を抱いていることがわかります。
『ミュージックステーション』では、椎名林檎氏と群青日和を歌唱していました。
二人の女性によって生み出されるであろう、妖艶な楽曲。子供向け特撮ヒーロー番組とはとても思えない、そういう曲が生まれるでしょう。
さて、今回はここまでです。
制作発表まで、主題歌予想をまた何回かやっていこうと思っていますので、ぜひお楽しみに。