【エッセイ】はじめてのジュエリーショップ
ぼくには同級生の彼女がいます。
ラブラブです。
惚気話はまた今度するとして。今日は、彼女への誕生日プレゼントの話。
彼女がそろそろ誕生日なのですが、やっぱり異性へのプレゼント選びって難しいですね。
とりあえず、ネックレスかブレスレットでも見ようかなと思いまして。先日、近所のショッピングセンターへ向かったときのお話です。
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恥ずかしながら、16歳になるぼくは生まれてこの方、女性に「プレゼント」なるものを贈ったことがありません。
そりゃあ、母の日のカーネーションだとか、幼稚園のときの折り鶴だとか、そういう経験はありますよ?
でも、それとこれとは、わけが違う。
「プレゼント経験値」がほぼ皆無なぼくにとって、高校生の彼女にあげるプレゼント選びなんて、死ぬほどハードルが高いわけですよ。
「女性へのプレゼント選び」
みたいな科目を、義務教育で学ぶべき。
…本気でそう思いました。
まぁ、そんな夢が叶うはずもなく。
じゃあどうするかというと、「独学」をするしかない。
そんなわけで、
「高校生の彼女が喜ぶ誕生日プレゼント10選!」
みたいなサイトを読み漁りました。
その結果、まあ無難かなと思ったのが、ネックレスやブレスレット。というわけです。
というわけで先日、部活帰りにショッピングモールに寄ってみました。
で、そこで気が付くんです。
「あれ?ジュエリーショップに男1人で入るのって、ハードル高すぎねぇ?」って。
ただでさえ「話しかけてくる店員さん」恐怖症なぼくが、女性客だらけのキラキラしたお店に、男一人で入れるのでしょうか。
そういえば、これまでジュエリーショップに足を踏み入れたことすらなかった気がします。
ただし。
ここでチキって、お店の前をうろうろしてる方が、かえって不審者です。
「あれ?あの子、お店に入るの恥ずかしいのかな。かわいい~(笑)」
とか思われる方が嫌だし、その方が恥ずかしいじゃないですか!
そんなことを考えながら、「慣れてますよ」感を出すために堂々と入店しました。
あぁ~、恥ずかしかった。ほんとに。
しかしながら、「経験」というのは偉大なもので。一度足を踏み入れてしまえば、
「な~んだ。大したことないじゃん」と、ゆっくり見て回ることができました。
…また一つ、大人の階段を上った気がします。
普段は見向きもしないジュエリーショップですが、じっくり見てみると、意外と男でも楽しめますね。
ペアネックレスなんてものもありました。それに、好きなあの子がつけているのを想像すると、アクセサリーを見るのが楽しくてしょうがない。いつの間にか時間が過ぎています。
一度店員さんに話しかけられてギョッとしましたが、笑顔が素敵な方で、しつこすぎないくらいに話して去っていきました。
ぼくが知らないアクセサリーの事を教えてくれたので、ちょっとだけ感謝。
もしかしたら、
「話しかけてくる店員さん」恐怖症が、少し軽くなったかもしれません。
そんなこんなで、新たな扉を開くことができた、素敵な一日になりました。
プレゼントは次行ったときに買おうかな~と思います。もちろん、店員さんが話しかけてくれた、あのお店で。
今更ですが、高校生のプレゼントでアクセサリーって重いですかね…
まぁ、愛に大きすぎるなんてことは無いでしょう!
それでは、また。