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【謎】医学部の卒業試験ってなんなん?
こんにちは!
本日の担当はHiDANE BAR代表の福井沙彩です!
何を隠そう、私は実は地方大学の医学部6年生でもあるのです。
7/31,8/1と医学部の卒業試験でした。
医学部は他の学部と違って、卒業論文がないのですよ。
なのでその代わりと言っちゃあなんですが、
卒業試験と医師国家試験取ったら卒業的な感じです(ざっくり
医学部の実態って・・・???
医学部は1年生から4年生の夏まで座学なんですよ。ほんとに所謂、地獄時代。笑
とにかく沢山の教科書と奮闘しながら、もう頭のキャパはいつもキャパover。
知識が流れ落ちながら新しい知識を詰め込む。
いや、意味ある??笑笑
そんな修行のような感じで座学を終えたあと、
ようやく大学病院での実習が始まるのです。
病院での実践学習開始!
とにかく4年の夏から5年の夏頃までは全部の科を回ります。
循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科、血液内科、神経内科、内分泌代謝内科、肝臓内科、外科、耳鼻科、皮膚科、眼科、精神科、救急、薬剤部などなど…
そして6年の今頃は自分がもう一度回りたい!と思った科をもう一度回るか、県内病院、県外病院を選ぶ、そして地域医療に従事して参ります。
ようやく本題、医学部の卒業試験とは。
そして、今回受けた試験は、毎日土日以外実習をしたほぼ2年間の集大成といえる試験が卒業試験なのです。(通称OSCEと言われます)
頑張った2年間をたった2日で評価するのか…!
といった残酷な状況ですが、いかなる状況でも対応するのがプロ精神だと思ってます(言い聞かせてます!笑
内容としては、1日目は、
模擬患者さんがいらっしゃって診察し、実際に身体初見もとり、最終鑑別疾患を挙げて、今後の方針を上級医に述べるというもの。
これが本当にドキドキする。
患者さんを呼び入れて、今日はどうなさいましたか??と言っているときから、何でいらっしゃったんだあああ!?ともう胸はドキドキ状態。
いやこんな医者嫌ですよね、精進します。
患者さんがたとえばお腹が痛くて…
といえば腹痛の鑑別疾患をとりあえず何個か頭で想定しながら、話をすすめていかなくてはならない。これだけ焦っているのは、制限時間があるから…
もうほぼ推理と一緒です。
患者さんからうまく話を聞きだして、そのヒントをもらう上手い質問を投げかけることで正解に近い鑑別診断を挙げることができる。
そう思うと少し面白そうじゃないですか??
当日は少しワクワクしながらやっていたので、やはり変人扱いされました。笑
そして、2日目は実習で行った色々な手技を即興でやる問題が出ます。
これも2年間の実習内容が多すぎて何が出るかほとんど予想がつかないから本当に大変でした。笑
とにかく、全範囲!よろしく!みたいな絶望感がずっと漂ってましたね…笑
例をあげると、心電図を装着して心電図を読み取ったり、倒れている人に対しての応対であったり、画像所見で何が疑われるのか鑑別をあげて今後何していくかのべたり、導尿、縫合、採血。
そして怖いのが、清潔操作で行えているのかも見られているので、一瞬も気が抜けない!
とにかく緊張、緊張の2日間なのでした…
おそらく大丈夫だと願いたいです!
私の勉強方法と医師を目指す同士
私は医学部の勉強は同級生みんなと行いたい派です。あーでもないこーでもない、一緒に話しながらしていると1人で勉強しているよりも何倍も頭に入るし効率がいいからですね。
そんな中の一幕。そして自分を振り返る原因となった一幕。
私は実習の合間や、7月はとにかく勉強モードに入っていたので卒業試験の資料を作り終わってました。でも同じ勉強部屋のメンバーは実習も夜遅くまであったりとあまり準備ができておらずみんなに資料を全部共有したのです。
本当に感謝されたし、私も嬉しい気持ちになりました。
医学部に入るまでは正直小学校の頃から競争社会で生きてきて、周りは敵だし、資料を共有するなんで自滅行為に近いものです。
しかし、医学部に入ってからというもの、みんなは医師を目指す同士であり、一緒に合格を掴む仲間だという環境にいきなり変わりました。
医学部合格までは敵。
医師になるまでは仲間。
そんな環境の変化に戸惑いながらも、
みんなのために何ができるか考える習慣が身についてからは自分自身も幸福度が上がった気がします。
そして、試験前はみんな本当に不安になるのです。そんな中、私はずっと大丈夫だよ、絶対みんな合格する。いまやらないといけないことに集中しよ!
そう言い続けました(自分に言い聞かせてたのかも…
するとメンバーから、
さやってやることちゃんとやってるし、ポジティブだし本当に尊敬する
そんな言葉を頂けて、私はとっても嬉しい気持ちになったことを思い出します。
HiDANE BARに携わって、楽しいこともたくさんあるけど、ここぞと言うときに頑張って結果を残すことの大切さ、度胸もつきました。
緊張する場面でも心を落ち着かせて最高のパフォーマンスを出す練習をここまでの軌跡で身につけていったのかもしれないと思います。
本当に仲間には持ちつ持たれつの関係だなと、一緒に頑張ってここまで来た友達は本物の同士だなと感じました。
うちらはここまで頑張ったから大丈夫!
いつも試験前にはもう顔はドロドロになりながらもお互いを支えながらもここまで来た仲間です。
みんなに改めてありがとうを言いたいと思ってます。
そして、無事に卒業試験を終えた私は、次は就職活動。そしてここからHiDANEをもっと面白くさせていくつもりなので、どうかこれからも応援よろしくお願いいたします!
そして、HiDANEのロゴも変わりました!
引き続き応援頂けると幸いです!
HiDANE BARとは
宮崎の一風変わった学生で運営しているバー。
メンバーの一人一人が夢を持ち、個性をもってバーテンダーをしています。
宮崎の多くの社会人、学生が集まる唯一の場所であり、宮崎の地域活性を目指して多くのイベントも開催。
現在、クラウドファンディングに成功し内装、外装をパワーアップ途中。
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