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FTCで感じた「場所」

FLIP THE CIRCLEを通して感じた「場所」の力について綴ろうと思います。公演の内容には一切触れていません。それもまた別で書きたい!

まずは2024年3月16日に行われたMATCH UP特典会 佐野雄大くんとのヨントンのお話。

ド新規MINIのわたしにとって初めてのヨントン。雄大くんと30秒という短い時間に何を話そうか一生懸命考えて、悩んで悩んで挑んだヨントン。雄大くんに伝えたいことたくさんあったけど結局頭の中にパッと浮かんで消えなかった叶うかもわからないお願いをしました。

👤「(いつかツアーで四国に来てねというカンペを見せる)」
👼🏻「あー!四国行くね!またコンサートでね!」
👤「うん!まじで!まじできてね!」
👼🏻「うん!がんばる!」
👤「約束!」
👼🏻「やくそーく!」

ドタバタ⭐︎即席カンペ

四国という辺境の地にドーム規模のアイドルが来ることなんてほぼないし、INIが四国に来なくても私が会いたいから会いに行くんだけど当時の私は四国にも応援してる人がいるよーってことを伝えたかったんだと思います。自分が今住んでいる県である愛媛県(身バレを恐れるな)じゃなくて「四国」と言ったのはもし四国に来るとしても交通の便を考えると愛媛に来る可能性は限りなく低いと思ったからです。

そして時間は過ぎ、毎日必死で生きたザフレリリース週を終え、2024年7月4日、信じられない(まだ信じられない)ことが起こりました。

👾「なんと!全国!11都市!20公演を行う!2024 INI FAN-CON TOUR [FLIP THE CIRCLE]の開催が決定しました〜!」

INI 6TH SINGLE”THE FRAME”RELEASE AFTER PARTY!

イェーーーーーイ!!!!🌟

ツイッター(現X)で「そろそろツアー発表かもね〜」という旨のツイート(現ポスト)を見ていたのでソワソワしつつも発表されたときはほんとにきたー♩たのしみー♩アイエヌアイのみんなわちゃわちゃしててかあいー♩てかファンコンツアーってなにー♩という気持ちでした。

🐉「今回のツアーがせっかく、あの、11都市なので!1人ずつ回る都市を発表していきます!」

INI 6TH SINGLE”THE FRAME”RELEASE AFTER PARTY!

いつも現場へ一緒に行くフォロワーと前回現場の帰り道で「福岡の現場行きたいね」という話をしていたので福岡あるかなー♩という気持ちで話を聞いていました。

どんどん発表されていく都市!京ちゃんの故郷である長野県が発表されておめでとー泣となっていたのも束の間

🕊️「せやかてー!」
😎「バーロー」
🕊️「高知けーーん!」

INI 6TH SINGLE”THE FRAME”RELEASE AFTER PARTY!


まさかくると思ってなかった四国にドッヒャーとなりながらえ?!高知!!?交通の便悪いで!!!???!になってました。(ごめんなさい)行く予定だった福岡も発表されてえー!福岡行きたいなー!でもせっかく高知来てくれるしなー!まさか四国来るとはなー!?と思っていたら画面いっぱいにソーキュート♡♡な雄大くんのお顔が出て「雄大くんはどこ発表担当かなー♩」と思っていたら

👼🏻「な、な、な、なんと!えひめけん!」

INI 6TH SINGLE”THE FRAME”RELEASE AFTER PARTY!

     ↑信じられない

信じられない(信じられない)四国2ヶ所目(信じられない)四国内で高知の次に交通の便が悪い(信じられない)雄大くんから発せられる愛媛県(信じられない)

パニックで喚き散らしているところにフォロワーからかかってくる電話、パニックで外へ飛び出すわたし(落ち着いてー)人間は信じられないことが起きると寒くもないのに寒気で体の震えが止まりません(落ち着いてー)

愛媛県はフォロワーにとっても縁ある場所で「絶対に愛媛行こうね!」と言ってくれたフォロワーの声を今も鮮明に覚えています。

私の地元は愛媛ではありません。
居住地というのは当たり前だけど人それぞれ違っていて、出生地に住み続ける人もいれば進学を機に引っ越す人、家族の事情で引っ越す人、就職を機に引っ越す人、様々な理由があってその場所に居を構えて生活をしていると思います。

私が松山に来たきっかけは具体的には伏せますが少なからず「愛媛だから」という理由ではなかったです。ただ、今は「愛媛だから、松山だから」という明確な理由があってこの場所に住んでいます。

松山は歩けばいろんな所に「ことば」があります。路面電車にラッピングされていたり街灯に幕が吊るされていたり階段に印刷されていたり。司馬遼太郎の『坂の上の雲』、夏目漱石の『坊ちゃん』、正岡子規の俳句など「ことば」で綴られてきた物語が街に刻みこまれています。また、日本最古といわれる道後温泉だったり城下町として栄えてきた松山には松山城より高い建物を建築してはいけないという決まりがあったり、伝統と文化を大切にする街です。

直接的な理由ではないかもしれませんがその影響あってか松山には穏やかで、良い意味でおせっかいで、あたたかい人がたくさんいます。待ち合わせ時間に間に合わない人が多い(わたしの知り合いだけかも)くらいこの街では時間がゆったりと過ぎていきます。

交通の便も悪いし遊ぶ場所もない(悪口)!だけどこの街がすきで、この街にいる人がすきで、文化が、ゆっくり進んでいく時間がすきで、そんな街を守る仕事をするためにこの街に居続けています。(身バレを恐れるな)

そんなだいすきな街にだいすきなINIのみんなが来てくれるということだけで嬉しいと思っていたのにコンサートまで行けることが今でもまだ夢だったのかもしれないと思うくらいうれしかったです。

今でもまだ夢だと思ってしまうから更新してくれたSNSや送ってくれたメールを何度も見返しては夢じゃなかったんだ、、と新鮮に驚くし、メンバーが松山を良い街だった!と言ってくれたことが本当にうれしい泣

今回のファンコンツアーはアフターパーティーを含めメンバーの地元を回ることが多かったけど、やっぱり「場所」には大きな力があって、街ひとつひとつに誰かの生活や文化や思い出があって、そこにだいすきな人たちが来て、多くの人が集まるということには大きな意味があると思います。

自分の”日常”が”非日常”になる瞬間が、だいすきな人たちに会えるコンサートであるとすれば、INIのみんなを通して経験した、自分が普段生活をしている”日常”と”非日常”が曖昧になるあの感覚は「夢」と言っても過言ではないし、これから挑戦したいことに京ちゃんが「47都道府県ツアー!」と言ってくれていたけど(Schick FIRST TOKYO新CM発表会)、これからもたくさんの地方を回って多くの人の夢を叶えてほしいと烏滸がましいけどわがままながら思ってしまう。(もちろん大きい会場でもライブしてほしい!)それくらい幸せで忘れられない時間でした。

INIのみんな会いに来てくれてありがとう!これからもみんながいる場所に会いに行くね。INIのみんなが立つ場所がいつまでも明るくあたたかい場所でありますように。



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