見出し画像

FTCで感じた「場所」

回りまくった小中高
自分にはないと思ってたMy home
気づかせてくれるあん時のBro
1人じゃないと
次はどこに行こう

HIROTO - LOVE4LOVE

『LOVE4LOVE』の上記リリックを聴いたとき真っ先に2024年11月27日に更新されたひろぐを思い出しました。西くんがFTCで回った鹿児島で愛を受け止め、ここが「帰るところ」であり“My  home”であると表札を掲げたこと、それを愛だと語っていることがとても嬉しい。

この記事は事情あって非公開にしていましたが、西くんの『LOVE4LOVE』を受けてどうしてもこの気持ちを残しておきたいと思い一部推敲をして再公開したものになります。



FLIP THE CIRCLEを通して感じた「場所」の力について綴ろうと思います。

まずは2024年3月16日に行われたMATCH UP特典会、佐野雄大くんとのヨントンのお話。

ド新規MINIの私にとって初めてのヨントン。雄大くんと30秒という短い時間に何を話そうか一生懸命考えて、悩んで悩んで挑んだヨントン。雄大くんに伝えたいことたくさんあったけれど、結局頭の中にパッと浮かんで消えなかった叶うかもわからないお願いをしました。

👤「(”いつかツアーで四国に来てね”というカンペを見せる)」
👼🏻「あー!四国行くね!またコンサートでね!」
👤「うん!まじで!まじできてね!」
👼🏻「うん、がんばる!」
👤「約束!」
👼🏻「やくそーく!」

ドタバタ⭐︎即席カンペ

四国という辺境の地にドーム規模のアイドルが来ることなんてほぼないし、INIが四国に来なくてもわたしが会いたいから会いに行くんだけど、当時のわたしは四国にも応援してる人がいるよ〜って伝えたかったんだと思います。今自分が住んでいる「愛媛」じゃなくて「四国」と言ったのは、もし四国に来るとしても交通の便を考えると愛媛に来る可能性は限りなく低いと思ったからです。

そして時間は過ぎ、毎日必死で生きたTHE FRAMEリリース週を終え2024年7月4日に行われた「INI 6TH SINGLE”THE FRAME”RELEASE AFTER PARTY!」でわたしにとって信じられないことが起こりました。

👾「なんと!全国!11都市!20公演を行う!2024 INI FAN-CON TOUR [FLIP THE CIRCLE]の開催が決定しました〜!」

ツイッター(現X)で「そろそろツアー発表かもね〜」という旨のツイート(現ポスト)を見ていたので、ソワソワしつつもツアーが発表されたときはほんとにきたー♩たのしみー♩アイエヌアイのみんなわちゃわちゃしててかわいー♩てかファンコンツアーってなにー♩という気持ちでした。

🐉「今回のツアーがせっかく、あの、11都市なので!1人ずつ回る都市を発表していきます!」

いつも一緒に現場へ行くフォロワーと、「福岡の現場に行きたいね」という話をしていたので福岡あるかな〜という気持ちで話を聞いていました。

どんどん発表されていく都市。京ちゃんの故郷である長野県が発表されて京ちゃんおめでとう😭となっていたのも束の間

🕊️「せやかてー!」
😎「バーロー」
🕊️「高知けーん!」

まさかくると思ってなかった四国に驚きながらえ?!高知!!?交通の便悪いで!??になっていました。(本当にごめんなさい)
行く予定だった福岡も発表されて福岡行きたいな〜!でもせっかく高知来てくれるしな〜!まさか四国に来てくれるとはな〜!と思っていたら画面いっぱいに雄大くんのお顔が写り「雄大くんはどこの発表担当かなー♩」と思っていたら

👼🏻「な、な、な、なんと!えひめけん!」

↑信じられない

信じられない(信じられない)四国2ヶ所目(信じられない)四国内で高知の次に交通の便が悪い愛媛(信じられない)雄大くんから発せられる愛媛県という単語(信じられない)

パニックで喚き散らしているところにフォロワーからかかってくる電話、パニックで外へ飛び出すわたし(落ち着いてー)人間は信じられないことが起きると寒くもないのに寒気で体の震えが止まりません(落ち着いてー)

愛媛県はフォロワーにとっても縁のある場所で「絶対に愛媛行こうね!」と言ってくれたフォロワーの声を今も覚えています。

私の地元は愛媛ではありません。
居住地というのは当たり前だけど人それぞれ違っていて、出生地に住み続ける人もいれば進学を機に引っ越す人、家族の事情で引っ越す人、就職を機に引っ越す人、様々な理由があってその場所に居を構えて生活をしていると思います。

私が愛媛に引っ越してきた理由は進学のためでした。ただ、今は「愛媛だから、松山だから」という理由でこの場所に住んでいます。

松山は歩けばいろんな場所に「ことば」があります。路面電車にラッピングされていたり街灯に幕が吊るされていたり階段に印刷されていたり。司馬遼太郎の『坂の上の雲』、夏目漱石の『坊っちゃん』、正岡子規の俳句など「ことば」で綴られてきた物語と文化がこの街に刻みこまれています。わたしはこの文化に出逢いこの街のことが大好きになりました。

松山には穏やかで、良い意味でおせっかいで、あたたかい人がたくさんいます。スーパーで買い物をしていると「野菜がえらい高いわね〜」と話しかけられることがあります。観光地へ行けば道が分からない観光客の方を「どこ行きたいん?」と案内している光景が珍しくありません。わたしにとってそれが自然な人との関わり方で心地良いと感じます。そして待ち合わせ時間に間に合わない人が多い(わたしの知り合いだけかも)くらいこの街では時間がゆっくりと過ぎていきます。

正直なところ交通の便も悪いし遊ぶ場所もありません。だけどこの街にいる人が好きで、文化が、ゆっくりと進んでいく時間が好きで、自分の意思でこの街を選び今ここに住んでいます。

そんな大好きな街に大好きなINIのみんなが来てくれるということだけでも嬉しいのに、その上この街でコンサートが行われたということが今でもまだ信じられなくて夢だったのかもしれないと思います。

だからメンバーが更新してくれたSNSや送ってくれたメールを何度も何度も見返しては「夢じゃなかったんだ」と新鮮に驚くし、メンバーが松山をいい街だった!と言ってくれたことがまるで自分が褒められたかのように嬉しかったです。

そして自分の住んでいる街をたくさんのMINIが観光してくれて、この街を好きになったと言ってくれることがとても嬉しかったです。

今回のファンコンツアーはアフターパーティーも含めてメンバーの地元を回ることが多かったけれど、やっぱり「場所」には大きな力があって、街ひとつひとつに誰かの生活や文化や思い出があって、そこに大好きな人たちが来て、多くの人(今回の場合MINIのみんな)が集まるということには大きな意味があると思います。

自分の”日常”が”非日常”に変わる瞬間が大好きな人たちに会えるコンサートであるとすれば、FTCを通して経験した普段生活をしているこの街の”日常”とコンサートという”非日常”が曖昧になるあの感覚は「夢」と言っても過言ではないし、これから挑戦したいことに京ちゃんが「47都道府県ツアー!」と言ってくれていたけれど、これからもたくさんの地方を回って多くの人の夢を叶えてほしいと烏滸がましいけどわがままながら思ってしまいます。(もちろん大きい会場でもライブしてほしい!)それくらい幸せで忘れられない宝物のような時間でした。

INIのみんな会いに来てくれてありがとう!これからもみんなに会いに行くね。INIのみんなが立つ場所がいつまでも明るくあたたかい場所でありますように。


地元ももちろんMy homeだけどこの街もわたしにとって紛れもなくMy  homeで、やっぱりそれって愛を感じているからなんだなあと思いました。愛には「帰るところ」という一面がある。「愛」は多面的で愛を説明する言葉に正解はないけれど、わたしにはなんだかそれが腑に落ちて心ぽかぽかという気持ち。

西くん、愛を語ってくれてありがとう。わたしまで救われた気持ちです。やっぱ西くんってかっこいいね。

いいなと思ったら応援しよう!