#9

今日は目の前の課題を少し片付けたので、

担当を任されている授業のヒントになりそうな

論文を読んでいます。

理科教育の、感性について書かれているもの。


これを読んで思い出すのは、

ちょうど数ヶ月前、まだ働いていたときのこと。

偶然、教師用の塩とミョウバンを

水に溶かして放置しておいたら

そこにきれいな結晶ができた。


これまでにみたことがないくらい

(小学校のときもみてない)

きれいな結晶だったので、感動してしまい、

子どもたちに紹介した。


塩の粒より大きいけど、

結晶の形は粒のままなので、

勉強になるかなあと思いつつ(笑)


そしたら、もの静かなやんちゃっ子が

珍しく前に出てきて

うっとりその結晶を見始めた。


授業が終わってからもずーっと

見てるものだから、

思わず「気に入った?」って声をかけたら

うんってうなずく。

「先生も気に入ってさ、すごいよねこれ。」

って話したら

「ほしい。」って言いながら、また見始めた。


…これだなって思った。

このやんちゃっ子ちゃんに限らず、他の子も

すげー、みしてーって言ってきたけど(笑)

みんなが感動できるっていいよなあって

このできごとで感じた。


今考えてみると、これも感受性なんだよなあ。

感性のもとになるんだよなあって。

”物をみて、心を動かされる”って大切。

この感覚は、持っていて損はないなぁと

今、感じました。


みんなで感動や楽しさを

分かち合えたらいいなあって

今の思いはそこからできています。


もちろん、今やっている研究も

そのことが主になっていて。

子どもたちの感受性を育てて、

感性を生かせる環境について研究しています。

私だからできることだよなぁと

珍しく自信もわきあがりつつ(笑)

今この状況下ではなかなか

できにくい実践ではあると思うけど

少し頑張ろうと思います。


私の気質を見抜いてくださった、

某先生数名には感謝しかない…

これからも大事にしようと思います。

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