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infoVector 3.1のリリースノート
infoVectorは、各ストックイラストサイト用に日本語/英語のIPTC情報を埋め込んで画像を書き出す Illustratorスクリプト(アプリ)です。
バージョン3.1で比較的大きな変更がありましたのでお知らせします。
Illustrator 2023(27.9)以降であれば、Photoshopなしで動作可能に
infoVector 3.0から、画像にICCプロファイルを埋め込むためにPhotoshopが必須になっていました。Illustratorの進化により、それをIllustratorだけで実現できるようになりました。起動しているのがIllustrator 2023(27.9)かそれ以降なら、Illustrator単体で処理が終わります。
Illustrator単体プランを契約しているかたや、Adobe StockのボーナスプログラムによってIllustratorのみ使用できるかたも、今やinfoVector 3を利用可能です。
iCloud Driveなどの共有状態になっているフォルダでも正常に動作可能に
iCloud DriveやDropboxなどで共有しているフォルダ内のIllustrator書類をinfoVectorにかけると、IPTC情報がうまく書き込まれないことがありました。
infoVector 3.1からは、一旦共有されていない別のフォルダに画像を書き出すことで、安定した情報の埋め込みを図っています。ストックサイトにアップロードしたとき、埋め込んだ情報が適用されているのが確認できるでしょう。
macOS(Apple Silicon)で動作が高速に(ユニバーサルバイナリ化)
Apple Siliconを搭載したmacでは、Apple Siliconの能力や性能を存分に発揮でき高速に動作します。ユニバーサルバイナリなので、もちろんIntelを搭載したmacでも今まで通り動きます。
EPSの保存バージョンにCS2を選べるように
PIXTAを中心にワークフローを組んでいるかたは、EPSの保存バージョンをアップロード可能なバージョン上限のCS2まで上げたくなるかもしれません。
その場合は、EPS保存バージョン設定をIllustrator CS2 EPSに切り替えてみましょう。
Illustrator 2023(27.9)以前でのラスター画像書き出し成功率アップ
Illustrator 2023(27.9)以前では、Illustrator書類のアートボードを一旦PSDとして書き出します。その際にIllustratorで起こるいくつかのエラーを防ぎ、無事に進められる可能性が高まりました。
次のバグレポートに関連しています。投票していただけると、もっと便利になるかもしれません。
Illustrator 2022までで、アートボード1つだけ書き出したときにエラーになるのを解消
Illustratorバージョンによっては、アートボードを複数書き出すときは成功するのに、1つだけのときはinfoVectorがエラーを起こすことがありました。
特に必要ないアートボードを追加するなどしてエラーを回避していたかたは、infoVector 3.1に更新してみてください。そういった工夫がいらなくなっているはずです。
ダウンロード・ご購入
infoVector 3をご購入済みのかたは、追加料金なくダウンロードできます。それ以前のバージョンのユーザーのかたや、未入手のかたは課金が必要になります。
どちらの場合も、次のリンク先へどうぞ。