ザワクロで初めてハイローシリーズに触れたオタクの体験記
自己紹介
精神的に救う/救われる関係性に対してあまりにも弱い
救われた後に救ってくれた相手に抱くクソデカ感情が栄養源
※以下、感想と解釈のごった煮
9月中旬、友人にムビチケを貰った。彼女は色んなジャンルでオタクを経験してきていて、今はランペがめちゃくちゃアツいらしい。
「いかにもお前が好きそうなコンビがいる。感想を聞いてみたい」と言われたので、私の趣味をよく知っている彼女のオススメなら期待できると思って、ありがたくムビチケを使わせてもらった。
友人と友人の推しよ、ありがとう。めちゃくちゃありがとう。健やかであれ。ツナゲキズナ好きだよ。
事実:何も知らないでザワクロを見ても分かる
9月最終の週末、地元の映画館でザワクロを観ることにした。15時台の上映で、そこそこ大きめのスクリーン。
上映時間が130分なことすら現地で気づいたので、久々にポップコーン(ポップコーンは水分を吸うのでトイレに行きたくなりにくいらしい、という話を聞いたので試してみたら確かに、飲み物飲むとすぐトイレ行くマンの私でもならなかった)を買った。
チケット確認された後、来場特典としてカードを貰った。インテリっぽい眼鏡の学ランと、金髪・グラサン・気だるげに肩を露出するいかにもオタク殺しな男の組み合わせ。ハイローシリーズのふわっとしたイメージこそあれ、本当にあらすじも世界観も確認せずに観に来たので、関係性が全く分からないなりにコンビかな?と解釈した。
この時点で轟のことは服装で学生だと認識できたけど、小田島については学生だと認識できず、なんかやべーブツを売りさばいてる売人っぽい風貌の男だなと思っていた。ごめんな小田島、クスリダメ絶対だね。
そして映画を観た。
天下井と須嵜/王道の夜明けが美しすぎた
まあ泣いた。まさか泣く系の映画だと思ってなくて、びっくりしながら鼻をすすった。友人の言っていた『いかにもお前が好きそうなコンビ』は、天下井と須嵜のことだったのは中盤で察したので、ここから夜明けを迎えるのか~いいぞいいぞ~って気持ちで見ていたら、夜明けを迎えただけじゃなくてその後の福利厚生までしっかりしていた。さすがラブ+ドリーム+ハピネス、クソデカ感情のまとめ方が実に丁寧でオタクに優しい。
司vs須嵜、No.2の立ち位置同士のバトル→そして誘拐して人質に〜のところ、ここまでで司=楓士雄の親友で慎重にことを運ぶ頭脳派、という認識でいたので、ここで司の実力もしっかり見れつつ須嵜のヤバさががっつり描かれて、なおかつ絵面が常に【美】なのですごかった。そもそもこれだけ殴り合ってる時点でアウトなんだけど、こんなベビーフェイスを攫うとさすがに逮捕されるのでは?みたいな謎の混乱状態に陥った。高城司、顔面偏差値と精神面の強さが天元突破してるとんでもない狂犬トイプードルだよ。
それぞれの強さによる勝敗は別として、楓士雄と司、天下井と須嵜で残酷なくらいに関係性が違うのをまざまざと見せつけられて、もうこの辺から須嵜お前可哀想だな……って同情していた。
その後のぶつかり合いを経て終盤、敬語という須嵜が駒を演じるうえでの【仮面】が耐えきれずにボロボロと崩れ落ちていったシーン。他の三校連合のが金(+一部は個人的な執着もあるけど)で動いていたのに対して、かつての約束と友情を糧にここまで自身を奮い立たせてきた須嵜があまりにも健気で、ガタイが良いのに捨て犬みたいな顔をするから情緒が乱れに乱れた。
須嵜の強さが開花したのは中学時代&そのときは天下井と疎遠だったらしいので、再会したときは『約束を果たせる』って思ったんだろうな……。だけど天下井にとって周りにいるのは駒(きっと天下井は天下井で金持ちゆえに嫌なこと、裏切られて絶望したことがたくさんあったんだと思う。それで傷つく自身の心を守るため、人間関係に金というワンクッションを挟むことで他者の心との間に壁を形成したんだろうな)で、自分もその一人にすぎないと理解してしまった須嵜の切なげな表情が冒頭から随所に挟まるから、こんなん感情移入しないわけないやろがい!ってなる。
天下井は忘れてしまっていたけど、最後の最後に自分にも仲間がいるって思い出して、かつそこで無形の友情をきちんと信じられたことが非常に美しい夜明けで、天下井は須嵜に救われたし、須嵜も天下井に救われたから素晴らしくて感涙した。めちゃくちゃ綺麗だよ、ボッコボコに殴り合って血まみれだけどさ。
体育館に二人寝っ転がって見上げたのは空じゃなく、多分薄汚れたバレーボールとかが挟まって抜けなくなってる天井だったけど、それでいいんだよなあってなるから不思議だね。車に手招きする天下井と尻尾があったらちぎれるくらい振ってそうな須嵜、愛おしいがすぎる。須嵜のおっさん、それが本来の生き生きした倅の姿(さすがにあの発言は本心から出たものじゃないと思うけど)だと思うよ!
そんで最後に整理券のくだりを持ってくるのは、脚本の〆として完璧青春だった。そしてあそこのドヤ顔司、すごく好き。
楓士雄と司/圧倒的に完璧な背中合わせ
過去作を知らない状態でザワクロを見たので、最初の感想は『すでに完成された相棒』だった。もうパッと見て主人公な要素が分かりやすい楓士雄と冷静沈着な司で対比を見せつつ、ラオウについて知りたがる理由が『楓士雄が戦うにふさわしい相手か否か知りたい』なの、こんなムーブが許されるのはダチの中のダチだけでは?ってなったし、襲撃を受けて別れた状態になってもお互いが相手の考えそうなことをきっちり理解して見せつけてくるのはもはや黄金コンビすぎて清々しさすらあった。
ここの存在感がブレなかったから天下井・須嵜との対比がまあ綺麗に決まってて、圧倒的な光は影を色濃く映すってまさにこれよなあと。
今作多分メンタル強者決定戦すると司がダントツだと思うけど、一方で楓士雄は揺らぎを見せるところがあるのもよき……ってなった。特に不在になっちゃったのが司だったっていうところは、楓士雄の心をグラグラさせたんだろうな。はたして自分はトップの器なのか悩むの、王道なんだけどやっぱりいい。
でも、真っ直ぐで裏表がなくて頼もしく突っ走るタイプの楓士雄が立ち止まる瞬間があるの、あれは高く跳ぶ前の踏み込み板だって思ったし、轟の剥き出し感情挟んでのあのシーンはさあ、もうこれ鬼邪高勝ちました(確定演出)ってのがハイローシリーズ素人の私にも分かりやすかった。あんなのもう勝ちだよ、司おかえりってくす玉作っても許される。
そもそも楓士雄の強さは単なる喧嘩の実力だけじゃないのがザワクロだけ見ても何度も描かれる(ラオウと友達になったり、明らかに昨日の敵は今日の友的な強い他校の頭=佐智雄から手紙貰ってたり)わけで、初見の時点でザワを知らない私は、頭である楓士雄のさらなる進化の回が今作なんだろうな〜って思って見てたんだけどわりかし間違ってはなかった。この辺まじでザワ見てなくてもついていけたから、ザワクロは初心者にも比較的丁寧な作りだと思う。どっかで見かけた『ザワクロはプリキュアオールスターズみたいなもんだから、これだけ見てもちゃんと通じる』ってのが見た後だとすごく納得する。すごい。
まあとにかく楓士雄はかっこいいんだな〜〜。ほんとThis is 主人公。これだけカリスマ性放たれる(本人に自覚があるかは別として)と、そりゃみんなついてくるよねって思う。体育館での最後のvs須嵜は言うまでもなく、個人的に好きなのはvs氷室戦。すっごくかっこよくないですかあそこの楓士雄さん。もう楓士雄さんって呼ぶくらい、あそこのタイマン好き。ガチで殴り合ってるときの真剣な顔もだけど、余裕あるときの視線の投げかけ方とか突然色気が爆上がりするのでずるい男だと思う。
ザワクロ、楓士雄がここまで強烈に他者を惹きつけ動かせるからこそ解決できたハッピーエンドだという結論だった。
小田島/飄々としたノリの奥に滾る血
カードでの第一印象がアレだったけど、いざ本編で出てきたらやっぱりオタク殺しのオードブルだなって思った。諸々てんこ盛りすぎて、他校じゃないと視聴者の気が狂いかねないタイプのキャラやん。これで釣り(後でこれとんでもない設定だな?とゲラゲラ笑った)と例の稽古シーンなので、出てくるたびに身構えてしまった。
ザワを知らない状態で接した小田島の印象は、本気で怒らせたらヤバい人種だなって感じで、シダケンの敵討ちのシーンで「あ、正解だった」ってなった。そこまで基本パワー&スピードの轟とトリッキーな小田島が楓士雄をサポートする形で体育館まで来てて、そっからのタイマン手錠ファイトは湿度の落差がエグくて沸いた。小田島の本性があそこで滲み出てくるの、鳳仙の統率力をさらに超えたところにある敵討ちで、後から幼馴染設定知って拍手してしまうレベルだった。
飄々とチャラけた空気感で生き抜く奴は大体予防線を張ってるわけだけど、それを自ら崩してくるときの魅力ってやべーんだって改めて小田島に教わった気分。小田島って鳳仙の新入りには「小田島さんって確かに強いけど、あの感じでよく四天王までのぼりつめたよな」って言われることもあるけど、近づけば近づくほど良さが分かってみんな納得するやつでしかない。
策士で顔が良くて普段はゆるくて、でも内心には仲間を想う熱い心を携えてるってオーバーキルよ。シンプルに卑怯。
轟/この男を以下のように解釈したせいで、その後ドツボにはまった
轟とザワクロで初めましてしたよ!って人がどれくらいいるのか知らないけど、過去の一切を知らない状態でザワクロの轟を見ると『クールに見えて実際はめちゃくちゃ仲間想いな実力者、知的な策略家ムーブも取れるし単身で敵討ちも果たす熱い男』って感想を持った。
ラオウのことが知りたい司を手助けするし、特に近しい仲の辻と芝マンのリベンジを一人で成し遂げる(あの後鬼邪高へ戻ってきたときの轟、やったったぜ感もあってめちゃくちゃいい顔してるの可愛い)し、小田島がサボテンとタイマンしたいって意志を他まとめて引き受けることで叶えるし。とにかく味方にいたらありがたすぎる男だなって思ったし、それでこのエリートルックからの戦闘時に眼鏡外す固有モーションは、なるほどお前もオタクの屍製造機~ってなった。
ザワクロの轟ってなんなら本編で一番鬼邪高のために動いてる男と言っても過言ないのでは?ってくらいで、無条件で信頼できるというか、司の救出が優先だって楓士雄に進言するところとかめちゃくちゃ仲間大切にしてるなってなるし、初見でも「まったくウチの頭に影響されまくりだな」のヤバさは伝わった。スクリーンのサイズであれ浴びるの、結構な量のアドレナリン出てると思う。
いやそれにしても『ウチの頭』って言い方はあまりにも凄まじすぎんか?鬼邪高を率いる者として楓士雄を認めていることをこんなド直球に言い放ってくるの、あまりに青春しててむしろこっちが照れてしまった。何なんこの子めっちゃ頼りになるし仲間大好きなんだね……つよ…………って。
問題は、その轟から感じた『クールに見えて実際はめちゃくちゃ仲間想いな実力者』っていう印象が、ザワクロで轟が辿り着いた答えだったっていうとんでもエモーショナルなところで、これが私にはトラップすぎたって点だった。次に書く。
ザワクロ→ザワという履修をするとザワクロの諸々にビビる
友人の見立てどおりにザワクロをめちゃくちゃ楽しんだ私は、感想を呟くためにキャラの漢字を確認したくてハイローシリーズの公式サイトを検索した。なんならそこでハイローシリーズとザワ・ザワクロシリーズの関係性を知ったし、ハイローシリーズがドラマ始まりなことにも驚いた。本当に何も予備知識がなかったので、村山が何者なのか(回想でしか出てこなかったから、誰だったんだあの山田裕貴……ってなってた)もここで理解した。
ハイローの本編シリーズもいつか見たいけど、まずは今のこの流れのやつ〜と思って、調べてザワを見ることにした。配信サービスって便利。Hulu使ったことなかったので、お試し期間を有効活用できた。サンキューHulu、1ヶ所で全部見られるありがたさよ。
ザワの轟というトンデモ夜明け爆弾
あまりにもびっくりして消化が追いつかなくて「ちょっと待って???」みたいなうめき声が出た。ザワ→ザワクロと見た人でもザワクロの轟はびっくりするような精神面の変貌を見せていたんだと思うけど、ザワクロ→ザワ→ザワドラマ版→ハイロードラマ版と映画1作目の鬼邪高部分ざっくり~って感じで遡っていった私はもう、気づいたときには遅効性のエモに全身沈められていた。
え、こっわ。とんだ落とし穴だな?
何がドツボだったかって、ハイローからザワに入って以降の轟の変化、もっと言うとその早さ。この男、これまで煮詰め続けてきた自分の中の拗れなど諸々を花岡楓士雄の出現でぶっ飛ばされたんだ……ってなって、もうそこから先あまりにもツヤツヤしてて最高に愛おしい救われっぷりだった。
まあ言うて轟は救われたつもりはないし、楓士雄も救ったなんて微塵も思ってないけど、楓士雄が鬼邪高に現れたことで最も影響を受けたのは轟なのは間違いないので、ある種の夜明け。これは夜明けです。
ザワドラマ版(エピ0なのかOなのか、表記が混在してる……?)も見た感じだと、轟自身薄々自分に足りないものがあるのは自覚してるし、万が一村山に勝ったとしてもそれが手に入るわけじゃないってのも分かってたんだろうけど、だからといって納得して受け入れられるほど大人じゃなかったんだろうなって。昔ほどクソガキ(転入直後の精神面がクソガキな轟、これはこれでわりと好き。ザワクロ時点の轟にならちょっとした黒歴史かもしれない)ではないものの、轟の本質って言語化するのが難しいタイプのやつだから、直接バトって惹かれて結果長いこと一緒にいる辻や芝マンには感じ取れても、他にはなかなか届かない。強いことは頭になるために必要だけど、強いだけじゃ頭になれないんだよな。その辺も含めて再びのタイマンで改めて突きつけられつつ、すんなり飲み込んで開き直れるわけでもない。
そんなタイミングで戻ってきたのが楓士雄だったもんだから、ボーイミーツボーイ的に轟の物語がハイローから切り離されてザワ方向へ動き出したんだなあって思った。
ザワってハイローとザワクロのちょうど中間点って感じで、ザワクロほど高校生の青春群像劇に振り切ってるわけじゃない。ザワ見た後だとザワクロが可愛く見えてくるから、そろそろ心の治安がハイロー準拠になってきてしまった気がするけど、ともかくザワ以降の轟は年相応なムーブしてるというか、高校生の今しか手にできないもの、大人になると難しいことに触れる機会を与えられたことで、クールすぎて他人を寄せつけないできたゆえの脆さみたいなのを克服したように思う。
強くなろうと決めた元々のきっかけが復讐心なぶん、ここへ来て頭になるのを目指すこと自体にはどこか空虚な感覚も生まれていたっぽい轟に対して、楓士雄があまりにもさらりと加勢を求めてきたのは衝撃だっただろうし、畏怖や反発じゃなくて純粋な興味の視点から強さを認められるってのは空いていた懐にもぐり込まれたクリティカルヒットだと思う。自分の強さを他人に求められたことが初めて、それもこんな真っ直ぐに向かってこられたら、ねえ?目が治ったら一番に、って言ってた約束をこんな風に使ってくるの、おもしれー男ってなるよそりゃ。
もちろん、鬼邪高や仲間のために動ける楓士雄のあの圧倒的光な振る舞いを轟が受け入れられたのって、楓士雄が気持ちいい性格してるからだけじゃなくて轟自身に変化の兆しがあったからだし、出会うべくして出会って共闘するに至ったんだなってこっちがニヤニヤしてしまった。こういう王道激アツがくすぐったいけど、めちゃくちゃ似合う土壌だからこそいい。
その後の轟に関してはもう、ただのいい奴。なんなら楓士雄のことを頭として育成しはじめたんか?みたいに感じるところすらある。vs鳳仙で佐智雄見て驚く楓士雄を気にかけたり、絶望団地の戦いで「お前はダチを探せ」ってやるべきことを自覚させたり、わりと早いうちからいい奴してる。鳳仙との喧嘩の後で鈴蘭のこと話して楓士雄のあの反応見て手を叩いてたの、まさしくおもしれー男に対して贈る賞賛だし、最後のタイマンの後の振る舞いとか無意識領域で楓士雄のこと気に入ってなきゃやらないでしょ。
強さがどうとかそういうのと違う次元で鬼邪高の頭を務めるべきはこいつだって受け入れられたからか妙に晴れ晴れしてて、実に高校生してる。自分から誘われに来るし。君は絶望団地出身じゃないもんね、同窓会行きたいって主張しないと呼ばれないもんね。可愛いかよ。
そしてまた村山が自分自身色々考えながらも、全日の面々に対しては自分なりに責任ある先輩してて最高にかっこいい。轟一派は全日ながら大人のドンパチに参戦したことあるけど、ザワは途中から、ガキで許されるうちは思う存分そのありがたみを享受しろって村山からのアドバイスなんじゃないかなって思って見てた。
ザワの最後で卒業していく村山が私はめちゃくちゃ好きで、ガキと大人の間にいた村山は大人になる道を踏み出したわけだけど、同じタイミングで轟は今しかいられない青春の真っ只中に漕ぎ出すのが麗しい対比でオタク心をガンガンつっつかれた。
ところでザワ→ザワクロって、作中3ヶ月しか経過してないんだってね?轟ちゃんすごい勢いで変化していっててとんでもないな。あと最初に村山とボコられてから眼帯してるのはシンプルにサービス旺盛だな。オタクのことはとことん仕留めるという製作サイドの強い意志を感じる。
他で言うと、沢村が集中治療室に運ばれた後の小田島のセリフで、自分たちが高校生という自覚を持ってるのが地味に好き。あと、最後の絶望団地の戦いのシーンで殴り込む前に楓士雄が「ウジャウジャ出てきた。ゴキブリが」って吐き捨てるの、ああいう系の邪悪は楓士雄にとって邪道オブ邪道なんだなって分かって興奮した。普段すっきりした性格の子がああいう風に見下した目で蔑むの、いいよね。
ザワは他にも色々好きなシーンあるけど、書き出すとキリがないからこの辺にする。個人的に、ザワ見るならドラマ版も一緒に見る方がいいなって思った。
結論:ザワクロから見ても大丈夫
ザワの履修終えたらまたザワクロが見たくなったから、おかわりした。
解像度上げた状態で見るとこれまた新鮮で、相変わらず天下井と須嵜で泣いたし、轟の振る舞いが刺さりまくってそっちでも泣いた。いやほんと、ザワから3ヶ月でこれか。いやまあ、ザワの中盤からもうずっといい奴だったけど。それぞれ一派は維持してる鬼邪高メンツがそれでも楓士雄を頭として信頼置いてるってのが余計理解できたので、三校連合の強襲を食らっても各々が戦いながら再びまとまるのめちゃくちゃ良かった。仲間意識がある集合体と、そうじゃない集合体。そこに仲間意識が軍団という形にまで練り上げられた鳳仙が参戦するわ、ラオウ一派は少数なのに別格っぽいわで、これはもう祭なんよ。やってることが喧嘩だってことを気にしなければ、こんなに青春してる物語もそうそうない。最後焼きそば食べてるし、やっぱり祭だ。最後の溜まり場のシーン、あまりにナチュラルに溶け込んで焼きそばがっついてる轟に気づいてしまって微笑ましかった。いやもうね、青春は楽しんだもん勝ちだから。
もしザワクロがちょっとでも気になるなら、本当に何ひとつ分かってなくても楽しめると思うので上映している間に観といた方がいい。デカい主語で括っちゃうけど、オタクならなんかしら刺さる要素があると思う。
というわけで、私もまだ映画館で見られるうちにあともう1回は行っておきたい。なんせ、副音声アプリの存在に昨日気づいてしまった。ほんと何もかも後から気づくんだけど、楽しいから大満足。
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